※この記事は個人(消費者)向けであり、店舗様向けではありません。
・キャッシュレスサービス沢山ありすぎてどれが良いのかわからない
・特に支払い方法やポイント還元率で比較したい
キャッシュレスサービスといっても色々とありすぎるので、人気の9つのサービスに絞って比較してみました。
*比較対象のキャッシュレスサービス
・PayPay(ペイペイ)
・楽天ペイ
・LINE Pay(ラインペイ)
・メルペイ
・d払い
・au PAY(エーユーペイ)
・J-Coin Pay(ジェイコインペイ)
・ゆうちょPay
・FamiPay(ファミペイ)
ポイント還元率に限らず、以下の点について表にまとめてあるので、迷っている方もキャッシュレスサービスをあまり知らない方も参考になるかと思います。
・どんな支払い方法があるか
・登録できるお金の種類
・支払い時に常時付与されるポイント還元率
・過去を参照してどんなキャンペーンやクーポンが期待できるか
・主要なアプリ機能について
・手数料の比較
・どんな人に適しているサービスか
基本的には各公式サイトを熟読した内容ではありますが、上記のような観点にて隅々まで検索しましたので、1サービスにつき約2時間くらいは調査時間がかかっています。
全部で9つなので単純計算で合計18時間。
実際の使用感を語るレビュー記事ではないですが、普通にネットで18時間調べた分くらいの価値はあると思います。
(※とはいえ検索能力の高い人ならもっと早く調べ上げられるレベルだとは思います。)
キャッシュレスサービスは特にお金の流れがわかりにくい点があるので、「何を使ってどのようにお金が支払われるのか」各サービスごとに図解のイメージを作ってみました。
そのためどちらかといえば初心者向けの内容になっています(私自身が節約に向けてキャッシュレスを始めようと思い、自分が理解できるものを作った感じです。)
※前半は説明文が中心ですので、すぐに比較内容が見たい場合は目次より「9つのキャッシュレスサービスを比較表でまとめ」を参照下さい。
調査方法について
基本的にはネットの情報をまとめた形ですので、レビュー記事を期待している方にはそぐわない内容かもしれません。
まず公式サイトのページを隅々まで熟読。公式サイトに書かれてあることを神様としています。
公式サイトに書かれていないことは一般のサイトも参考にしましたが、情報の信頼性については複数のサイトを参照して同じ内容であるかなどの確認は取っています。
ネットの情報だけではイメージがわかなかった部分については、自身のスマートフォンにアプリをインストールして実際の動作を確認しているところも一部あります。
※サービスの実動作を全て確認しているわけではありませんので、情報に間違いがある可能性もあると思います。
9つのキャッシュレスサービスを選んだ基準。電子マネーとの違いについて
実店舗で使えて今主流のQRコード決済が使えるものをメインとして選んだのが9つのサービスです。
そのため楽天Edyのような電子マネーもキャッシュレスサービスの1つではありますが、ここでは除外しています。
ここで楽天ペイと楽天Edyの違いは何かというところですが…。
1つは決済方法という点で、電子マネーにおける支払いの主流はIC決済ですのでスマホだとICチップを搭載したおサイフケータイである必要があります(iPhoneの場合はApple Payが該当。)
それに対して今流行りのキャッシュレス方法はQRコード決済であって、コードを読み取るだけで支払いができるので、おサイフケータイがなくても利用できるメリットがあります。
細かな点での違いは他にもあると思いますが、大きな観点では…
クレジットカードや銀行口座など色んな支払い方法がありますけど、それらをスマホのアプリ内に組み込むことでキャッシュレスにおける総合的なサービスを実現しているのが、今主流のキャッシュレスサービスだと思っています。
キャッシュレスサービスの最大のメリットとは?
個人的には支払った金額の一部が戻ってくること、要はポイントなどによって還元される点だと思っています。
現金払いでもポイントカードを使えばポイント還元されますけど、特定のお店とか範囲がわりと限定的だったりしますよね。
その点、キャッシュレスサービスは加盟店がどんどん増えていっているので、現状でもチェーン店においては有名どころは大体使えたりします。
なのでそういった加盟店の多いキャッシュレスサービスを選べば、色んなお店の買い物でポイント還元の恩恵が受けられるメリットは大きいです。
ただしポイント還元率は従来のポイントカード同様に大抵1%前後なので微小ではありますが、ちりも積もれば山となりますので…。
一応、キャッシュレスサービスにすることによって『節約』にも繋がるかなと思います。
もう1つメリットをあげるならば、セキュリティの観点においてもキャッシュレスサービスは優れています。
例えば、これまでネットショッピングなどにおいて各店舗(サイト)にクレジットカード情報などを登録していた人。
各店舗がどんなに万全に管理していたとしても、万が一に個人情報が漏えいする可能性はゼロではないです。
それがカード情報などを登録するのは1つのキャッシュレスサービスに限定すれば、基本的には決済はキャッシュレスサービス側で処理するので各店舗にカード情報などは伝わりません。
よってリスクを最小限に抑えることができます。
キャッシュレスサービスにおける支払いタイミング3パターン
まず、お金の流れを意識するにあたって、一般的にお金が落ちるタイミングは3パターンあって。カードの名称もそのタイミングにて分けられています。
前払い(プリペイド)→ プリペイドカード
即時払い(リアルタイムペイ)→ デビットカード
後払い(ポストペイ)→ クレジットカード
現金払いでは即時払い一択ですが、キャッシュレスサービスでは3つのタイミングを好きに選択することができます。
キャッシュレスサービスの支払い手順は大きく2パターンのみ
キャッシュレスサービスでは支払いの手順(手続き)として、事前にチャージするか、チャージせずにダイレクトに支払うかの2通りに分けられます。
これはあくまで手順の違いであって、お金の流れは設定した支払い方法の種類に依存する(つまりは3つのタイミングのどれかになる)ことは注意しないといけません。
例えば、お金の流れからしたら必ずしもチャージ=前払いではなく。クレジットカードからチャージした場合は実際にお金が落ちるのは翌月末ですよね。
わざわざチャージするのは面倒に感じるかもしれないですが、チャージしてからの利用の方がポイントが付与される事が多かったり、あと管理の面において浪費を抑えるよう意識できて良いと思います。
実店舗で支払う時の動作について
次に、お金の流れではなく実際に支払う時にどういったアクションを取るのか。主流はQRコード決済なのでその動きについてです。
一部のキャッシュレスサービスはIC決済にも対応していますが、それは別のサービスと連携してのもので、基本はQRコード決済になります。
アクションとしては2通りあるのですが、大体のサービスは両方に対応しています。

上の図の通りに、実店舗での(というより今回対象とした9つの)キャッシュレスサービスは必ずスマホのアプリが必要となります。
つまりはレジでのお会計時に予めアプリを起動しておく必要があるので、アプリの立ち上がりの速さとか結構影響しそうな気が…(完全にイメージで言っています。)
なので、アプリをダウンロードする前には一通りレビューコメントに目を通した方が良いと思います。
9つのキャッシュレスサービスを比較
以下、先に比較表を見る上でわかりにくい点の補足をします。
可能性有なキャンペーンとは?
各サービスもビジネスなので色んなキャンペーンを展開しますがキャンペーンというのは期間限定のものですよね。
なので表の中では、過去に行ったキャンペーンの情報を見た上で、今後も開催される可能性が高そうなキャンペーンについてまとめています。
あくまでも可能性があるレベルなのでご留意下さい。
※わりとネットの記事だとこの一時的なキャンペーンによるお得情報がずっと残っている可能性があるので注意ですね…。
キャッシュレス・消費者還元事業とは?
キャッシュレス決済の普及を促進するための政府の施策で、簡単には2020年6月末までの間は対象店舗でキャッシュレス決済を行うとポイントが2~5%還元されます。
これに一部のキャッシュレスサービスが更に上乗せで+5%などのキャンペーンを行ってますが、例えキャンペーンを行っていなくても基本の5%還元はどのサービスで利用しても付与されます。
利用可能店舗数について
本当は各ジャンル毎に店舗数を比較したかったのですがあまりに数が多く断念しました。
ジャンル毎ではなく、全体的なそのキャッシュレスサービスを利用できる店舗数として、★の数で表現しています。
★★★ : 十二分の店舗数
★★☆ : 主要店舗は十分にカバー
★☆☆ : 気持ち少ない店舗数
基本的には★★☆あれば十分なイメージです。
大体の公式サイトがサイトの中で検索できる形になっています。リンクを貼っていますので参照してみて下さい。
その他の細かな点の補足
・主にチャージですが、頭に#を付けているのはお金の支払いがその場で行えるもの。#を付けていないのはお金の支払いがお店などに足を運ばないと行えないものです。
・全体的に細かなプランの違いまでは割愛しています。特に比較表においてはポイント還元率はざっと数字だけで比較できるように、%の範囲だけしか書いていません。
・プリペイドカードとデビットカードが登録可能かどうかは調査不足のサービスが多いです…(私自身が持っていないのと、公式サイトにも細かなブランドまで明記されていない事が多く…、2サービス調べたところで大分時間がかかってしまったので優先度を下げました…。)
9つのキャッシュレスサービスを比較表でまとめ
実店舗でQRコード決済に対応している9つのキャッシュレスサービスについて、特徴を簡単にまとめました。
かなり縦横長い表で見難くてすみません…。スクロールしながら見ていって下さい。
サービス名称 | 必要媒体と支払い方法 | お金の登録手段、利用手段 | ポイント還元率(常時サービス) | キャンペーン、クーポン(臨時サービス) | その他サービス、アプリ機能 | 手数料(全て税抜) | 利用可能店舗数 | 適している人 | 未確認事項 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PayPay | ●スマホアプリ必須 ・PayPay ●実店舗の支払い ●ネット店舗(サービス)の支払い ●公共料金等の支払い(請求書支払い) |
●チャージ 名称:PayPay残高(4種類有) ・#銀行口座(67以上) ・#クレジットカード(ヤフーカードのみ) ・セブン銀行ATM:現金(口座不要) ・#ソフトバンクまとめて支払い(月々の携帯電話料金と合算) ※ソフトバンクユーザーのみ ・#ワイモバイルまとめて支払い(月々の携帯電話料金と合算) ※ワイモバイルユーザーのみ ・#ヤフオク!の売上金 ・#ギフトカード ●ダイレクト ○登録可能なクレジットカードブランド ○登録可能なプリペイド、デビットカードブランド |
●ポイント 名称:PayPayボーナス (4種類あるPayPay残高のうち1つ) ・実店舗、ネット店舗:0.5%~1.5% ・公共料金支払い:0.5%~1.5% ・Yahoo! JAPANサービス(Yahoo!ショッピング、ヤフオク!など)の支払い:1%~2% ※PayPay残高払い、PayPayあと払い、ヤフーカードのみが対象 |
●可能性有なキャンペーン ・ソフトバンクかワイモバイルのスマホ対象機種の購入で10%程度のポイント ・まちかどペイペイ企画:キャッシュレス・消費者還元事業による還元に+5%(PayPay残高払いのみ)(2020年6月30日まで) ・ワクワクペイペイ企画:対象の飲食店での支払いで20%~25% |
●個人間送金機能 ●ボーナス運用サービス(株式会社One Tap BUY) →PayPayボーナスを使って投資ができるサービス ●わりかん機能 ●オートチャージ機能 ●家計簿アプリと連動 ・Zaim(※現状未定/可能性有) |
・残高出金時:100円(ジャパンネット銀行以外、ジャパンネット銀行は0円) | ★★★ 公式サイト |
・ヤフーサービスをよく利用する人 ・ヤフーカードを持っている人 ・ソフトバンクユーザー ・ワイモバイルユーザー |
|
楽天ペイ | ●スマホアプリ必須 (ネットサービスは楽天IDのみが必須) ・楽天ペイ ●実店舗の支払い ●ネット店舗(サービス)の支払い |
●チャージ 名称:楽天キャッシュ ・#銀行口座(楽天銀行のみ) ・#クレジットカード(楽天カードのみ) ・#プリペイド、デビットカード(楽天カードのみ※調査中) ・#ラクマの売上金 ・楽天Edy(楽天Edy加盟店で現金チャージ可) ●ダイレクト ○登録可能なクレジットカードブランド ○登録可能なプリペイド、デビットカードブランド |
●ポイント 名称:楽天ポイント ・実店舗:0.5% ・ネット店舗:1% ・楽天Edyによる支払い:0.5% ・楽天カードによる支払い:1% ・楽天ポイントカードの提示:+1% ・お友達に招待:200~2,000ポイント(最大10人まで) |
●可能性有なキャンペーン ・各種楽天サービス(例:楽天Edyやラクマ)への新規登録による楽天ペイポイント還元 ・実店舗ポイント還元企画(2020年6月30日まで) →キャッシュレス・消費者還元事業による還元に+5% →それ以外の支払いでも5% ・ネット店舗ポイント還元企画(2020年6月30日まで) →キャッシュレス・消費者還元事業の対象加盟店での支払いで最大5% ・初めて楽天ペイを使ってネット店舗利用時に100~300ポイント |
●個人間送金機能 ●楽天カードとモバイルSuicaを連携させてSuicaの利用が可能(2020年春予定) |
特になし(出金機能はなし) | ★★★ 公式サイト(実店舗) 公式サイト(ネット店舗) |
・楽天サービスをよく利用する人 ・楽天カードを持っている人 ・電子マネーの楽天Edyを使っている人 |
●楽天キャッシュにチャージする際に、プリペイドやデビットカードタイプの楽天カードからチャージできるかどうか ※私自身がプリペイド、デビットカード未所持のため確認できず |
LINE Pay | ●スマホアプリ必須 ・LINE ・LINE Pay ●実店舗の支払い ●ネット店舗(サービス)の支払い ●公共料金等の支払い(請求書支払い) |
●チャージ 名称:LINE Pay残高 ・#銀行口座(105以上) ・セブン銀行ATM →現金(口座不要) →LINE Pay カード(プリペイド/JCB) ・コンビニ(ローソン系3種):LINE Pay カード(プリペイド/JCB) ・コンビニ(ファミリーマート):現金 ・店舗(AINZ&TULPE、LIPS and HIPS、アインズ) →現金 →LINE Pay カード(プリペイド/JCB) ●ダイレクト ○登録可能なクレジットカードブランド |
●ポイント 名称:LINEポイント ・実店舗、ネット店舗:1% (→●LINEポイントクラブ参照) ※クレジットカード払いはVisa LINE Payクレジットカードのみ付与 ●LINEポイントクラブ |
●LINE Payクーポン ・傘のシェアリングサービス「アイカサ」の利用料が1日70円→1円(先着300万名限定) ・コンビニや飲食店、ドラッグストアなどで使える値引きクーポンを不定期に配布(10%~50%OFFまで様々) ●可能性有なキャンペーン |
●個人間送金機能 ●わりかん機能 ●オートチャージ機能 ●家計簿アプリと連動 ・LINE家計簿 ・マネーフォワード ME ・Zaim ●外貨両替機能 ●韓国ATM両替機能 |
・残高出金時:200円 | ★★★ 公式サイト |
・LINEサービスをよく利用する人 ・Visa LINE Payクレジットカードを持っている人 ・Androidで電子マネーのQUICPayを使っている人 |
|
メルペイ | ●スマホアプリ必須 ・メルカリ ●実店舗の支払い ●ネット店舗(サービス)の支払い |
●チャージ 名称:メルペイ残高=メルカリの売上金 ・#銀行口座(244以上) ・セブン銀行ATM:現金(口座不要) ●ダイレクト |
特になし | ●メルペイクーポン ・コンビニやファストフード店などで使える値引きクーポンを不定期に配布(中には50%以下になるクーポンも) ●可能性有なキャンペーン |
・残高出金時:200円、お急ぎ振込時は400円(メルカリの振込申請と同意) | ★☆☆ 公式サイト |
・メルカリをよく利用する人 ・電子マネーのiDを使っている人 |
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d払い | ●スマホアプリ必須 (ネットサービスはdアカウントのみが必須) ・d払い(ドコモ回線以外の人はdアカウント発行が必要) ●実店舗の支払い ●ネット店舗(サービス)の支払い |
●チャージ 名称:d払い残高 ・#銀行口座(120以上) ・セブン銀行ATM:現金(口座不要) ・コンビニ(*以下店舗):現金 *ローソン、ファミリーマート、ミニストップ、ヤマザキ2店舗、セイコーマート ●ダイレクト ○登録可能なクレジットカードブランド |
●ポイント 名称:dポイント ・実店舗:0.5% ・ネット店舗:1% ・dカードによる支払い:+1% ・dポイントカードの提示:+1% ・お友達に招待:300~3,000ポイント(最大10人まで) ●dポイントスーパー還元プログラム |
●d払いクーポン 調査中 ●可能性有なキャンペーン |
●個人間送金機能 ●わりかん機能 ●オートチャージ機能 ●予約・注文サービス |
・残高出金時:200円 | ★★★ 公式サイト |
・ドコモユーザー ・dカードを持っている人 ・電子マネーのiDを使っている人 |
●ドコモユーザー以外の人がネットでd払い時に4桁のパスワードが存在するのか? ・ドコモユーザー以外の人もdアカウントは発行可能(参考リンク) ・ネットでd払い時には4桁のパスワードが必要(参考リンク) ・4桁のパスワードとは「spモードパスワード」か「ネットワーク暗証番号」のこと(参考リンク/ページ中ほど4ケタのパスワードとは?) ・dアカウント作成手順の中で4桁のパスワード設定画面が見当たらない(参考リンク) ※私自身がドコモユーザーのため確認できず |
au PAY | ●スマホアプリ必須 ・au PAY ●実店舗の支払い ●公共料金等の支払い(請求書支払い) |
●チャージ 名称:au PAY 残高 ・#銀行口座(au じぶん銀行のみ) ・#クレジットカード(各社) ・セブン銀行ATM →現金(口座不要) →au PAY プリペイドカード ・コンビニ(ローソン3種):現金(au PAY プリペイドカードが必要) ・店舗(一部のauショップ):現金 ・#auかんたん決済(月々の携帯電話料金と合算) ※auユーザーのみ ・#au WALLET チャージカード ○登録可能なクレジットカードブランド |
●ポイント 名称:Pontaポイント(2020年5月より) ・実店舗:0.5% ・QUICPayでの支払い:1~2% ・au じぶん銀行口座新規開設してチャージするとチャージ金額の5% ●三太郎の日特典 |
●クーポン 調査中 ●可能性有なキャンペーン |
●オートチャージ機能 | ・残高出金時:200円(2万円以上は払出額の1%) | ★★☆ 公式サイト |
・au ユーザー ・au スマートパスプレミアム会員 ・ローソンをよく利用する人 ・日頃からPontaポイントをよく利用している人 ・iPhoneで電子マネーのQUICPayを使っている人 |
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J-Coin Pay | ●スマホアプリ必須 ・J-Coin Pay ●実店舗の支払い |
●チャージ 名称:特になし(残高) ・#銀行口座(73以上) |
特になし | ●可能性有なキャンペーン ・みずほ銀行新規口座開設後にJ-Coin Payアプリにてみずほ銀行の口座を登録。残高が5,000円以上で1,000円プレゼント(2020年5月15日まで) |
●個人間送金機能 | 調査中 | ★☆☆ 公式サイト |
・みずほ銀行を使っている人(運営がみずほ銀行なのでキャンペーン等の可能性を考えて) | ●下記一文の解釈について 「J-Coin口座から銀行口座へ払い出し後は、ATMサービス等、通常の手数料が必要となります。」 銀行口座への払い出しまでは手数料がかからないか確認が必要(参考リンク) |
ゆうちょPay | ●スマホアプリ必須 ・ゆうちょPay ●実店舗の支払い ●公共料金等の支払い(請求書支払い) |
●ダイレクト ・銀行口座(ゆうちょ銀行のみ) |
特になし | ●クーポン ・コンビニや居酒屋などで使える値引きクーポンを不定期に配布(中には40%OFFのクーポンも) ●可能性有なキャンペーン |
●キャッシュアウト機能 →東急線各駅(東京、神奈川)の券売機でゆうちょ口座から現金が引き出せる |
・キャッシュアウト時:100円 or 200円(時間帯による) | ★☆☆ 公式サイト |
・ゆうちょ銀行をメインで使っている人 | |
FamiPay | ●スマホアプリ必須 ・FamiPay ●実店舗の支払い ●ネット店舗(サービス)の支払い ●公共料金等の支払い(請求書支払い) |
●チャージ 名称:FamiPay残高 ・#銀行口座(みずほ銀行、三井住友銀行のみ※順次拡大予定) ・#クレジットカード(ファミマTカードのみ) ・コンビニ(ファミリーマート):現金 |
●ポイント 名称:FamiPayボーナス ・実店舗、ネット店舗:0.5% ・一部のFamiポート商材や公共料金などの支払い:1件につき10円 ※FamiPayボーナスは6ヵ月の有効期限が有。有効期限内にFamiPay残高へのチャージが必要 ●ポイントカード連携機能 ●回数券 |
●クーポン ・1日1回参加可能なゲームをクリアするとクーポンのプレゼント ・対象商品の購入でスタンプがたまり、全部たまるとクーポンのプレゼント ・主にファミリーマートで購入可能な飲み物の無料クーポンなど ●可能性有なキャンペーン |
●オートチャージ機能 | 特になし(出金機能はなし) | ★☆☆ 実店舗はファミリーマートのみ、他ネット店舗は9店舗に対応 公式サイト |
・ファミリーマートをよく利用する人 ・日頃からTポイントをよく利用している人 |
楽天は調べていく中でも結構混乱したのですが、そもそも楽天はサービスが多岐に渡っていて色んな楽天ブランドが存在します。
楽天ペイについては実店舗とネット店舗を切り離して考えた方がわかりやすいのかもしれません。
「楽天ペイ」とは、楽天ペイメント株式会社の提供する、スマホひとつでお支払いができるアプリです。
引用元:楽天銀行内の楽天ペイとは?
楽天ペイとは?楽天IDに登録したクレジットカード情報で楽天以外のオンラインサイトでも簡単にお支払いができるサービスです。
個別に9つのキャッシュレスサービスを図解
各キャッシュレスサービスについて、比較表の「お金の登録手段、利用手段」を図解してみました。
チャージとダイレクトでどんな支払い方法があるか。色分けしているのは、緑がその場で支払えるもの、赤が店舗に行かないと支払えないものです。
ただしこれは買い物に行くという動作とは無関係な点はご留意下さい(あくまでお金の支払いにおいて。)
また、黄色の矢印はお金が実際に決済される(引き落とされる)タイミングを表しています。
PayPay(ペイペイ)

★実店舗の支払い時のポイント還元率
・基本 … 0.5%
・100円以上の買い物50回以上 … +0.5%
・10万円以上の買い物達成 … +0.5%
・最大 … 1.5%
集計期間は1ヵ月で達成したら翌月の1ヵ月間のみ、ポイント還元率が変動する仕組みです。
現実的なのは50回以上の方だと思いますが、それでも1日2回程度は買い物をしないといけないので結構大変に思います。
別のキャンペーンなどに期待する方が良いのかもしれません。
楽天ペイ

★実店舗の支払い時のポイント還元率
・基本 … 0.5%
・楽天Edyで支払う … 0.5%
・楽天カードで支払う … 1%
・楽天ポイントカードを提示 … +1%
・最大 … 2%
楽天武装したら高いポイント還元を得られるのが楽天ペイです。
ただ色んなポイント付与がある分ちょっと情報がまぎらわしく、他サイトではポイント3重取り(基本+楽天カード+楽天ポイントカード)で最大2.5%になるという記事がありました。
一応、公式サイトのこのページを素直に読み取ると、2%なのかなと判断した次第です(ただし公式サイトが消費者還元事業キャンペーン中を考慮しての記載の可能性はあるかもしれません。)
ちなみに楽天Edyのポイント分もプラスできそうかと思ったのですが、公式サイトのこちらのページを見るに、結局最大は2%なのかなと思いました。
LINE Pay(ラインペイ)

★実店舗の支払い時のポイント還元率
・基本(レギュラー) … 1%(+特典クーポン1枚)
・シルバー … 1.5%(+特典クーポン3枚)
・ゴールド … 2%(+特典クーポン6枚)
・プラチナ … 3%(+特典クーポン10枚)
・最大 … 2~3%
LINE Payで支払う際のポイント還元率は、LINEポイントクラブ(2020年5月1日開始)におけるマイランクによって変動します。
マイランクは過去6ヵ月間に貯めたLINEポイントの数に応じて翌月1ヵ月間のランクが決定される仕組みです。
*各ランクに必要なポイント数
シルバー … 100~499P
ゴールド … 500~4999P
プラチナ … 5000P+Visa LINE Payクレジットカードの登録
LINEポイントはLINEサービスにおける共通のポイントなので、普段から良くLINEサービスを利用している人はLINE Payへの選択肢が濃厚かと思います。
ただし最高ランクのプラチナを獲得するためには、Visa LINE Payクレジットカードを持っている必要があるので、持っていない場合の最大還元率は 2%です。
2%でも十分高い還元率になるので、節約家の人はLINE Payの選択はありですね。
メルペイ

メルペイの基本のポイント還元は残念ながらありません。
ですが、メルペイはキャンペーン時に最大50%など高い還元率の企画を用意してくれる事があるので見逃せないです。
ちなみにメルカリとドコモの業務提携により、使える範囲は広がっていますが(店舗数やポイント)、メルペイとd払いそのものが統合されるわけではないようです。
⇒参考リンク:「d払い」と「メルペイ」の残高が実質統合、ドコモ・メルカリ提携で
d払い

★実店舗の支払い時のポイント還元率
・基本 … 0.5%
・dカードで支払う … +1%
・dポイントカードを提示 … +1%
・dポイントクラブステージがプラチナ … +1%(6ヵ月間のポイント獲得数が10,000pt以上の翌々月)
・前月のdポイントをためた回数が100回以上 … +1%
・前月のdカード請求額が200,000円以上 … +2%
・最大 … 6.5%
d払いはポイント還元の条件が非常に細かくややこしいです。
一応、自分の中で整理した情報を書いてますが、もしかしたら間違っている可能性が高いかもしれません。
公式サイトのリンクを細かく貼っておきますので、d払いを検討される方は公式サイトの情報にも一通り目を通した方が良いと思います。
以下、自分の中で整理した情報。
●まず、d払いだけで整理(実店舗だけです)
・d払いには(ドコモユーザー以外は)dアカウントが必要
・d払いで還元されるのは「dポイント」である
・ドコモは色んなサービスがあり、共通のポイントが「dポイント」
・d払いで還元される基本の還元率は 0.5%。条件として、dカード以外のクレジットカードも可(公式サイト参照)
・d払いの支払いをdカードで行った場合は +1%(公式サイト参照)
・d払いはdポイントカードとの併用が可(公式サイト参照)
・dポイントカード提示による還元率は +1%(公式サイト参照※ローソンの例)
・dポイントカード提示とdカード払いの併用は可(?)(この公式サイトのページでdカードのところ、提示と決済の欄が別により判断※確証はないです)
●次に、dポイントクラブについて(ここが難問)
・dポイントを有効活用するためのサービスとして「dポイントクラブ」がある(公式サイト参照)
・dポイントクラブの入会にはdアカウントが必要
・dポイントクラブとして、買い物時にポイントを貯める基本の方法はdポイントカード提示かd払い(つまりdポイントクラブ独自のポイント還元はなし)(公式サイト参照)
・dポイントクラブには過去6ヵ月間のdポイント獲得数に応じた5段階のステージ制度があるが、基本的にはこのステージでポイント還元率は変動しない(優待サービスの違いのみ)(公式サイト参照)
・dポイントクラブのサービスとして、dポイントスーパー還元プログラムがある(要エントリー)(公式サイト参照)
・公式サイトには「通常の進呈ポイントに加え、さらにお買物金額の最大7%のdポイント(期間・用途限定)を還元するプログラム」と記載有
・2020年5月10日以降の還元率アップ条件より、ドコモユーザー以外が実店舗における還元では最大 +4%が該当しそう(以下に詳細記載)(公式サイト参照)
*dポイントスーパー還元プログラム+4%の内訳
・dポイントクラブステージがプラチナ … +1%
・前月のdポイントをためた回数が100回以上 … +1%
・前月のdカード請求額が200,000円以上 … +2%
au PAY(エーユーペイ)

★実店舗の支払い時のポイント還元率
・基本 … 0.5%
・QUICPay(IC決済)で支払う:1~2%(クレジットカード払いは2%)
・生活応援企画中のQRコード決済 … +0.5%
・生活応援企画中にローソンでQRコード決済 … +3%
・生活応援企画中に更に三太郎の日(毎月3日、13日、23日)にローソンでQRコード決済 … +6%
・最大 … 10%
日頃からローソンをよく使っている人は無条件にau PAYの選択に思います。
特に三太郎の日の10%のポイント還元率は非常に魅力的で、毎月3回をローソンでの買い物に切り替えるだけでもわりと節約に繋がると思います。
注意なのが生活応援「企画」なので永久ではないという点です。
一応、公式サイトではまだいつまでという情報が見当たらないので、しばらくは続く気がしますが突然終わる可能性もあります。
情報のチェックは欠かせないですね。
⇒参考リンク:au PAYのお支払いで!どこでもポイント2倍企画
企画でなくとも、もしクレジットカードを持っていて、更にiPhoneの人であれば、Apple PayからIC決済で支払った方がポイント還元率が2%になるのでお得です。
もう1つ、au PAYのポイントは2020年5月から「au WALLET ポイント」→「Pontaポイント」に統合されるので、Pontaポイント利用者にとってもau PAYの一択になるかと思います。
J-Coin Pay(ジェイコインペイ)

J-Coin Payの基本のポイント還元は残念ながらありません。
ゆうちょPay

ゆうちょPayの基本のポイント還元は残念ながらありません。
FamiPay(ファミペイ)

★実店舗の支払い時のポイント還元率
・基本 … 0.5%
・最大 … 0.5%
実店舗の利用では基本の0.5%還元以外に特段、ポイント還元となる支払い方は見つからなかったのですが、FamiPayのポイントカード連携機能は面白いです。
*連携可能なポイントカード
・dポイントカード
・楽天ポイントカード
・Tカード
とはいえdポイントと楽天ポイントであれば、FamiPayのポイント還元率は他より高いわけではないのでd払いや楽天ペイから乗り換えるほどではないでしょう。
しかしTポイントとの連携はFamiPayしかないのでこれは大きいかと思います。
日頃からTポイントカードをよく使っている人はFamiPayの選択はありですね。
もう1つこれは通常の支払いとは異なるのですが、もしファミリーマートのFamiポートをよく使っている人は、一部ですが支払い時に1件につき10円のボーナスが付くのでFamiPayの利用がお得です。
【まとめ】PayPay、楽天ペイ、LINE Payの3強に感じます
最後にまとめです。
色んな項目で比較してみましたが、ポイント還元率においてはどこも大体最小(基本)は0.5%~1%とそこまで大差があるわけではないですね。
そうなると個人的なおすすめはPayPay、楽天ペイ、LINE Payあたりです。この3つは色んな機能をカバーしていて使える店舗数としても申し分なく思います。
ただ楽天ペイは銀行口座が楽天銀行に限られてしまうのが悩ましいところで。PayPayとLINE Payはどちらも甲乙つけがたく悩みますが、PayPayの請求書払いの対応数は凄まじいので非常に魅力的に感じます(わざわざコンビニに払いに行くのが面倒な人にとっては最強ですね。)
しかしながら、もし楽天ポイントカードやdポイントカードを持っている場合は、楽天ペイやd払い時のポイント還元率が良くなるので、そっちの方が良いと思います(※ただしd払いはポイント還元率の仕組みがややこしいので注意。)
あとこれはただの感想ですが…。お金に関するサービスは複雑なものが多いので、公式サイトに書いてある情報も「あいまいな表現」が多いというのを改めて実感しました。
(例えば、キャッシュレスサービスにおいてはチャージできるカードの種類と登録可能なカードの種類が違ったりするので非常に混乱し易い。)
よくよく理解した上で選択しないと、実は賢くない使い方をしてしまっていたりするかもしれない、情報はやっぱりよく調べた方が良いですね。
(一応補足ですが、あいまいは言い換えると抽象化の事です。抽象化した表現はイメージを簡潔に伝えるのには適しています。)