突然ですが本、読めてますか?
本は読んだ方が良いとは言うけど、なんだかんだ読むタイミングがなくて気づけば「あー本、読めてないなあ・・・」なんて、、
私の場合は気づけばマンガだったり、ですね・・・。
ただまあ本を習慣的に読んだ方が良い、は間違いなくそう思います。
世の中のできる人(成功してる人?)って、色んなインタビューとかを見ていると、ほぼほぼ本は読むべきという意見だったりしますから(※注:個人の体感です。)
そしてどんな本か?となると、やっぱりビジネス書が多かったりします。
直接的にスキルアップにつながる内容の本が多いからですね(自己啓発系だと「直接的に」は難しいかもしれないですが。)
そこで、ビジネス書を習慣的に読まねば!となった場合に普通に本屋さんで買いたいところなのですが、内容が合わなかった場合に失敗する、といったリスクがあります。
じゃあ立ち読みしたら?となるのですが、そもそも本屋さんに行くのが面倒な人はどうしたら良いのか、と。
これについては安易ですけど、電子書籍が良いのでは?となります。
電子書籍だと読み放題のサービスを使えば気軽にたくさんの本が読めます。
私、ちょっと勘違いしていたところがあって、読み放題サービスって基本的に古い本しか読めないものだと思っていました。
マンガとかはそうなのですが、意外とビジネス書は新刊を読み放題で読めたりするんですよね。
例えば、ブックパスの総合コース。
わりと最近の含めて、ビジネス書を広く浅くでも色々と読みたい場合に重宝するサービスです。
なのでこの記事では、個人的にわりと学びがあって面白かったビジネス書で、どんな学びがあったか?をどんどん貯めていこうと思います。
※注意としては、読み放題サービスで読める本は日々更新されるものですが、ブックパスも同様です。
この記事で書いた本が必ずブックパスの総合コースで読めるわけではない可能性についてはご留意ください。
ビジネス書を習慣的に読むメリット
まず最初に自分が思う、本(ここではビジネス書)をたくさん読むべき理由というのを改めて整理してみたいと思います。
#多分、細かく考えるとたくさんあがるので、シンプルに一例だけ
理由は、学校のお勉強と同じで「知識」が増えます(それも社会で生きぬく上で必要な知識が多く。)
たくさん読めばそれだけ知識の量が増していくという感じですね。
色んなことを知ると、それが先見性にもつながってくるので、その分、未来における選択肢が増える感じです。
ただし、たくさん色んなジャンルを読もうとすると、どうしても広く浅くになってしまって知識として定着が難しいかもしれません。
個人的にはそれでも読まないよりかは読んだ方が良い、という感じで。
先見性と近いですが、色んな情報に触れると時にビビッとアイデアが浮かんだりします。
社会の中で自立していきたい人にとっては発想力は大事になってくるので、普段から情報に触れるような習慣を作っておきたいところです。
#一番大事なのは行動力、なんですけどね・・・
ここで情報を得るだけならネットやSNSでも良いのでは?となるかもですが、確かにその通りに思います。
ただネットの情報は雑多であるのに対して、本の場合は体系的にまとめられている(本のテーマに対して最適な順番で構成されている)点はでかい。
学習速度はやっぱり本の方が速い気がします。
ついでにもう1つ、本とネットの差というのはプロとアマチュアの差に近いものがあります。
誰が書いたかわからんような信憑性に欠ける情報よりかは、何人ものプロの人たちの目に触れられた本の方が信頼性が高いのは明白で、、
要は書いてある内容に対してそんなに疑う必要がないというのは、その分だけでも気持ち「楽」です。
(もちろんネットにおいてもちゃんとした情報はたくさんありますが、傾向的な考えでは上記となります。)
読書初心者はとっかかりとしてブックパスがおすすめ
よし、ビジネス書を読んでいこう!
となった場合にお勉強の点で考えると一番は紙の本です。
詳しくは忘れましたが、紙の本の方が電子書籍よりも記憶に残りやすいそうです。
ただですね・・・、
今まで本を読む習慣のなかった人がいきなり習慣的に本屋さんにいけるか?というと、よっぽど強い決意(となる出来事が起こった)か頭でも打たない限りむずかしいと思います。
仕事が忙しかったりするとなおさらです(きっと明日でいいや→明日で・・・のエンドレスパターン。)
なのでとっかかりとして、電子書籍から始めるのは有効に思います。
しかしいきなりお金をかけて購入するのは勇気がいりますよね。
本屋さんなら立ち読みで自分に必要な本かわかった上で購入できますが、電子書籍の場合は試し読みになってしまうので本の最後まで読めなかったりします。
なによりビジネス書は1冊1000円以上とかしますし。
そこで読み放題サービスが便利になってくるのですが、読書初心者であればブックパスの総合コースがおすすめです。
#というかビジネス書まで読み放題なサービスってブックパスかAmazonくらいしかなかったりで・・・
本気でいくならAmazonのKindle Unlimitedが数の面から最強だと思っていますが、とっかかりをブックパスにしているのはコスパの関係です。
#月額980円と618円の差(税込)
まだ習慣化もできていない人間がいきなりKindle Unlimitedに登録して、はたしてどれほどそのサービスを使い倒せるのか、甚だ疑問なんですよね。
というところでの、この約350円の差はわりと大きいかと。
ちなみに数の多さでみるとKindle Unlimitedは圧倒的です。(ただちょっとサイト内で正確な数字はわからない仕様でして)少なくとも20,000冊以上、多分30,000冊くらいはあるかと。
比べてブックパスの総合コースの方はというと、ビジネス書カテゴリーの読み放題で見てみると、1385件と表示されました(2019年11月29日時点。)
とまあ数は圧倒的に少ないんですけど、見てると週に1~2冊くらいは更新されている模様です。

1つ驚いたのは読み放題とはいえ、新しめの本が多いことです。
ちょっと実験的に新着順で上から20件の発売日を調べてみましたが、1週間も経っていないような超絶最近のが多数あったり、一番遅いものでも1年は経過していませんでした。
しかし新着順でみると、かなりプログラミング系が多いなという印象。
(実はプログラムを勉強したい人にこそ、有益な気がしてきました。)
あと、スマホの場合はアプリがあるので、わざわざブラウザのお気に入りからサイトを表示する必要はありません。
ただしブックパスのアプリは自分としては微妙です。
#その理由については以下の記事で書きました
ブックパスで読めるおすすめのビジネス書、その学び
ここからは実際に私がブックパスの総合コースを利用した中で、学びがあったビジネス書をまとめていきます。
最初に簡単にどんな本か?と、その後に大変恐縮ではありますが、私自身が本によってどんな学びがあったかをまとめています。
そんな早いペースで読めはしないのですが、なるべく定期的に貯めていくつもりです。
なので、ここがどんどん貯まっていかなかった場合は「あぁ、やっぱり挫折したか・・・」と思ってください。苦笑
※以下、定価は全て電子書籍の値段です
財務はおもしろい 老舗企業の思考から学ぶ、”百年続く中小企業経営”の教科書
ページ数 | スマホ:554P 紙:234P |
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定価 | 1,980円(税込) |
発売日 | 2019/7/19 |
本のタイトル通り財務、つまりは会社経営の中でお金の流れを管理することで、メインとなる財務三表の見方や考え方がわかります。
数字を使わずに直感で財務表が見れるようにと、図を使った解説がわかりやすかったです。
何気に私が目から鱗だったのが『戦略=戦いを省略すること』というくだりでして。何だそんなことと思うかもですが、私の場合は今までわかってた気になってた感があったかもとハッとしました。
そして戦略という言葉でお気づきの方もいるでしょうが、この本の本当のテーマは『いかに会社を長く続けるか』といった経営者向けです。
そのため、本の後半には銀行が何で会社を評価しているか?や、『出張日当は無税』のような経営者向けに賢くお金を残すやり方が書いてあります(私はこのあたり流し読み。)
※以下学び
財務三表(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書)から調達→運用→利益のストーリーを読みとる重要性を理解
利益とはコストであるという考え方を理解
P(単価)、Q(数量)、V(変動費)、F(固定費)をコントロールする上で大切なことを理解
これからは戦略を考える時に『いかに戦わずして勝つ』ことに真っ先に思考がいけるはず
エンジニアからクリエーターにスキルアップ!ゼロからはじめるCSS図形
ページ数 | スマホ:526P 紙:278P |
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定価 | 2,750円(税込) |
発売日 | 2019/10/25 |
CSSを使って図形を描きたい人におすすめです。
まるでRPGをやってるかのように、クエスト形式で前提スキルを駆使しながらレベルアップしていく感覚で、楽しめるような工夫がされています。
問題もチェーンや斧など、基本図形の組み合わせでこんなに色んな絵が描けるというのを知れて面白いです。CSSでやれることの幅広さを感じられます。
終盤のボス戦ではカニや鳥などに挑戦しますが、全て基本となる長方形からの変形により作れる驚きがあり。
あと課題の画像が全てURLで用意されているので、背景に設定して、ぬりえ感覚で楽しめるのでハードルは低いかと。
※それでもラスボスのカメレオンは激ムズです。
問題中で使われる関数などについては詳細な説明までは無いので、場合によってはリファレンスを自分で別途調べる必要があります。
※以下学び
Chromeのライブコーディング用ツールの『Web Maker』と、同様にWeb上でコーディングができる『CodePen』が使えるように
長方形に対しborder-radius:やtransform:rotate()、skew()の組み合わせで様々な図形を作れることを理解
CSSのpositionについて理解(※この本以外にネット検索含む)
viewport(表示領域)について理解(※この本以外にネット検索含む)
直観力
ページ数 | スマホ:585P 紙:253P |
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定価 | 1001円(税込) |
発売日 | 2017/3/1 |
読み放題で読めるDaiGoさんの本は2つあって『トークいらずの営業術』と、個人的に面白かったのが『直観力』です。
実は直観は誰もが持っている能力で正答率は90%近くもあって、しかも脳が無意識に行う領域なので2秒で判断できるという。
90%って凄い数字ですけど、ここで間違ってはいけないのが、DaiGoさんが言う直観とは「理由もなく勘で」ではなく、「脳が超高速で過去の経験の記憶から答えを導き出す処理」のことなんです。
そんな凄い能力なのになぜ活かすことができないのか?
本ではそのあたりの理由や、ではどうしたら直観力は鍛えられるのか? 逆に阻害する要因はなんなのか? (電子書籍では)585ページというボリュームにて、かなり具体的に解説してあるのでわかりやすく読めます。
すぐ行動に移せない慎重派な人とかは読んでみると刺激や学びが得られるかなと。
※以下は私の学び
「人間は生活が安定して心に余裕があるからこそ、リスクも取れるし、挑戦もできる」という一文にグサッとくる・・・。笑
サーカディアンリズムより、脳は昼前が一番活性される → クリエイティブなことは朝起きてから2時間の間にする
ブジャデ(デジャブの逆 ※意味についてはググってみて下さい)を意識して当たり前を捨てる大切さ
60%は脂肪でできている脳に対して、摂りたいのは『オメガ脂肪酸』摂ってはいけないのが『トランス脂肪酸』
グルメ多動力
ページ数 | スマホ:408P 紙:199P |
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定価 | 1,320円(税込) |
発売日 | 2017/12/20 |
読み放題で堀江貴文氏の本は3冊あったので全て読みました。具体的には『堀江貴文VS.鮨職人 鮨屋に修行は必要か?』『なんでお店が儲からないのかを僕が解決する』、中でも面白かったのが『グルメ多動力』です。
365日外食をしているという堀江さんが飲食業界の今とこれからについて思うところを多テーマにて書かれています。
個人的に共感したのが「料理人はもっと休むべきだ。」→「まずは週休2日制。」→「休みの日に未知を体験すれば新しいアイデアに繋がる。」←これにはほんと同意。
また「家賃が高くて休めない。」という声に対して、過当競争の東京で勝負するより地方の方が良い、更には本気で儲けたいなら海外が良い、とこの辺り含め、堀江さんらしい凄く合理的な思考を見ることができます。
特別付録に『堀江貴文がこの1年で注目した130軒リスト』というのがあって、フレンチに始まり中華や焼肉、各国料理、カフェ・スイーツまで。17のジャンルに分けられて記載されています。これだけでも相当なグルメというのが分かるリストですね。
※以下学び
「スナックは、飲食店の究極のスタイル」という本質を突いたビジネスの考え方
ドタキャン問題に対してSNSを使った解決策より、リスク対策のやり方次第ではリスクはむしろメリット(チャンス)へと昇華できる
「早いモノ勝ち」って結構、平等性が担保されるんだという驚き
いまからでも遅くない! 一生困らないお金の貯め方・増やし方
ページ数 | スマホ:133P 紙:128P |
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定価 | 1078円(税込) |
発売日 | 2018/11/2 |
内容はざっくり「老後までの生涯、お金に困らない暮らしをするために何をすれば良いか?」に思いました。そのため、本の初めはまず『資産形成の考え方』から始まり、その後すぐ老後に重く圧し掛かる『年金』について基礎知識を学べます。
しかし一番重点的に書かれているのは3章~5章にかけて、各金融商品について一通りの基礎的な概要がまとめられています。
使い方のポイントなど、一歩踏み込んだ領域まで知ることができますが、ただし具体的なハウツーはないので注意です(あくまで仕組みと考え方の領域。)
また、本の構成として、見開きの右側に文章による解説、左側には右側の内容に対して図解でまとめられていてわかりやすく、後で見返すのにも重宝します。
※ただし、電子書籍版も紙のA4サイズを縮小表示のため拡大しないと読み難いのには注意です。
※以下学び
各金融商品(株式投資、債権、外貨預金、FX、先物取引、不動産投資、投資信託、ファンドラップ、NISA、仮想通貨)の概要を理解
各金融商品の景気と連動した特徴について、例えば預金や債券はデフレに強く、株や不動産はインフレに強い
「洗脳」営業術 (まんが苫米地式01)
ページ数 | スマホ:276P 紙:175P |
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定価 | 1,320円(税込) |
発売日 | 2017/11/7 |
洗脳と聞くとあやしげにも思えますが、あのオウム真理教信者の脱洗脳に成功した方の著書でして、本の最後の方に書かれてあった一文を引用するとその本質は「お客さんの本当のハッピーを見つけ出し、心の底から喜んでもらえるようにすること」そのために認知科学に基づいた技術を活用=洗脳というわけです。
しかしながらこの手の本でいつも思うのが大抵「口のうまさは必要ありません」と書かれている点。「いやいや、心理誘導を駆使して話すだけでも十分に口がうまいと言えるのでは?」とつい懐疑的な見方をしてしまいます。とはいえ、テクニックそのものは理論的に書かれていて勉強にはなるので読んでしまいますが・・・。
本の構成としては、まずは漫画でイメージを持たせてくれて、その後にテキストによる解説が入る流れ。漫画は漫画で一つのストーリーがあり楽しく読めますし、全体的にも(ブックパスでは)182Pでさくっと1時間程度で読めてしまうボリュームです。
面白いところでは、初対面の相手に好意を抱かせる『ひとめぼれの技術』という海馬と眼球運動の連動性を利用したテクニック(もちろん恋愛でも有効)が書かれてあって、実践方法も書かれています。
私が真っ先にくいついたのは内緒ですが、これが意外と難しく。自然に目線による誘導ができる人はぜひ試して頂きたいなと思いました(手品が得意な人はさらりとできそう。)
※以下学び(というか自分用のメモ)
人間の脳と心の入口は五感と言語(6つのモーダルチャンネル)→ 物理的世界を情報化し変形、この自分が認識した内部表現の方にリアリティを感じる(物理的世界と認識された世界)→ 内部表現は情報なので書き換えることが可能(内部表現の書き換え=洗脳)
本書では話術が中心だが、ライティングテクニックとしても応用が利くと感じた(どうなるとラポールが生まれるのか?そのプロセスとかは文字でも変わらないはず。)例えば、ページング(相手をまねる)→ 感覚の言語化(相手の感情を言葉にする)→ リーディング(相手の身体感覚を言葉で誘導)の流れで親近感を抱かせるテクニックに対して
・ページング→ 読み手の呼吸に合わせたライティングをすること
・感覚の言語化→ 読み手が思うであろうことを書くことで共感を得る
・リーディング→ 身体感覚とは違うが相手のベネフィットとなる情報が当てはまりそう
新さんまさん論―――なぜ人を飽きさせずに売れ続けるのか
ページ数 | スマホ:692P 紙:247P |
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定価 | 1098円(税込) |
発売日 | 2016/8/26 |
めちゃくちゃコアな一ファンがさんまさんというお笑い怪獣を研究しつくした成果物。しかしながらマーケティングの観点から分析している点が面白く感じました。
例えば、さんまさんは琴線が読めるのでプロデューサー能力が高い → マーケティングミックス戦略を実践されているといっても過言ではない。例として、尾木ママなど、番組中に商品開発をする能力の凄さを熱く語られています。
これを読んでからさんまさんの番組でさんまさんの言動に注目してみると面白いです。「確かに…」と見方が変わると思います。さんまさんがなぜ『感動』や『涙』を嫌うのかその理由についても「人気者専門店だから」と見解が述べられています。
しかしながらテキストにおいては強く言いたい事の繰り返しが目立ったりと、言い回しに少々クドさを感じたので好みが分かれそうではありますが・・・。
全体を通しては、さんまさんに関する各書籍の引用文が(さんまさん以外の有名人の本からも)多く出てくるので、概要的にさんまさんの情報を掻い摘んで把握することができる一冊とも言えます。
※以下学び
プロ意識を学ぶ →「高校の頃から奈良から大阪まで電車で演芸を観て、クラブ活動の時間に帰ってはサッカーをする毎日」→ 今でも同業者の番組はよくチェックしている
⇒ やはり成功している人は他(者)をよく分析している
「なぜ、そうするのか?」「その意味は?」感性やセンスは自分へ問い続けることで磨かれ高まる
ジミー大西さん、浅田美代子さんの事例より『ネタが面白いからウケるのではなく、好感度が高くなったからウケる』⇒ これは価値が物から人への今の時代とも通ずる、ブランディングの大切さを痛感
解決は1行。
ページ数 | スマホ:261P 紙:252P |
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定価 | 1,320円(税込) |
発売日 | 2019/4/7 |
シンプルイズベストという言葉の本質がわかる一冊。
Q&A方式にて、様々なシーンで起こり得る課題に対して1行で伝える言葉のテクニックを学べます。
あくまで自分メモではありますが、今回は学びの部分で『本の要約』的に拾えるように、テクニックを列挙してみました。
いくつか例文を書いていますがこれらはほんの一例で、本にはもっと沢山の事例が紹介されています。
※以下学び
ハリウッドでは企画が通るかは1行で決まる、例えば『エイリアン』は「宇宙船を舞台にしてジョーズを作ろう」⇒ ヒット作のベースは全て過去作からきている。
決定的な1行があれば、長い文章は比較的苦労せずにつくれる。
●AからBへの提案話法:Aに常識、Bは起こしたい変化(非常識的)※AとBの距離が離れた言葉であるほど提案は強く感じられる
例)「障害者を、納税者にする」「白Tを、男の正装に」「忙しい人を、美しい人へ。」
●最強エピソード法:必要なのは説明より物語
例)長所は?に対し「×真面目なところです」「○夏休みの宿題は初日に終わらせるタイプです」短所は?「×臆病なところがあります」「○蟻を踏んでもびっくりします」
五明という居酒屋:「美味しいお酒と肴と温かい雰囲気で、昼間の嫌なことを忘れさせる場所なのです」というくどい内容を → 「昼の大失敗は、夜の大笑い。」
●最強エビデンス法:誰にも否定できないデータを活用して「つまり」の1行を作る(意外性のある事実ほど良い)
例)「英語を話せると、10億人と話せる。」
「日本中の山本さんが、一人一台持っていることになる。」←「100万台売れたゲーム機」をピンとくる表現に変換
「同性を好きになる人は、じつは左利きの人と同じくらいいる。」
●メタファー法:(相手の頭の中にある)既存のイメージを借用する
例)「森のバター」「まるで海の宝石箱」
●矛盾語法:矛盾する言葉の組み合わせで新鮮な感覚を表現(AなのにB)
例)ゲームなのに偏差値が上がる
●反転法:一般論をあえて反転させ聞き手の印象に残す、その後の自分の主張につなげやすくする
例)赤字は、財産です。
●比較法:AよりBと比較し1行で優先順位まで伝える
例)完璧を目指すよりまず終わらせろ。
●対句法:対をつくるとドラマが生まれる
例)頑張る人の、頑張らない時間
●喧嘩話法:社会悪な仮想的に喧嘩をふっかけ大胆に伝える(挑戦者のスタンス)
例)本が手に入らない地域を、世界からなくす(書店のシェアを奪うでは共感が得られない)
●列挙法:記憶できるのは3語まで
例)うまい、はやい、やすい
●なりきり法:共感を得るには相手の気持ちを言葉にする
例)試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。(洋服屋が20代女性へ恋愛をテーマにコピー)
●「どうして?」共感法:相談者が正しい答えを求めているとは限らない
例)いい結婚相手が現れなくて絶望している→「どうして男ってアホな女が好きなのかしらね」
●スケールアップ法:等身大のメッセージを大きな視点から意味づけし直す(自慢は×、利他的な視点)
例)地図に残る仕事(大成建設、橋やビルをつくる仕事をはるか上空から俯瞰して)
●戦略的告白法:建前より本音は強い(ポイントは相手を傷つけないか、独りよがりになっていないか)
例)一目で義理とわかるチョコ(ブラックサンダー)
人口が、練馬区に抜かれた(島根県)
●擬人法:人に置き換えることで愛着が生まれる
例)お口の恋人(ロッテのスローガン)
働く人の相棒(サントリーのBOSS)
●リフレーミング法:答えの出ない問題はすり替える
例)エレベーターが遅い→待ち時間が長いことで利用者をイライラさせている
エレベーターの速度を上げるには?⇒待ち時間のイライラをなくすには?
●「もしも?」発想法:究極の問いで発想を活性化、新たな気づきを得る
例)もしも予算が1億円あったら?
●目的共有法:頼みごとはIからWEで共通の目的を語る
例)×「発表会の運営係やってくれない?」「頼める人がいなくて、私、困ってるの」
○「発表会の運営、これまでママたちに負担がかかり過ぎていたと思う」「私たちでもっと効率いい方法を考えない?」
●”I need you”翻訳法:煽てると褒めるは違う
例)×「あなたは、プレゼンがとても上手ですね」
○「あなたのプレゼンに私は本当に感動しました」
本にはまだ↑では書いていないテクニックが5つありますが、ピンとこなかったので割愛。
言葉の習慣 たった1分でできて、一生が変わる!
ページ数 | スマホ:294P 紙:128P |
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定価 | 1,188円(税込) |
電子版発売日 | 2015/12/1 |
3つある私たちの口から出入りするもの「食事」「呼吸」そして「言葉」
言葉にはパワーがあるのでいい言葉を使うと現実にいい出来事がどんどん起こる。だからいい言葉を使っていきましょう、という趣旨の本です。
この本の何が良いかというと、日常的なシーン(ビジネスにおいても)で使った方が良い言葉について、49個という多すぎない数にまとめてくれているところで。
わりと当たり前なことも多いのですが、当たり前ほど忘れがちになるというか…、意外とそういうのが大切だったりしますよね。
もちろん全部が共感できるわけではなくて、中には突拍子もない考え方が飛び出してくることもあるのですが、49個もあればいくつかは良いなと思う言葉が出てくるわけです。
※以下、学びという名の具体例
会話に相手の名前を入れることで距離感が縮まる
す(すごいですね!)な(なるほど!)お(おしえてください!)に褒めまくる
運が良くなりたければ自分は「運がいい!」と口に出して言うこと
プラスの言葉を眺める(言葉のパワーは見るだけでも発揮される)
切り返しにイエス・バット方式の「しかし」「でも」ではなく「だからこそ」を使う
「お金がない」は卑屈な気分に、「お金のエネルギーが足りない」で増やそうとする思考が働く
ありがとう後財益←ありがとうを言うほど後に財が増える(財は人財もある)
陰の力(協力者や応援者)を大切にする。だから「お陰様」を沢山使うこと
時間がなくても「時間はある!」
褒める時は「私は、それが好き!」と断言する
恋愛では変化球の言葉はNG。「事実+感情」の言葉で直球勝負。さらに相手の事実+感情を言葉で表現してあげるのも有効
疲れたとつぶやかない、頑張ったと言う
人を好きになる前に、まず「自分が好きだ」と言う
ライター失格
ページ数 | スマホ:476P 紙:122P |
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定価 | 598円(税込) |
電子版発売日 | 2019/11/15 |
文章を書くのが嫌いで苦手な人間がフリーライターとして独立できた要因は何か。著者はこの本の中で実力ではなく幸運に恵まれていたからと語っています。
その幸運というのは、某週刊誌の編集に転職したライター仲間が仕事を振ってくれたりが大きかったようですが。
またライターという立場上、成功者やアイドル、芸人、女優まで色んな有名人と関わることができたのが著者の財産となっているようです。
そんな色んな経験を通じて得られたライターとしての姿勢やテクニックがこの1冊にはまとめられています。
※以下、要約と学び
●ある流行作家に「どうやったら売れる本が書けるか?」とインタビュー
「他の人が書かないことを書けばいいだけ」大切なのは文章力よりも何を書くか。物書きにとっては「素材」が命。
●ライターは書くよりも聞くのが仕事
いいインタビューはいい原稿に直結する。相手の方から質問していない事まで自然と話してくれる状態が良く、そのため自分が先に相手に好意を持つ。
●目次は本の「設計図」
納得のいく目次を立てることができれば、仕事の半分は終わったようなもの。本一冊=2000字程度のコラムを30~50本という考え方。
●インプットからアウトプットへ
ベストセラー作家になりたければ、とにかく本を書き続けるしかない。未完の大作よりも、完成された駄作の方が、遥かに価値は高い。
●どうすれば文章が上手くなるか?
沢山本を読むこと。大量の文字を浴びていれば勝手に文章は上手くなる。どんな本がとか、考える時間すらもったいない。文字は浴びるだけでいい。
●いい文章とは「著者と読者の心地よい会話」
読む人の気持ちになって書く。誰が読むのか。文章が上手い人=難しいことを簡単な短い言葉で書ける人。自分のフォーム(型)を持つことは大切。
●誰にも負けない得意分野を作るべし
最後に勝つのはオタク。「映画全般」→「洋画全般」→「ホラー映画全般」→「ゾンビ映画全般」どんどん範囲を狭めていくほど会ってみたい度が増す。
パクるのはあくまで相手の型であり、型は型でしかないのでそこにどんな自分を乗せるのかが大事。
しかし、自分にしかないものを見つけるには、自分以外のことを知らないと見つからない(他を知って初めてそれが自分にしかないとわかる)
やはり自分の型を見つけるために、まずは既存の色んな型を試しまくるのが有効。
マンガでわかる人工知能
ページ数 | スマホ:225P 紙:224P |
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定価 | 1,540円(税込) |
電子版発売日 | 2017/7/7 |
AIが当たり前となった世の中ですが、AIというものをみんな何となくはイメージできていても、具体的に説明できない部分はあるかと思います。
AIによって仕事が奪われるなんて悪いイメージもあったりしますが、この本では「AIはきっと明るい未来をもたらす」のがテーマとしてあります。
それをわかりやすく表現するために漫画を使ったストーリー仕立てになっている点。具体的には、AIに関心のなかった女性編集者が兄の力を借りて、これまでAIを活用してこなかった出版社に対し企画を通じて変えていくストーリーです。
AIがどのように進化してきてどんな未来になろうとしているか、漫画を通してAIについて学んでいけるような構成になっています。
※以下学び
→「自分の専門性を高める」が万能な解。業務の中間部分はAIに置き換わる、つまりAIに指示する人か、AIに指示される人かの上か下かに人は分かれる
・機械学習とディープラーニングの違いについて
→特徴量を人が設定するのは機械学習で、AIが自ら特徴量を導き出すのがディープラーニング
・AIを活用する=データを活用すること
→論理や推論、知識がなくても、大量のデータがあればまねごとが出来てしまったのが、AIの進化の「第3段階」早い話が「ものすごい情報検索」
・AIに仕事を奪われるよりも本当に危惧するのは労働人口率の減少(定年で辞める人 >>> 10代でこれから仕事に就く人)
→むしろAIに仕事を奪っていってもらわないと、貧しい国になり治安は悪くなる
まとめ:電子書籍サービス2択の基準は読書への慣れ
最後にこの記事で書いたことをまとめます。
・できる人はみんな本を習慣的に読んでいる
・多くの知識を得ることで先見性や発想力が高まる
・ネットの情報に比べて本は体系的に情報がまとめられていて、学びの速度が違う
・いきなり習慣的に本屋、は厳しいので電子書籍の読み放題から始めるのが良いのでは?(実験中)
・ブックパス総合コースなら、月額618円でビジネス書が1,000冊以上読める
そんなわけで、これから本を習慣的に読んでいきたい人にとっては、まずは電子書籍から。
そしてどの電子書籍サービスが良いか?となると、ブックパスの総合コースがおすすめです。
逆に本を読むことに何も苦を感じない人であれば、電子書籍でいくならブックパスよりもKindle Unlimitedの方が良いと思います。
やってみて思うのは、なかなか習慣化するのは思った以上に難しいことであるなと。ただ、自分が知らなかったことを知る、というのは改めて面白いことですね。実感しました。
以上です!
おまけ:1冊のビジネス本を10分で読む方法
本を読みたいんだけど、そもそも読む時間がない!って人は要約サービスを使ってみるのもありです。
ビジネス書が中心ですが、flier(フライヤー)というサイトにて色んな本の要約が読めます。
実際に使ってみての実感としては、どんどん本を読むのが面白くなってくるのでおすすめです。
ただし、flierはサイトとしてわかりにくい部分もあったりします。なので、そのあたり含めてレビュー記事としてまとめました。
特に要約の質については重点的に感想を書きましたので、長いですけど面白いレビュー記事にはなったかと思います。
⇒flier(フライヤー)はアプリがおすすめだが登録は要注意【文字数レベルでレビュー】