スマホで無料で遊べる『ピンボールバトラーズ』というゲームのレビューです。
ピンボールバトラーズは『ピンボールゲーム』をベースに『RPGのバトル』の要素、更に『モンスターを集めて育成』する要素が融合されています。
世代によっては懐かしのゲームが見事に今風にアレンジされた良ゲーです。
ピンボールと聞いてピンと来る方はどのくらいいますかね。2000年以降に産まれた方はピンと来なさそう・・・。
でもピンボールを知らなくてもこのゲーム、無料ゲームとは思えないほど色んな要素が細かく作り込まれていて完成度が非常に高い。
思わず夢中になって遊んでいる自分がいました。
大きくは2つ。
- ピンボールがバトルフィールドに敵をやっつけるゲームだけど、攻撃方法とかフィールドの仕掛けが多彩なので単調のようで単調にはならない
- モンスター1体1体、個性が違うし絵柄もポップでコミカル。つい1体1体を育てたくなってしまう
何より、モンスターを集める系のゲームとしては珍しくガチャが無いのも特徴です。程良い難易度なので無課金でも十分に遊べます。
ゲームの基本情報
- 題名:ピンボールバトラーズ
- 種類:タイミングアクション / RPG
- 記録:オート(ステージバトル中は不可)
- 画面:縦向き固定
- 料金:アプリ内課金あり
細部まで作り込まれたバトルシステム
ピンボールバトラーズはモンスター同士がピンボールの盤面上で戦うゲームです。既存のピンボールゲームに魔法で戦うRPGバトルを合わせたところがユニークな点で。
いわば超次元ピンボールバトル。って言うとイナズマイレブンの響きな感じですが、でも近いです。
イナズマイレブンはサッカーをベースにドラゴンボールのようなノリで何でもありな面白さがありますが、ピンボールバトラーズも同じような発想のユニークさがあります。
しかもただの発想のユニークさだけではなくって、色んな細かいところまで考えられて作り込まれている点が凄いと思いました。
その魅力を一つ一つ語っていくと長くなるので、特徴的なところだけ。大きく2つの視点で見ていきます。
まず、バトル画面は↓このような感じです。2つというのは、バトルにおけるモンスターの一番の個性とも言うべき『魔法による攻撃』そしてバトルフィールド内に仕掛けられた『多彩なギミック』です。

モンスターがユニークな魔法を使って戦うゲーム
ピンボールゲームの中でモンスター同士がどのように戦うか、というところで。攻撃方法には大きく2種類、物理攻撃と魔法攻撃があります。
物理は単純で敵にぶつかって体当たりをする事なのですが、魔法攻撃は種類が豊富でしかもモンスターごとに全部違います。なのでモンスターによって個性が明確に表れるのが特徴的で。
特に魔法攻撃の面白いところは魔法には『タイプ』が存在します。魔法を放った時に どのような軌道を描くか ですが、タイプも種類が多いです。
私が2~3時間プレイした中で分かった魔法のタイプ。
- バレット:ストレートに敵に飛んでいく
- サテライト:術者の周りをクルクル回転する
- トラップ:時間差で発動する範囲攻撃
- ボール:触れると効果を発揮。フリッパーで操作可能
- サークル:周囲の敵に攻撃と衝撃を与える
- チェイス:何度か敵を追尾する
- レーザー:速度の速い直線攻撃
- 必中:敵や味方に必ず当たる
- タックル:敵に向かってモンスターが突進する
魔法のタイプだけ見ても凄く考えられてますよね。体感的にはバレットタイプの魔法が多いのかなって気がしますが、同じバレットでも軌道の仕方や威力はモンスターによって様々です。


厄介なのが魔法によっては敵だけではなく、術者自身や味方のモンスターまでくらってしまうものがあります。
例えば『トラップ』のタイプで火種Sという魔法。発動するとその場にトラップを仕掛け、時間経過で円形に炎が広がります。

この炎は敵だけではなく味方もダメージを受けます。なので魔法は基本オートで発動するのが便利で良いですが、トラップタイプは手動で発動した方が良かったりします。
『敵味方関係なし』は他にもあったりするので、こういったハチャメチャ感はゲームとして難しいですけど面白いです。

次に魔法の発動方法について。その条件はピンボールの仕組みが上手く使われています。
魔法は魔法ごとに決められた数の『MP』を消費して発動できますが、MPの貯め方が実にピンボールならではで。
盤面にはクリスタルが乗ってる『バンパー』『スリングショット』と呼ばれる障害物があります。

バンパーとスリングショットにモンスターが当たるとMPが 1 貯まります。例えばホシハムの魔法『スター弾』はMPを3つ消費して発動できます。なので3回当てるとホシハムはスター弾を放ちます(魔法をオートに設定している場合。)

面白いのがバンパーとスリングショットにMPの回数が設定されている点です。通常は当たったモンスターは、ピンボールなので物理演算でモンスターを弾きます。
それがMPが切れてしまうとモンスターを弾かなくなってしまいます。ずるずる下に落ちるだけ。

フィールド上のギミック(後述します)含めて、色んな状況変化があるのがピンボールバトラーズのバトルでして、プレイしていて楽しいです。
ギミックが面白いバトルフィールド
次にバトルフィールド。ピンボールの盤面上も色んなギミックがあり、楽しい部分。
どうしてもピンボールなのでプレイヤーが操作できるは画面下の「フリッパー」だけなんですよね(魔法を除くと。)

フリッパーで弾かれたモンスターは、割とバンパーとスリングショットに弾かれまくったりするので中々下に落ちてこなかったりもします。
良くも悪くも運による要素は強いです。
更に運の要素が強まりますが面白くさせているのがフィールドのギミック。スタンダードなステージ以外にも、森のステージや砂漠のステージなど変わり種ステージがあります。
例えば、とにかく障害物が多いのが森のステージですが、ステージ上の効果で魔法威力の強いモンスターが有利になっているので、モンスターの編成を工夫する必要があります。

また、砂漠のステージはサボテンにぶつかっただけでダメージを受けるのでHPの高いモンスターでないと辛かったり。
でも時間が経つと砂嵐はオアシスに変わります。オアシスはHPが回復するのでアメとムチなステージです。

というようにギミックは運の要素が強いですけど、でもちゃんとフリッパー操作も大事なので絶妙なバランスかなとは思います。
要はタイミングゲームというところですね。
フリッパーのどこで弾くかによって飛んでいく方向や強さが変わってきたり、タップし続けてフリッパーを上げたままにしておくとモンスターを下に留めておく事もできます。
先ほどのトラップの魔法とかもあるわけで。上手くタイミングをズラしたりもしないといけません。
何よりこのゲーム、敵と味方のモンスターが多くて6体くらい入り乱れます。味方は最大3体まで同時にフィールドを縦横無尽に弾き動きまわるので。
味方の位置、敵の魔法攻撃、味方のHPの状態など、意外と目線は忙しいです。
モンスターを集めるのが楽しい理由
ピンボールバトラーズはモンスターを集めていくのも楽しいです。これも理由は大きく2つかなと思いました。
ゲームの世界観がポップに描かれていて、モンスターもコミカルで可愛いのが多い点(所謂ゆるキャラ的な。)
あと集められるモンスターの数は100体以上いますが、それぞれ能力が個性的なのでそれぞれ育成したくなるという2点です。
つい楽しくなるコミカルな世界観
ゲームの世界観についてはメニュー画面を見て頂いたら一目瞭然なのですが。

ポップですよね。フォントといい、配置といい。
しかもメニュー画面上に見えるモンスターはこれまで集めたモンスターで描かれます。「全種類集めたら画面どうなるんだろう・・・」これも細かいながらもモンスターを集めたくなる理由。
BGMも雰囲気に合っていて、メインテーマの曲は歌詞があってボーカロイドが歌っている、そんな世界観です。

画面の配置については斜めの線が多用されてはいますが、見辛さは感じませんでした。世界観と含めて見せ方が上手いです。

能力1つとっても個性的なモンスター達
本命の理由。モンスターごとに能力が違うので編成を考えるのが楽しいです。
主には魔法のところで説明しましたが、モンスターごとに使える魔法が違うという点です。でも魔法だけではなく。
モンスターには『HP』『たいかく』といった能力値がありますが、どの能力値が優れているかもモンスターによって違います。

しかも能力値の種類はどれもバトルに大きく影響するので育成、結構悩みます。
「『うん』なんて大した影響ないでしょ」と思いがちですけど、実は クリティカルでしか大きなダメージを与えられないモンスター もいたりして。侮れないです。

冒頭でガチャが無いと言いましたが、課金要素はあります。最上位モンスターをいきなり購入する事ができます。
そんなモンスター購入の画面↓

めちゃくちゃ強いモンスターも全てデフォルメなのがまた良い。
因みに課金しなくてもとんとん拍子に進められるゲーム難易度ではあります(ボスステージはそこそこ歯ごたえありますが。)

ゲームの流れとしては、ステージのレベル1から順番に上がっていく中で段々と仲間にできるモンスターの種類が増えていきます。
パラメータの成長はモンスターごとに伸びが違ったり。
また『鍛練』というメニューを使えばモンスターのパラメータをより成長させられますが、ただし1レベルにつき1回という制限があるので、どのパラメータを上げるか考える必要があります。

バトルにはバトル権が必要
満遍なく色んなモンスターを育てるためには色んなモンスターをバトルに参加させる必要があるのですが、難儀な点が1つ。
1回バトルステージをプレイするためには『バトル権』というのが1つ必要なんです。

最大5つのバトル権を持っていますが、5回バトルして無くなるとバトルができません。そうなるとしばらく時間を空けないといけなくなるのです。
バトル権は30分経過すると1つ回復します。つまり、5つ全て回復するには 2時間30分 待つ必要があります。
他にもボスステージをクリアすると全回復します。あと、『ジェム』というのを100消費すると全回復しますが、ジェムはそんなに多くは増えていきません。育成でも使いますし。
だからがっつりプレイできるわけではないのが難儀です。ひまつぶしにプレイするくらいが丁度良いのかもしれません。

以上です!
このゲームは要素が多すぎて書けなかった事が沢山あります。
まだまだ『星』とか『コンボ』とか『アビリティ』とか『状態異常』とか色々あるので、全て考えながらプレイするのはかなり大変です。
なのである程度を運に身を任せるのは仕方がないゲーム。
それだけ制作者のこだわりもひしひしと感じられるゲームではありました。ガチャの無いゲームバランスとかユーザーフレンドリーで好感がもてますし。
簡単操作なので移動中でも気兼ねなくプレイできます。