スマホで電子書籍を読む場合、ほとんどの方は専用のアプリを使います。ブック放題にも専用のアプリがあります。
そうなるとアプリの使い勝手は非常に重要です。
・読みたい本まで辿り着けない
・ページめくりの動きが遅い
・そもそも読み込みが遅い
なんて感じだったら折角ラインナップが素晴らしくても読むのにストレスがかかってしまいますよね。
ブック放題のアプリですが、2019年2月6日に大きくリニューアルしています。
リニューアル前の評判は最悪でした。私自身、使ってみて「何ぞこれ」って感じでした。
例えば、私はAndroidなのでGoogle Playのレビューを参考にしますが、まあ辛辣なコメントばかりです。
しかし今はリニューアルしてかなり良くなっているのですが、ストアレビューまでリニューアルされるわけではない、というのはいささか可哀想に思います。
どちらかというと今から検討したい人にとって間違った判断をしかねない危険性があるかなと。
そこで、この記事では2月6日以降の、主にアプリですがブック放題の評判について、Twitterなど色々と調べた上で情報をまとめました。
特に悪い評判が気になる人は、あえて悪い評判中心に拾っていますので有益かと思います。
ブック放題の9つの悪評とは
ブック放題はレビュー等の評判において厳しい意見が多く見受けられます。
ただしそれが皆ダメに思うかどうかは別の話です。
例えば、私は使わない機能はとことん排除したくらいのシンプルなアプリが好きなのですが、人によっては何でもできる万能タイプが好きな人もいます。
要は自分に合っているか、が大事なわけです。
そうなると一通りの悪評を先に理解しておいた方が実は長く使えるアプリになる気がします(減点方式ではなくて加点方式になるのでは?という理屈。)
そんなわけで主にTwitterとストアのレビューコメントにて、リニューアル後の悪い評判について自身の思うところを書いてみます。
ヤフープレミアム会員での読み放題はアプリ非対応

これは確かに紛らわしいですね。ソフトバンクの方もおっしゃっている通りに完全に別サービスと思った方が良さそうです。
知らない方のために概要としては、ヤフーのプレミアム会員に登録すると特典として、ブック放題と連携した読み放題サービスが利用できるというものです。
ただし、雑誌の数は110誌以上、マンガは13,000冊以上と純・ブック放題のサービスより半分程度に限定されていますし、るるぶも読めません。
別アプリからの切り替えで強制終了する

一番共感したのがこの問題です。個人的には一番の不具合に思います。
厄介ではありますが、浮気さえしなければ発生しないので回避方法があります。使い続けている分には問題ありません。
読み込み中を示すぐるぐる表示が気になる

リニューアル前はかなり挙動不審だった「ぐるぐる」の表示ですが、私のスマホでは気になるレベルではなくなっています。
もしかしたら機種によりけりなのかもです。
画面拡大が弱く小さな文字が読めない
Twitterでも画質が悪いという声がありました。これも私としては意外でした。
拡大に関してはリニューアル前は備わっていた機能との事ですが、どのレベルで言っているのかは正直わかりません。
例えば↓はとある競馬雑誌の1ページで左がデフォルト表示、右が最大に拡大した画面です(すみません、本の中身部分なので苦情あれば削除します。)

一応は小さな文字も読めるので、特別気になったことはなかったです。(競馬雑誌を選んだのは一番細かそうに思ったからで深い意味はありません。)
今、何巻を読んでいるのかがわかりにくい
極力余計な情報を排除した弊害かなとは思います。作品詳細ページに何巻かの情報は書いてますが確かにわかりにくいかもです。
私の場合はある巻を読み終えた時に、その巻の最後のページまでいくと表示されるメニューより「次の巻を読む」で連続して読んでいくことが多いので、さほど困りはないですね。

以前より検索がし辛くなった
Twitterより。
「あれ前はそんなに検索性良かった…?」と思ってしまいましたが。
ちょっと詳細がわからないですが、基本的な検索機能は備わってはいます。キーワード検索、ジャンル検索、タグ検索。
ただ検索性については特別凄いわけでもなく普通かなという印象ではあります。
雑誌の種類が少ない
ここからはアプリではなくてサービス面においての意見です。主にTwitterより。
他の雑誌読み放題サービスと比べると数の面においてはどうしても見劣りしてしまう、というのは事実です。
当サイトでも以前に6つの雑誌読み放題サイトをジャンル毎に数の多さを比較した表を作りました。
ちょっと●の大きさで表現したため分かり難かったですが、種類の多さでは「タブホ」や「auブックパス」に軍配があがります。
しかし数が少ないとはいっても、公式サイトの言葉を借りると雑誌は200誌以上は種類があります。
極端に少ないわけではなくて、有名な雑誌は割とカバーしています。
特別、目的の雑誌がないのであれば暇つぶしに色んな雑誌を読む分には事足りる量です。
もし、予め読みたい雑誌が決まっているのであれば、それが読めるサービスを探さないといけないので大変ですが。例えば週刊文春が読みたければ「dマガジン」といった具合に。
このあたりは何か上手い具合にデータをまとめられたら良いのですが、さすがに雑誌タイトルごとに比較した表を作ろうものならそれこそ200行以上になってしまうので…。
雑誌タイトルがあるかを調べるだけであれば、登録しなくても大抵のサイトは検索することは可能です。検索してしまうのが一番手っ取り早かったりします。
雑誌で特定のページがごっそり抜けてる場合あり
Twitterより。
ブック放題に限らずどのサイトにおいても、電子版の雑誌は紙と違って全部が読めるわけではないです。
いわゆる大人の事情というやつで、パターンとして多いのはグラビア写真がごっそりカットされていたり。
芸能人によってはネット掲載はNGという規制があったりするみたいで。ページ丸ごとではなくても部分的に白く塗り潰されていたりします。
ただ、サイトによって同じ雑誌でも白塗りの範囲が違う場合があったりするみたいで、どのサイトも同じとは一概に言えないのが微妙ですね。
とはいえカットがあること自体はどのサイトも同じですので、結局はお気に入りの雑誌を完璧に読みたい場合は紙で買うしかないです。
雑誌の全内容を読みたい方は電子版は向きません。
マンガの作品が古い
これはマンガの定額制サービスで最新のマンガが読める事はまずあり得ないので、ブック放題に限った話ではなく、あきらめるしかないです。
最新のマンガなら定額制にしなくても買う人が多くいるので利益が取れますし。
そもそもマンガの読み放題サービスを利用する目的として、特定のマンガを読みたい場合はほぼほぼ合致しないと思った方が良いかと。
思いつくタイトルを検索してみたところで全くヒットしない人の方が多いと思います。
しかしながら「作品が古い=面白くない」わけではないので、7000も作品があれば必ず面白い作品には行き当たります。
なのでやっぱり目的としては、暇つぶしだとか掘り出し物を見つける、あたりがストレスなく楽しむことができるのではないかと思いますね。
一応ブック放題は古くはあれども有名な作品がちらほらあったりはするので、私はこの点でも気に入っています。
ブック放題アプリの使い勝手が良い3つの理由
冒頭ではあえて悪い評判と書いたのですが、この記事で私が主張したいのはむしろ逆で。
以前にマンガや雑誌読み放題サイトを比較したきっかけで、色んな読み放題サービスを今でも使い続けています(多分、半年くらいです。)
中には無料期間中に解約したサービスもありますが、ふと考えた時に「一番使用頻度が高い」のがブック放題である事に気づきました。
先に一つ誤解を招かない内に言っておきたいことがあります。
私の場合は『マンガ』です。雑誌も利用していますがマンガの方が好きなので圧倒的にマンガの利用頻度が高いです。
「いやいや私はマンガよりも雑誌が読みたいんだ!」って方は、この記事の毛色は少し違うかもしれません。
話を戻しまして、確かにこの手の読み放題サービスで重視する点、一番は「読みたい作品があるか」だとは思います。
ただ全てが全て決まっているわけではなくて、「何となく時間が空いたから何となくマンガでも読もう」そんなケースも多くないですか?
隙間時間の暇つぶしとして。とりあえずアプリを起動してみる。気づいたらブック放題の頻度が多かったです。
理由を考えると、アプリの使い勝手が良かったからだと思いました。
特に無駄が嫌いだとか面倒臭がり屋だとか、そんな性格の人にとってはアプリの挙動が重いとかなりのストレスですからね。
一口に挙動の軽さといっても色んな意味合いがありますが、手順が少ないというのも非常に大事です。
踏まえた上で理由をもう少し細かく3つあげると以下が考えられます。
その1:アプリ内で完結する
その2:アプリが軽い
その3:目的までの手順が少ない
1つ1つ見ていきます。
理由1:アプリ内で完結する
アプリの中にはアプリ内だけで終わらずに外部(ブラウザ)を参照する物があります。
アプリの中でウェブページを開くイメージというか…。
auブックパスがまさにそのタイプのアプリなのですが、↓の画像は左がアプリから開いたページ、右はブラウザ(Google Chrome)で開いたページです。全く同じ画面というのがわかると思います。

主観的なデメリットは挙動が重く感じるのと、どうしても階層構造に見えてくるので操作性含めて切り替えたりするのがわかりにくいです。
逆にメリットが思い浮かばないんですよね。なので個人的にはこのタイプのアプリは非常に苦手意識が…。
ブック放題の場合は、アプリはアプリ用に画面が作られているので、ブラウザに依存することもなく最適に表示されます。
理由2:アプリが軽い
以前リニューアル後に動作がかなり速くなったという記事を書きました。リニューアル前と比べると劇的な変化に感じられたこともあり、正直今見るとちょっと表現はオーバーだったかもしれません汗
それほど前が酷かったわけですが…。
なのでさすがに「光速で動く!起動も一瞬!!」とまではいかないですが、比較的他のアプリと比べても速い方だと思います。
起動時間も5秒はかからないですし、やっぱり一番はページ送りとリストのスクロールでもたつかないのが大きいです。
アプリということで、お気に入りの本は一度ダウンロードしておけば次回以降の読み込み時間も短縮されますし、動作においてのストレスはほぼほぼないですね。
理由3:目的までの手順が少ない
前提としては特別読みたい本が決まっていない場合において威力を発揮します。
なんとなくこの辺りのジャンルから探してみるか、といったケースです。
まず、ブック放題アプリの画面構成としては大きく3種類あります。「雑誌」と「マンガ」と「マイ本棚」
マイ本棚は要はお気に入りですが、アプリ起動時に3つのうちどの画面を開くかは設定で決めることができます。

もしマンガをよく読む場合は「マンガ」に設定しておけば、起動時に何もタップせずともマンガの画面を開きます。

ここでおすすめマンガから見ていくのもありですが、上側に緑の帯状のメニューがあって男女ランキングや新着、特集といったリストにタブ切り替えできます。
ある程度でさっとチェックできて何気に重宝しますね。
そして画面右上には常に検索アイコンがあり、ここでマンガにおいては細かなジャンルのリストに切り替えられます。

手順の数としてはわずか2タップ、時間的にもアプリ起動からジャンルのリスト表示まで7~8秒ってところ。
普段の隙間時間とかで、目的はないけど何となく無意識に開いてしまうアプリってあると思いますが、意外とアプリの軽さが命運を分けている気がします。
まとめ:面倒臭がり屋ほどアプリの使い勝手を重視する点
そんなわけで今回は悪い評判をメインにまとめてみましたが、作品のラインナップについてはブック放題だからというより読み放題サービス全般に言えることの方が目立ちます。
あとアプリ自体も全ての人が満足できる代物ではない、というのはまあブック放題に限らず、なので。
そのための1ヵ月という無料期間だったりしますね。
これが聞いたことのない運営会社だと解約できるのかという不安がでてきますが、ソフトバンクのサービスなのでそういう面では安心感は違います。
アプリの性能については機種依存の可能性もありますし、やはり使ってみて気づくことの方が多かったりしますので、アプリの使い勝手は一度試してみた方が早いです。
私の場合は満足していますが、それは自身の面倒臭がり屋な性格がアプリの使い勝手の良さとマッチしたためですね。せっかちな人も合うかもです。
そんなわけでマンガ好きな人はぜひ一度ブック放題を試してみて下さい。コスパの良さに気づけると思います。