同じマンガが複数のアプリで読める場合にどのアプリで読むと、一番多くを無料で読むことができるか。
アプリ横断シリーズの第2段は「ギフト±」という漫画。臓器売買を中心とした話で衝撃的なシーンの多いサスペンス漫画です。
無料で読めるマンガアプリ7つで掲載を確認しました。それぞれ現時点でコミックスの何巻まで読むことができるか。
それぞれのマンガアプリの特徴を踏まえた上でどのアプリで読むのがベストなのかを考察しました。
7つのマンガアプリがコミックス何巻まで公開中か比較
※この記事のデータにつきましては全て2019年2月4日時点のものです。
ギフト±はコミックス第14巻まで出ています。
調査は全てのマンガアプリを確認しているわけではないです。ざっと手持ちの22のアプリで確認しました。
発見できたアプリの数は↓の7つです。
- マンガボックス
- LINEマンガ
- マンガPark
- マンガebookjapan
- ニコニコ静画
- ピッコマ
- マンガZERO
アプリによっては先読み分という事で課金することで少し先を読めたりします(中には無料でも動画CMを見る等で先読みを読めたりします。)
ですがこの調査では無料分でどこまで読めるかで見ています。そんな7つのアプリを並べた結果の図が↓です。

実は第1段と似たような結果になったのですが、全14巻のうち一番多くを読めるのが「マンガZERO」と「ピッコマ」でどちらも13巻の最後まで読めます。
しかも先読み分ではどちらも最新巻である14巻の最後まで読めてしまいます。
次点はマンガParkです。1巻少ない12巻の最後までです。
前回同様にピッコマは1日1話しか読めないので、マンガZEROとマンガParkの2つに絞ってどちらが良いのか個人的な見解を述べます。
ギフト±を読むベストアプリはマンガZERO
マンガアプリのラインナップが第1段と似たような結果になってしまったので、記事としての面白みは弱くなってしまいました。
当然、言いたい事も被ってしまいます。アプリの特徴(読みやすさの違いとか)については前回の記事に書いていますのでそちらを参照下さい。
しかし、今回の結論は第1段の時とは少し違います。
第1段の時は、最新巻近くまで多く読みたい人はマンガZERO、初めての人限定ですがストレスなく読みたい人はマンガParkと2択にしていました。
ギフト±に関してはマンガZERO一択です。
マンガParkでもギフト±は「中卒労働者から始める高校生活」とは違い、”先読みなし”で12巻の終わりまで読めます。
が、どうも更新が不定期のようで次更新されるのがいつになるのかわかりません。
そうなると既に先読み分として14巻まで表示されている、確実に更新されるのがわかっているマンガZEROの方が安心できます。(マンガZEROも不定期は不定期なんですけどね。)
マンガZEROは広告の表示という少し我慢は必要ですが、1日に確実に9話分は読むことができるので早いペースで読めますし。
因みに13巻の最後は122話です。2週間あればいけますね。
マンガの見どころについて
まだギフト±を知らない人向けに、最後にギフト±のマンガとしての見どころについて、個人的に思う部分を書いておきます。
とにかくショッキングなシーンが多い漫画です。上手くオブラートには包んでくれていますが人によってはグロテスクに感じてしまうと思います。
臓器売買をテーマにはっきりアンダーグラウンドな世界観です。警察とかマフィアとか絡み合う感じです。
話がどうなっていくんだろう?という、よめないハラハラとした面白さがあります。
主人公は鈴原環(すずはらたまき)という名の女子高生です。心臓移植による影響か感情が抑え込まれています。子供らしからぬ無機質な振る舞いに時折危なさが感じられてしまうからか、つい目が離せないような見入ってしまうようなそんな不思議なキャラクター性です。
第1話では高校の屋上で今にも飛び降りようとしているモブの女子高生が描かれます。周りの生徒は野次馬だけで誰も助けようとはしない酷い連中が目立つ中で、すっと無感情のまま主人公が彼女に近寄ります。
結果、誤って落ちてしまうのですがすかさず主人公は手をキャッチ、しかし女性の力では引っ張り上げる事は無理と判断した主人公は信じられない行動に。
とっさに木の方に向けて彼女を投げ落とします。木をクッションにして結果的には彼女の命を救う荒技を行うわけです。
冷静というか合理的というか、彼女の脚は折れてしまいますが・・・。
そんな主人公は先生からの問いに「命は神様からの贈りものだから大事にしなきゃダメなんで」と答えます。
この「命を大事に」という台詞はドラクエの作戦コマンドばりに何度も口癖のように出てきますけども、意味としては非常に重いです。
というのも臓器売買のための臓器を摘出する役目なのがまさかのこの女子高生な主人公で、第2話でいきなり殺人犯を解体するショッキングなシーンが描かれます(さすがに最中は飛ばしてくれますけど。)
しかも麻酔なしの起きている状態で、主人公は目の色も変えずにさっくりと。想像しただけでも恐ろしいです。
なのでまあ、アングラ独特のバイオレンスな表現とか好きな人は面白く読めると思います。
そんな無感情な主人公ですけど、唯一淡い恋心を胸奥に秘めているのが子供の頃に心臓移植の手術をしてくれた先生で、先生に再会するのが1つの目的になってきます。
で、冒頭からニアミスで直ぐ近くにいたりするんですけど、先生も訳ありで素性を変えているのもあって見事にすれ違います。
先生とはどういう形で再会するのか、そして主人公に感情は色づくのか、というのも見どころです。
というように結構異色な作品ではありますけど、個人的には内容が気になってずっと読み続けている漫画です。
マンガZEROではないですけどね。最初読み始めたのがマンガボックスだったので、そのまま毎週マンガボックスで読み続けています。
以上です!