子供の頃に遊んだミニ四駆って何であんなに楽しかったのかって、やっぱり色んな種類のマシンがあったりパーツ組み合わせてカスタムしたりってところに男心をくすぐられたと思います。
今回レビューする横スクロールアクションゲーム「ダッシュでバトル」は似たような雰囲気を感じました。
このゲーム、操作性はタイミング合わせてタップだけと凄く簡単です。ビルの隙間に落ちないようにジャンプするだけのゲームですので。
簡単操作だけど、でも色んな要素が盛り込まれているので飽きさせない工夫がされています。
- アクションゲームだけどストーリーがある
- 主人公とアイテムにレベルとステータスがある
- 各ステージにはボスがいて結構強い
- レアアイテムがあるのでコレクション要素が強い
- アイテムとアイテムを組み合わせて合成することができる
というように、アクションゲームですけどRPGの要素を盛り込んでいるのが「ダッシュでバトル」の面白いところです。
ゲームの基本情報
- 題名 : ダッシュでバトル
- 種類 : 横スクロールアクション
- 記録 : オート
- 画面 : 縦向き固定
- 料金 : アプリ内課金あり
アクション操作は3種類のジャンプのみ
「ダッシュでバトル」はゲームのジャンルとしては、横スクロールのアクションゲームです。
CPUの敵と1対1でバトルします。
肝心の操作はマリオのように自分で動かすのではなく、スタートしたらキャラクターは勝手に右横に走り出します。
走っている場所はビルです。色んな高さのビル、そしてビルとビルの間は隙間・・要は穴。
このビル間をジャンプで越えてゴールを目指します。

ジャンプですが、種類は3パターンあります。
- ジャンプ : 画面どこでもタップ
- 2段ジャンプ : ジャンプ中にタップ
- ローリング : タップからの長押し

大体は通常のジャンプでOK。
たまに高いビルに乗り移る時に2段ジャンプ、ローリングは体を回転させてホバーのようにジャンプの飛距離を伸ばす方法で長い穴も飛び越えられます。
アクション操作はこの3つのジャンプだけなので、タイミングよくタップするシンプルなゲームです。
ただジャンプするだけのゲームだったら面白いとは思わなかったのですが、能力値とアイテムの存在がこのゲームを深くしています。

ただのアクションゲームではないRPGの要素
ダッシュでバトルのアクションは走るとジャンプなので、主人公と敵は「シューズ」を装備しています。シューズには能力値が備わっています。主人公と敵にも。
ただ走るだけなのに能力値は7種類と多いです(重さも関係あります。)

そして主人公とシューズ、それぞれにはレベルがあり能力値に影響します。この能力値が低いままだとボスには絶対に勝てません。
そこでシューズを性能が良い物に変えなくてはいけないのですが、方法としてはショップで買うか敵から「ぶんどる」かします。

更にシューズには「スパイク」を付けるソケットが、シューズとシューズのレベルに応じた数だけあります。
スパイクには色々な効果があるので何を付けるか、シューズとの組み合わせで考えます(とりあえずスピードが速くなる系を付けておけば問題なかったりしますが。)

シューズとスパイクは全部で100種類あるので集めていく楽しさがあります。もちろんレアアイテムもあって、最強のシューズは「合成」しないと作れなかったりとか。


そんなわけで敵と戦ってキャラクターを成長させて、アイテムを集めて、ボスを倒してというのはまさにRPGですね。
因みに最初のボス。
序盤で手に入る中では全体的に高めの能力値である「ハイパーシューズ」を手に入れて、一度も穴に落ちずにゴールまで行けたら何とか勝てました。
強い武器を手に入れたらボスに勝てるようになるのもRPGあるあるです。


良くも悪くも適当で軽いゲーム
ゲーム全体のテイストはゆるくて、良い意味でふざけてます。
主人公の名前が「ビルダッシュ有」の時点でつっこみどころですが、敵の名前も割と適当な感じします。


後はそんなダメなところって訳でもないですが、良い意味でも悪い意味でもライトであるという点は大きいかなと思います。
アイテムが豊富で合成まであるとはいっても、どっぷりのめり込まないといけない程のやり込み要素でもないです。
ストーリーも軽いレベルで。
アクション操作がシンプルなのも相まって、やはり暇潰しに軽い気持ちでプレイするくらいが丁度良いかなと。性質上どうしても単調を感じてしまうのは否めません。
あとガチャがあるので一部課金要素はありますが、ゲームを進めるだけなら無料で問題なくいけます。

個人的には「シューズ」と「スパイク」ってところが目の付けどころが良いなと思いました。くすぐられる人いるんじゃないかなって。
割とこのゲームにハマるかどうかは子供の頃の経験が左右されるような気がします。

