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「テラセネ」良質な雰囲気ゲーム×ほど難アクションは短くも満足度高い【レビュー】

テラセネ~ゲーム画面1

アクションゲームとノベルゲームの雰囲気が融合したかのようなスマホアプリゲームのレビューです。

ゲーム性以上にセンスの良さに一発で惹かれました。それでいてさっくり1時間もあればクリアできるボリュームで気軽にプレイできます。

 

終始、夜の暗闇が描かれた独特の雰囲気なのにタッチは絵本風で温かみを感じる、とにかく世界観に惹き込まれます。

最初はお話がメインかと思ってましたが、アクションゲームの部分がほど良く難しいので意外とやり応えあり。

『見守りゲーム』とか『恋い焦がしディフェンスゲーム』とか、独特なゲームジャンルなので、ありきたりなゲームに飽きた人には良い刺激になるかと思います。

 




ゲームの基本情報

  • 題名:テラセネ
  • 種類:アクション / ノベル
  • 記録:オート(チャプター単位)
  • 画面:横向き固定
  • 料金:アプリ内課金あり

 

テラセネ ノベルゲームxディフェンス それでも君を照らしたい

テラセネ ノベルゲームxディフェンス それでも君を照らしたい

Takeshi Kiri無料posted withアプリーチ

 

アクションとノベルを楽しめるゲームの流れ

まずはゲームの全体像から。

物語はチャプター区切りで、全部で7つのチャプターがあります。1つのチャプターは5分~10分、なのでクリアまでに1時間はかからないボリュームです。

ゲームが始まるとお話が展開→そしてバトルという流れで。バトルにはザコ戦とボス戦があります。

物語1 → ザコ戦 → 物語2 → ボス戦

7チャプターともにこの流れです。このバトルのアクションパートと物語のノベルパートはシームレスに展開していきます。

 

アクションパートはほど良く難しい絶妙な難易度

恋い焦がしディフェンスゲームとは何なのか。

プレイヤーは太陽となってヒロインである吸血鬼の少女を守ります。

吸血鬼なので光はダメ。そのためステージは全て夜です。夜なのに太陽という不思議な関係性、こういうのも絵本チックだなあと思います。

テラセネ~ゲーム画面2

 

光はダメなのに太陽だから守る手段は 光 しかありません。これがアクションゲームのゲーム性として絶妙なバランスになっています。

理由は敵を攻撃すると同時にヒロインも攻撃してしまう危険性があるからです。ストーリーとも絡まって何とも言えない切なさがあります。

 

具体的に見ていきます。

太陽は常に光を放ちながら時計回りに回転しています。タップするとタップし続けている限り反時計回りに変わります。

テラセネ~ゲーム画面3

 

太陽の真下には常に少女が立っています。少女は傘をさしていて、傘をさしている間は太陽の光が少女に当たっても問題ないです。

テラセネ~ゲーム画面4

 

敵は基本的には少女を狙って近づいてきます(中には太陽を狙う攻撃もあります。)もし、敵が少女に接触してしまうと、少女は傘を落としてしまいます。

テラセネ~ゲーム画面5

 

するとプレイヤー自身の攻撃(太陽の光)も少女にダメージを当ててしまうようになります。

しばらくすると少女は傘をまたさして、少女の体力も自動的に回復。

少女が傘をさしている間は少女を気にすることなく、ただ敵を攻撃していれば良い。でも、傘を落とした瞬間からは上手く少女をかわして敵だけ攻撃しないといけない。

この急に難しくなる感じ、下手したら一気に少女の体力が無くなってゲームオーバーになることも(何回かありました。)

操作はタップだけの非常にシンプル、ですが傘の状態によって難易度が変わるので、結構歯ごたえのあるゲーム性です。

 

加えて攻撃方法の光には種類があります。全部で5種類。

敵を倒すと手に入るオーブを消費すると光の種類を変えることができるので、状況に応じて切り替えながら戦うと面白さが増します。

テラセネ~ゲーム画面6
テラセネ~ゲーム画面7一番コストの高い全方位を攻撃できる「フレアスカート」は威力抜群ですが10秒経過で「シングル(ノーマル)」に戻ってしまいます

 


ノベルパートは吸血鬼の少女の詩的な恋物語

ゲームを開始すると割と唐突に物語が動き始めるので「少女が行動する目的は何なのか?」「太陽との関係性は??」

いくつか頭に?が浮かびます。

テラセネ~ゲーム画面8

 

そんなのお構いなしに少女はとにかく屋敷から飛び出してどこかに向かい続けるんですよ。それを阻止しようとする敵にひたすら太陽が守り続ける。

平たくいうとこの展開しかないのですが、物語部分の文章は非常に短いので逆に想像力をかき立てられます。

短いというか、小説のように長い文章を読ますタイプではなくて、短くも詩的でいてまとまった物語が楽しめる感じです。

因みにラスボスは・・・「プレイヤーが太陽なのでやっぱりそうきたか」となるのではないかと思います。

 

登場人物(?)は少ないのですが、少ない中でも個性的なマスコットキャラクターがいてちょっと癒されます。

給仕悪魔ベア―、実はチャプター1のボスです。

テラセネ~ゲーム画面9

 

彼(?)の愛らしさが発揮されるのはゲーム本編よりもショップ内のやり取りでした。

ショップ画面に入ると給仕悪魔ベア―の「アイテムをご用意いたしましたクマ」とコメントが見えます。

テラセネ~ゲーム画面10

 

画面左の「高いわ!」でつっこみを入れてみるとリアクションを返してくれますが、パターンの数がめちゃくちゃ多いです。

つっこむ度にリアクションが変わるその数、33個も用意されていました。

テラセネ~ゲーム画面11ちょっと可哀そうに思えてきたと思いきや
テラセネ~ゲーム画面12段々と雲行きが怪しく
テラセネ~ゲーム画面13図々しさが前に出てきます
テラセネ~ゲーム画面14挙句の果てにはセールスを方向転換する始末です

 

ただごめんなさい、どうしても語尾がクマはペルs・・・(謎の圧力が働いた模様

 



一つ難癖をつけるならば画面が暗い事

独特な世界観のテラセネですが、ユーザーレビューの評価は結構高めです。実際にプレイしてみても余り不満はなかったです。

あえての難点をあげるとするなら・・・。

まず、ボリュームが少ないというところで少し物足りなさはありました。

でも一度クリアすると今度はハードモードをプレイできて、ストーリーも変わるので倍楽しめる分丁度良くも思えます。

テラセネ~ゲーム画面15

 

あとは物語がずっと夜なので基本は黒一色である点です。仕方の無いことですがどうしても見えにくい問題は出てきてしまいます。

つい明るさを上げたくなりますね。

アニメのバトルシーンでも暗闇だと何が起こっているのか分かり難い時ありますよね。できたら明るいところで戦ってほしいと思ってしまう自分がいます。笑

 

ユーザーレビューの中には各光の効果がわかりにくいという意見がありました。確かに文字の説明だけではイメージしにくいところはあります。

でも、一度使えば一目瞭然で理解できる代物なので、個人的には気にはならなかったです。

オーブが貯まり難いというのもありましたけども、これも自分はそんなに感じなかったです。普通のプレイで最後の方は2000を超えていましたし。

ただ何だかんだノーマルの光が一番使いやすかったりするのでノーマルのままで良いかなというのはありました。

 


とにかく世界観にハマるゲームの見せ方

テラセネは2種類のアイテムが課金で購入できますが、買わなくても問題なくクリアできます(給仕悪魔ベア―には悪いですが。笑)

なので基本は無料のゲーム。でもセンスの良さは有料級に思います。

ゲーム性うんぬんよりも見せ方、世界観の部分が素晴らしくてちょっとプレイしただけで「これは誰かに紹介したい!」と思ったゲームです。

特にチャプターを選択する画面はこだわりを感じます。

↓の画像ですけど、左のイラストはそのチャプターをクリアすると色が付きます。そしてチャプターごとにイラストがありますが、繋げるとこれも一つの物語になっています。

テラセネ~ゲーム画面16

 

BGMがまた良い雰囲気を作ってくれるんです。チャプター選択画面とかストーリー部分はしっとりとしたピアノ曲で、ボス戦になるとオーケストラで盛り上がります。

クリアするとサウンドモードが追加されるので好きな曲を自由に聴けるようになります。こういったオマケ要素は嬉しいです。

テラセネ~ゲーム画面17

 

もう一つのオマケ要素は『図鑑』の存在。図鑑は初めから見れますがプレイしたところまでの敵について説明が見れます(ただしオーブを消費します。)

図鑑が良いのはボスに合わせるとそのチャプターのストーリーを見れるところです。文章だけを読み返せます。

テラセネ~ゲーム画面18説明は全てこのイケメンらしい給仕悪魔ベア―がしてくれます

 

 

以上です!

ノーマルモードのクリアまでならさっくり終わってしまうと思いますが、ハードモードは一気に難易度が上がるので一筋縄ではいかなくなります。

でも物語は絵本調で良い意味で童心に帰れるので、こういうゲームをたまにプレイするのは有りですね。癒されます。

テラセネ~ゲーム画面19

 

テラセネ ノベルゲームxディフェンス それでも君を照らしたい

テラセネ ノベルゲームxディフェンス それでも君を照らしたい

Takeshi Kiri無料posted withアプリーチ

 

 




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むーさん

自宅からの通勤電車時間は約40分。寝たくても満員電車で寝られないから、何となくいつもスマホいじってます。

特にこれという事もなく、半ば無意識かの如くニュースサイトやマンガアプリを起動。何かこの時間がもったいない。


スマホのアプリ。Google PlayストアとApp Storeあわせるとアプリの総数は500万以上もあるんです。まだ知らないもっと面白いアプリが沢山あるはずなんです。


電車なので、周りが気にならないような、途中でもさっと終われるような、40分の時間を忘れるような、ついでにストレスも忘れて癒されるような、そんなアプリを見つけたい。

という願望からこのブログ、がんばっていきたいと思います。