※ブック放題のアプリは2019年2月6日にリニューアルしたことで問題は解消されています。以下は備忘録となります。
ブック放題ってソフトバンク提供の月額550円(税込)で雑誌とマンガが読み放題のサービスがありますが、アプリのレビューが不評です。引くくらい。

Google Playのユーザーレビューを見ているとアプリがエラーで開けない系のコメントが多いです(ただ一部は不具合による一時的な事象で今は解消されている物もある印象。)
とはいえ大半が★1の評価はヤバいですね。さすがにここまで不評なサービスを紹介するのは違うかと、一旦は見送ってました。
でも実際に確認しないで決めつけるのも良くないと思って、逆に噂通り酷いアプリだったらそれはそれで記事のネタになりますし。
で実際にサービス登録して色々と試してみたのですが、うーん・・アプリではまさかの致命的なバグが見受けられました。2つも。
結論としてはAndroidアプリにおいては現時点ではおすすめはしません。ブラウザでの利用をおすすめします。
誤解の無いようにいうと、サービスそのものが悪いわけではないです。アプリの問題、だから惜しいのです。
一応、不具合の1つは回避方法があるのでこの記事ではアプリの挙動まわりの説明をします。
※因みに不評なのはAndroidでiPhone(App Store)では★4が中心なので不評ではないです(でも5件しか評価が付けられていないこの差は一体。笑)
ブック放題アプリは動作が不安定なのか確認
まず前提として、アプリが上手く動作するかどうかってやっぱり機種に依存するので評価が難しいところです。
私が今使っているのはSHARPのSH-04Hって機種でAndroidは8.0.0です。2年前のモデルなので今だとまずまずな性能になるかと思います。
最初にブック放題のアプリ版を使ってみての全体の挙動についてです。普通に使う分には一見すると問題ないように思えます。
少し縦にスクロールするとカクカクする印象はありましたがイライラするレベルではありません。
一応BookLiveと比較したからで、BookLiveの方がどちらかというとスムーズに感じました(この辺は体感なので余り鵜呑みにはできません。)
それよりも気になった点が一つだけあって、読み込みの時に画面中央に”ぐるぐる”が表示されます。他のアプリでもよく出るやつです。

読み込みが終わったタイミングで表示が消えるのは同じですが、消えた後に2回点滅で再表示されることがあって(直後に消えますが)何か気になるっていう。
重いというよりかは、挙動に少し不安定を感じます。
騒がれていたアプリが落ちるという現象は、通常使う分にはほとんど発生しませんでした。
ただし、ブラウザ(Chrome)とアプリを頻繁に切り替えていたところ何回かアプリが落ちたので変な使い方をすると問題は起きる、やはり不安定さは否めません。
致命的な2つの問題について
ブック放題のアプリ版、普通に使う分には大丈夫かと思ったのですが、これは致命的だなと思う問題が2つ見られました。
1つ目は通信エラー(回避可能)
1つ目は、ある条件で雑誌等を読もうと開こうとすると”通信エラー”が必ず発生して読むことができません。
手順を追って説明します。
アプリ版では作品をダウンロードして読むために、作品詳細画面ではダウンロードのボタンがあります。
ですがダウンロードする前にも本の画像をタップすると開いて読むことができますが、その際は裏でダウンロードを同時に行っています。
なのでダウンロードボタンを押す前に本を開いてみます。すると画面上の方にダウンロードの進捗バーが表示されます。
30%程度の状態で一旦×ボタンで閉じます(再度、本を開くと30%から再開となります。)

ここで再開はせずに「この号をダウンロード」ボタンを押してみます。

なぜか最初から(0%の状態から)ダウンロード。30%からの再開になっていない時点でおかしいです。

キャンセルで閉じて、もう一度本をタップして開いてみます。

こちらは30%からのダウンロード再開です。100%ダウンロードが完了するまで待ってみます。

一度、本を閉じるとダウンロードボタンが「ダウンロード済」に変わりました。もう一度本をタップして開こうとしてみます。

通信エラーが発生して開けません。何回押しても通信エラーは発生し続けます。

って感じで多分、本来は共通の進捗バーのはずが2つ独立しちゃってるのが問題で何かしらデータの競合が起こっているのではないかと推測。
でも逆の手順(ダウンロードボタン→本を開く→戻ってダウンロードボタン側で100%完了)だと通信エラーは発生しませんでした。謎です。
回避方法としては、一度どちらかの状態でダウンロードに入ったならばそのまま100%完了するまで待った方が良いです。
やっぱ不安定なので変に途中で戻ったりするとおかしな事になりかねない。
もし通信エラーが発生してしまったら、メニューの「キャッシュ管理」から「キャッシュ一括削除」しましょう。
本のデータが消えるのでもう一度ダウンロードすることができます。

2つ目は会員情報のエラー(発生条件不明)
2つ目は、本を開くタイミング等でなぜか「会員情報が確認できませんでした。」のエラーが発生して自動再ログインに遷移します(結局は本が開けません。)

どのタイミングで発生するのかはまだつかめていませんが発生頻度は低いと思います。
時間が経ったことによる自動的にログアウトする現象であればどのサービスでもよくある事(というか仕様)なので問題ではありません。
ですがこの会員情報エラーの場合はOKで閉じた後に自動的に再ログインしたような画面遷移が行われ、また同エラーがでてきます。
つまりはループします。さすがにループしてしまうと致命的と言わざるを得ません。
因みにLINEでログインの方法で発生したため、他のログイン方法だと発生しないのかもしれません。
一応、アプリを強制終了して再度LINEにて、IDとパスワードを入力してログインし直す→LINE側でも「ブック放題にログインしました。」メッセージを確認までできたら安定しました。

そんなわけで致命的なエラーは出るもののアプリ版も何とか使えはします。
ブック放題の運営会社は株式会社ビューンという、ソフトバンクが株主で孫さん号令のもと始まったサービスなのであやしい会社というわけではなく
何よりブック放題そのものは良サービスなので、アプリについても今後に期待はしています。
しばらくはブラウザで閲覧です。実はブラウザのビューワだと縦読みができるので、個人的にはアプリよりも指疲れがなくて読みやすさを感じています。
P.S.
本当は今回のようなデメリットだけの記事を書きたかったわけではないのですが、問題が解消された時に対処しやすいように切り離して書きました。
ブック放題そのものがどんな使い方ができるかについては別途ちゃんとまとめます(アプリとブラウザの違いについても。)
るるぶが国内海外合わせて103冊も(2018年10月29日の時点で)読める強みはブック放題でしか味わえないので決して悪いサービスではないんですよね、というのはしつこいようですが強調しますね。