※今回の記事は客観的な分析は一切なく、ただただ主観で語っていますのでご留意ください
アナザーエデン、正直かなりおもしろいです。
私は子供のころ、色んなRPGを(特に旧スクウェア作品を中心に)夢中で遊んでいました。
アナデンをプレイしていると当時のような感覚がよみがえってくるというか、思わず夢中になってしまっている自分がいます。
何でこんなにハマっているのだろう?
どこにその要素があるのか?
プレイ時間は多分、ざっと200時間は超えていると思うのですが、改めて熟考してみると・・・
やっぱりバトルがおもしろい。
バトルシステムの完成度が高い。
隊列を下げたり上げたり(入れ替えたり)というたった1つのアクションだけど大きく2つの役割があり、それが非常に重要な役割で、かつボスが多様的で絶妙に強すぎるので、必然的に長期戦になり頭を使わないとレベルがMAXだろうが勝てない。
つまりはシンプルでいてかつ奥が深いゲーム性である。
あともう1つあげるとすると、サブイベントのお話、特にキャラクター専用のクエストに良い話が多い、というのもあります。
個人的にはメインストーリーよりもそっちの方が結構感動しますね。
どちらにも共通するのが、100人を軽く超える仲間キャラクターの個性がそれぞれしっかりと形成されている点がすばらしいと思いました。
なのでそのあたりについて、深く書いていきたいと思います。
鬼畜レベルに苦行なアイテム集め
当ブログでは以前にアナザーエデンのレビュー記事を書いておりまして、またレビューっぽい似たような記事なので内容がかぶる点は多々あると思います。
以前は大体プレイ時間が50時間は超えたなってところで書きました。
それから5ヶ月経過して、アナザーエデンに関してはどんなに時間がなくても毎日1時間以上はプレイしてましたので、軽く見積もってもトータル200時間はゆうに超えていると思います。
そして前の記事をあらためて見直すと、わりと広く浅くになってしまっているなといったところで、、
本当に書きたかったことがうまく深堀りできていません。
当時は気づけてないですけどね。まあ当時よりもさらに熱量があがっているからというのもあります。
そんなわけで前回の反省もあり、今回は狭くいきたいなと、テーマをバトルとキャラクエの2つだけに絞りました。
しかしアナザーエデンは本当に鬼ボリュームです!(突然)
ごめんなさい、やっぱり1つテーマを足します。笑
というのも200時間経過してもまだストーリーは第2部の途中だったりします(第55章らへん。)

これは私のプレイスタイルで、サブイベント含めて現時点でやれることは全て制覇してから次のストーリーに進みたい、という理由もありますが、、
それにしても鬼畜レベルな作業量です。
ではどういった点が作業を強いられるのか?
要点だけあげてみます。
・単純にストーリーが長いので呼応してマップ(ダンジョン)の数も多い
・メイン以外のサブイベント、特にクエストの数が多い
・クエストの中でも外伝クエストは1つが軽く数時間はかかるほどの長さ
・後半になるとバトルはザコもボスも強いので、準備含めて時間がかかる
実はそれ以上に一番は、素材などのアイテム集めに時間がかかることです。
というか必要なアイテム数が鬼畜に思います。
特に書物系ですね。
仲間キャラのクラスを上げるために必要なアイテムである書物。
みなさん、書物となると真っ先に夢詠みの書が~となるのですが、何気に嘆きの書も十分すぎるくらいにツライ・・・。

確率的には夢詠みの書の方が低くても、必要数は少ないので、運が良ければさほど時間はかからないパターンはなきにしもあらずです(いやめっちゃ確率は低いんですけどね。)
ただ嘆きの書は★5にするためには90個必要という、この物量だけはどうしようもないので、運とか関係なしに物理的に時間がかかります。
個人的には90個ってこの数の多さの方が心理的ハードルが高く感じてしまうんですよね。
ダンジョンをとにかく周回しまくらないといけない、というのは夢詠みの書も同じくではありますが・・・。
それでも嘆きの書の必要数はもう少し調整の余地はあったのではないかと思います。
仲間キャラの多さ、そしてガチャにおける★5の出現率などから考えると、★4は10で★5は30・・・せめて50にするべきバランスではないかと。
その結果、社会人(というよりかは仕事が忙しくて時間がない人)がこのゲームをやりこむのはかなり敷居が高いものにしあがってしまっていると思います。
とはいえそれでも投げ出さずに私がアナデンをプレイし続けているのは、やはりその苦痛以上におもしろさを感じているからです。
なんかもう、執念みたいなのに変わってるかもですけど・・・笑。
シンプルで奥が深いバトル性が本当にすばらしい
アナザーエデンのバトルシステムはシンプルなコマンド方式です。
攻撃は通常攻撃か仲間固有のスキル(物理と魔法)のどちらか、攻撃には属性があって地水火風と物理は3つ(斬・突・打)あります。
属性とかは大抵のRPGに備わっていたりしますが、アナデンのバトルがおもしろいのは「メンバーチェンジ」につきると思います。
このメンバーチェンジは凄くよくできていて、アクションとしては表に出ているメンバーとサブメンバーを入れ替えるだけ。
といったワンアクションに対して、期待する効果が2種類ある点がミソで、
- 表に出たときに、味方や敵にバフデバフ効果をかけられる
- サブメンバーは、毎ターン終了時にHPとMPが10%回復する
そしてもう一つバトルの特徴として、
バトル中にアイテムを使うというコマンドがない
この3つのおかげで非常に歯ごたえのあるバトルが楽しめます。
まず、アイテムが使えるRPGだと簡単に回復できて何度も生き返らせてってなるので、アイテム使える=ヌルゲーみたいなところがあると思います。
例えばFFならフェニックスの尾は5個までしかもてないとか制限があっても良さげです。
某ゲームのキャラに言わせると「アイテムなぞ使ってんじゃねえ!」って感じですね。笑
#知らない人は↓の動画をご参照ください
>>【テイルズ】バルバトスの「アイテムなぞ使ってんじゃねえ! 」をまとめてみたよ
アイテムが使えないということは、仲間が死なないようにかなり気を使って戦わないといけなくなります。
しかしながらアナデンのボスは(特に後半)一筋縄ではいかない敵ばっかりで、強いです。
ボスが強い → ゴリ押しでは勝てない → 補助効果が重要になってくる
というところで入れ替えによるバフデバフ効果の重要性です。
あるのとないのではダメージ量が全然変わります(後半はバフデバフがないと即死級の攻撃をするボスが多い。)
ニクイのが、入れ替えによるバフデバフ効果の付与は1ターンのみである、というルール。
必然的にコロコロ入れ替えざるをえなくなります。
もう一つ、後半のボスはとにかくHPが高いです。
どうしても長期戦になるというところで・・・まあMPがもたないんですよね。
一旦、回復させるためにこのキャラを下げる。
先ほどのバフデバフ効果とも含めてバトルの状況に応じた判断を迫られることが多いわけですが、メンバーチェンジをどのタイミングで行うかがバトルの中で非常にキーとなっている点ですね。
私の中で優れたゲーム性とは何だろうと考えた時に、広く浅くではなくて狭く深いプレイができるゲームなんじゃないか、というのがあります。
色んなことができるゲームもそれはそれでおもしろかったりしますが、何がおもしろいゲームなのかよくわからなくもなってきたりします。
アクションは1つだけ、非常にシンプル。でもその1つに色んな見方や状況に応じた役割がある、みたいな方が感動しますね。
そんなわけで、アナデンのバトルが何がおもしろいかというと、自然とメンバーチェンジを駆使する戦い方をプレイヤーにさせるバトルシステムとバランスが優れている点です。
要因の1つとしてボスが強い、は先ほど書きましたが、ボスが強いだけではなくて多彩である点もほんと凄いなと思います。
(こんだけ色んなパターンを考えるのは凄い苦労されたのではないかと・・・。)
色んなボスが登場する、そのボス1体1体の個性が豊かなんですよ。
単純に段階的にボスの能力値だけが上がっていくボス戦ではないということです。
色んなギミックが出てきます。
例えば残りHPによって弱点となる属性が変わりそれ以外の属性は全て無効化する敵とかいて、弱点属性のないパーティーで挑むと詰むとか。
個性豊かなのは敵だけではなくて味方キャラもそうで。
使えるスキルやメンバーチェンジ時の効果は、100人を超える仲間キャラそれぞれが違います。
キャラ固有のアビリティで、ターン終了時にランダムで1人のHPMP回復とか、男性メンバーだけクリティカル時の威力UPとかもあって、、
ボスに合わせてどのパーティーが良いだろうかと、パーティー編成から戦略を考えないといけないのがまた難しくておもしろい部分です。
そんなバトルですが最後に一つだけ、思うところを書くと、、
普通、RPGでボスに勝てない!ってなったら何をするかというと・・・、レベルが足りないんじゃないかということでレベル上げをしますよね。
アナデンの場合はストーリーが第2部を超えたあたりともなると、主力のパーティーメンバーは全員がレベルMAXの80だったりします。
それでも何も知らないでボスに挑むと普通に全滅したりする・・・。
レベル上げは当然もうできない、ってなると戦略で何とかするしかないんですよね。で、何とかできちゃうのがアナデンの重ね重ねですがおもしろいところです。
意外と攻略を見出せたらあっさり勝てたりもします。この辺のゲームバランスが本当に凄いなあと、Youtubeで人様の実況動画を見ながらいつも思います。
ソシャゲでありがちなキャラのステータス値とかダメージ数とかがキリなくインフレしまくる、みたいなのがアナデンはないので、そういう意味でもやっぱりバトルの完成度は高いです。
クエストでわかる主人公の万能っぷり
アナデンの良いなと思うところ、バトル以外では100人を超える仲間キャラクターの個性が1人1人しっかりと作られている点です。
言い換えると、キャラ専用のクエストが長いってことなんですけど。
キャラ1人につき、必ず専用のクエストが3~4つあります。
1つにかかる時間は10分~20分なので、大体1時間分の話が用意されていることになります。
1時間もあったら、、わりと人となりとか、見えてきますよね。
だから1人1人の個性が深掘りされていること自体は当たり前なのかもですが、キャラクエストの何が良いって「良い話だなあ・・・」というのが多い点なんです。
ほっこりするというか、癒されるというか。
クロノスの石(課金アイテム)がもらえるのでしかたなく見る、ではなくて、ミニストーリーとして十分楽しめます。
#というか今気づいたんですけど、1人につき1時間ならキャラクエだけで100時間以上のボリュームってことじゃん、あ、あほすぎる・・・(もちろん一応・・・褒め言葉です。)

あとクエストは必ずアルド(主人公)が絡むんですけど、わりとアルドの性格が人として出来過ぎていてふるえます。笑
なんというか、良い上司でもあり良いお兄ちゃん的な身近な存在にも感じられるような・・・
アルドが前へ前へと出しゃばることなくって、基本は相手の意思を尊重し、決して自分の意見で相手を否定したり命令したりはしません。
相手にどうしたいかを聞いて、こうしたいと言われたらその意図を汲み取って、じゃあそうしようかと相手のサポート(自身は引き立て役)に徹する。
時に相手が危うい行動をとったならば、ちゃんと自分の考えのもとに間違った方向に行かないように軌道修正する。
その際も相手の考えを面と向かって否定することなく、さりげない誘導を試みる。
それでいてつっこみ役も見事にこなすだなんて、「アルド、どんだけ万能なんだ・・・?」と何度思ったことかです。
まあアルドの話はちょっと美化してるかもですが、ただのおつかいゲーであるサブクエストながらにあまり苦を感じないのは、話がおもしろいからかなと思いました。
メインストーリーの方は自分としてはテンポが良すぎるというか、どんどん展開していくので整理が追いつきません。
だからあまり感情移入できていないんですけど、クエストはコメディ的な感じで楽しめたり中には感動する話もあったりしてわりと感情が揺さぶられます。
なのでアナデンにおいては色んなキャラのクエストをプレイしてみるのはおすすめですね。
※ちょっと補足というか、追記します
この書き方だとキャラクエだけ推してるようにも見えますが、他のクエストも良いですよとだけ。
自分の中で当たり前すぎて抜け落ちていましたが、色んな種類のあるクエストの中でも個人的なイチオシは外伝クエストです。

特にIDAスクール編Ⅰ~Ⅲは結構感動しまして、そうなると共感したくなるから実況動画見てまた感動してと、つまりは2周も見てしまい、この外伝だけでもだいぶ時間を費やしてしまいました。笑
なので、アナデンは色んなクエストがあるんですけど、総じてクエストは良い話が多いという形で補足とします。
といったところで、長々と読んで頂いてありがとうございます。
引き続き自分は、まだやれることが多々残っている以上、アナザーエデンをプレイし続けていきます。