これ作った人、絶対なにかしら心に闇をもってるだろ!?
と言っちゃいたくなるくらい、ある意味よくぞ作ってくれた!なゲームアプリ。
発想が斬新すぎますし、なまじ下手にのめり込んでしまったら夜な夜な夢に出てきてトラウマになるんじゃなかろうかと。ちょっと不安にもなります。笑
何だろうこのゲーム。
ダークな世界観とかブラックジョークとか。
さすがに生首好きはいないでしょうし、病んでるまでは言い過ぎですが、捻くれたユーモアさみたいな、普通はつまんない!って人には打ってつけです。
あと、気軽にプレイできて簡単過ぎないアクションゲームをもとめてる人にも勧めたいです。
ゲームの基本情報
- 題名 : 私、転がります。
- 種類 : 横スクロールアクションゲーム
- 記録 : オート
- 画面 : 横向き固定
- 料金 : 完全無料
いかにシュールな世界観かを説明
とにかく言えることは、シュールに尽きるゲームという事。

まず、ゲーム画面を見たらわかると思いますが、全体的にカラーはブラックです。ジョーク的な意味でも。
アクションゲームという事で気になる操作キャラは何なのか。
顔です。顔だけ、だから生首。しかも転がって進んでいくって倫理的に大丈夫なのかこれ。笑
この時点で相当にチャレンジャーなのですが、顔はタップしたら「あああああああ”あ”----っ!!」とおぞましく絶叫します。そして飛びます。
生首が転がって飛びます(注:決してホラーゲームではありません。)
ステージ上に配置されている魂的なものを拾いながら、ボイス付きの絶叫を奏でる生首をうまく操作して横スクロールに進めるゲームです。

生首は一つだけではなく、謎の木から新しいのが成ります。魂的なものを養分として。
顔は42個もあるっぽいので、コレクション要素もあります。
世界観の構築にはBGMの要素も大切ですよね。BGMは聴いているとどことなく物哀しい気持ちになります。
ピアノの音色が綺麗なんですけどね。
暗く描かれたステージ、雨が降っている感じとか、シュールで統一性のある雰囲気作りは見事です。
ちなみにApp Storeでのジャンル表記は「ドラマチック頭アクション」
ドラマチックとは…(?)


シンプルだが一筋縄ではいかないゲーム性
ジュールさだけではなくゲームとしても面白いです。

操作はいたってシンプル。
タイミングよくタップを長押しするだけですが、このタイミングというところがキモになります
ステージ上にはところどころ、段差や落とし穴があって、もちろん落ちたらゲームオーバーなので穴をかわさないといけません。
顔は常にゆっくり回転しながら右へ進んでいくため、タップして生首を飛ばす必要がある、というわけです。
ですが、この飛ばし具合は簡単ではなく。
顔の向きと反対に飛んでいくためにタイミングを考えないといけないですし、長押しの長さでどこまで飛んでいくかが変わります。
押してる間も顔は回転しているから、ずっと押しっぱだと顔は大きく円を描くイメージです。
物理演算を使っているとは思いますが絶妙な不安定感もあって、この顔を操る操作は感覚をつかむまで少し慣れが必要になります。

やり込む楽しさを兼ね備え鬼に金棒
次に顔の種類が豊富、というのは既に言いましたが、叫び声も全部違います。
「ほほほほほほー」とか。同じ「あ」でも声のトーンが違ったり。
だから音無しでもプレイは可能ですが、ぜひ音有りで。イヤホン推奨です。
自分はパンダ顔にハマりました。
文字は「あ」だけど、ボイスは「ぱんだ、ぱんだー!!」言っててウケます。笑
パンダ顔のようにユニークな顔も多いからこそ、42もどんな顔があるのか、つい気になってしまいますね。

またこの生首、あろう事か歳を取ります。
ステージには数字が書かれた旗があって、旗を通過すると1つ歳をとる顔くん。
しかも8歳で「医師免許を取得する」顔いたりと、やたら成長が早い顔くんです。
13歳で「結婚する」早いなーと思ったら、14歳で「風邪で遠足を休む」あれ?って。笑
画面右に年表のように書かれる顔くんの成長記録。毎回違うからこのネタ感が楽しいです。
よってまとめますと、シンプルでわかりやすくあってかつ、やり込み要素もあるのでついついハマってしまう類いのゲームになります。


そんなわけでまだ20歳もいけてないのでステージがどこまで続いているのかわかりませんが、噂では100歳まであるとかどうとか。
というように私はまだ余り進められていませんが、それだけ第一印象で「あ、このゲームは面白い」と感じさせてくれるゲームでした。