無料で漂流ネットカフェが最終話まで読めるマンガアプリを調べました。
手持ちの29個のアプリを片っぱしから検索したところ、作品については3つのアプリでHit。ただし!
無料のまま最終話まで読めるのは「マンガZERO」の一択です。
しかしながらマンガアプリというのは一気に最終話まで読める仕組みにはなっていません。1日に読める話数には制限があります。
ではマンガZEROだと最終話まで何日かければ読めるのか?
計算してみると、8日で大丈夫でした。
この記事ではそのあたりの話と、個人的に押見修造マンガが好きなのもあり、他の作品についてもどのマンガアプリで読めるのかをまとめています。
※データについては2019年6月28日のものです
無料で漂流ネットカフェが読める3つのアプリ


#マンガの内容についてはこちらの記事が凄く丁寧でわかりやすいです。※ただし完全なネタバレが含まれていますのでご注意下さい。
マンガアプリの場合は電子書籍とは違って巻数ではなく1話の単位でマンガが読めます。
何より嬉しいのは無料でかなり読めてしまう点ですね。
漂流ネットカフェについては以下の3アプリで掲載を確認できました。
- ピッコマ
- マンガボックス
- マンガZERO
それぞれどこまで読めるかといった、アプリの特徴は異なります。
実は最終巻まで掲載されているけど一部は有料といったアプリもあるので、この記事では「無料で」どこまで読めるかで見ています。
3アプリについては↓です。

漂流ネットカフェは7巻が最終巻。最後まで無料で読めるのは現在「マンガZERO」のみです。
#他サイトでちらほらマンガBANG!で読めると情報があったのですが、去年の話で今はもう掲載終了しています。
では、マンガZEROの仕組みについて簡単に説明します。
まず、マンガZEROでは漂流ネットカフェの3話までは完全に無料で読めます。
4話~最終話である63話までは「無料チケット」を消費することで1日に8話分を読むことができます。
無料チケットは8時と20時のタイミングで(上限である)4枚ずつ配布されるので、12時間の間に4話分を使いきらないといけない、というのは注意です。
以上がマンガZEROでの読み方について。1日に8話の制限はありますが、8日をかければ無料で最後まで読めてしまうのは大きいです。
ピッコマも最後まで載ってはいるのですが、37話(5巻)からは1話あたり70円の有料チケット制です。
マンガボックスについては連載中なので、もしかしたら最後まで連載が続く可能性はありますが、途中で終了となる可能性もあります。
ただマンガボックスの場合は28話~の間話については配信終了となっていて読めません(今は28話のみ。)
しかし、マンガボックスを使うメリットはあります。
実はマンガボックス→マンガZEROが最速?
マンガボックスがマンガZEROやピッコマと異なる点は、実は5話まで完全に無料で読めてしまいます。
ピッコマは2話まで、マンガZEROは3話まで、なのでこの2話分の差は有効活用できますね。
アプリをインストールする面倒はありますが、まずマンガボックスで5話までを読んでから、6話以降はマンガZEROにて1日に8話ずつ読んでいく、という戦法は使えます。
なのですが、結局のところ読み終わるのに8日かかるのは同じなので、やっぱりマンガZEROの一択でも良いかなとは思います。
押見修造マンガの他作品についても調査
ここからは漂流ネットカフェの作者である
押見修造氏の他マンガについて、同じく読めるマンガアプリがないかを調べました。
結果としては微妙ですね。漂流ネットカフェのように無料のまま最後まで読めてしまうマンガアプリというのはなかったです。
それでも途中までは読めたりするので、マンガアプリで途中までを読んで面白ければ電子書籍での購入を検討する、という流れになるかなと思います。
独自の感性が突出した鬼才の持ち主
押見修造氏が描くマンガについては、一貫した世界観のままとにかく突き抜けている、という印象があります。
そのため賛否両論が目立ってしまう、のはまあ当然かなと。
明らかに一般的なマンガではなくて、他のマンガとは一線を画していて、それが読めば読むほど惹き込まれていきます。
独特のタッチによるある種の不気味さがまた、怖いもの見たさみたいな感じで気になってしまいますし。
時には何だそれ!って思う展開もありますけどねw
多分、凄く面白いと感じるか、凄くつまらないと感じるか、人によって極端に感想がわかれてしまう作風であるかなと思います。
惡の華:マガポケで28話まで読む


コミックDAYS、パルシィともに1話のみが無料で最終話までは有料制です。
マガジンポケットは6話までが無料、7~28話は無料チケット制でチャージ時間は23時間です。つまりは約1日ごとに1話ずつ読めます。29~最終話までは1話100p(100円)の有料です。

作品の感想ですが、序盤の展開が衝撃でした。
好きな女子の体操服を思わず盗んでしまう、そして別の女子にバレてしまう。だけなら驚きはしませんが、バレてしまった女子がぶっとんだ性格の持ち主で主人公を巻き込みどんどんあらぬ方向のままつっぱしってしまいます。
最初はその女子と良い感じになるのかと思いきや、全くもってそういうわけでもないという。
理解が追いつけないままただただ先が気になる、そんなマンガでしたが後半の展開と終わり方は個人的には好きでした(レビューを見ていると賛否両論すさまじいです。)
ただすっきりとはしません。綺麗な終わりを描いてくれていますが、心のどこかでもやっとします。読み終わって呆然とするような感覚です。
多分、子供の頃とか、世の中に不平不満をもっている人はどこかしらに自己投影してしまうのかもしれません。
行き場のない何かを思いっきり発散してみた後のような・・・不思議な虚無感を得られます。
#2019年9月27日より、実写映画化されるとのことで、今年はこの作品が少し話題にあがりそうですね
ぼくは麻理のなか:ピッコマで62話まで読む


ピッコマが3~62話が「待てば 」ということで1日に1話ずつ読むことができます(1話を読むと24時間のチャージを経て次の1話が読める仕組みです。)
63~最終話は有料チケット制です(1話=60円。)
LINEマンガも仕組みはピッコマと似ています。4~44話が無料のチャージ制で23時間が経つと1話を読むことができます。
ただしLINEマンガは連載中なので、今後もしかしたら最終話まで無料のまま読めるかもしれない、と期待するのもアリです。

軽くマンガについて
ある日に突然、コンビニの天使である女子高生に体がなっていた。
その謎を解き明かす物語ですが、ラストのオチの部分に納得できるかどうかで評価が分かれる作品に思います。
もし、好きな女の子になれたら、といった一度くらいは思い描いたことのある中二病的な妄想が生々しく描かれていて。
それがある意味リアルで汚く、そんな描写が人によっては気持ち悪く感じるかもです(レビューを見ていると特に女性からの批判が多い印象。)
こういった点が賛否両論のターニングポイントな気がします。
#2017年にこの作品は実写ドラマ化されています
ハピネス:マガポケで15話まで読む


ハピネスは無料で読むのは厳しいです。唯一、マガジンポケットが15話までを無料チケット制(23時間のチャージ)で読むことができます。
16~最終話については1話100p(100円)の有料です。

軽くマンガについて
いきなり女の子に襲われて、血を吸われて、吸血鬼になってしまった悲劇の主人公の重たいお話です。
最初、血を求めてしまう自分の体の異変に気づくも、わけがわからない、でも一線は越えたくない、という葛藤が丁寧に描かれます。
この序盤の雰囲気から連想されるところで東京喰種がありますが方向性は全く異なります。バトルではないので、ヒューマンドラマが中心です。
10巻の最後、あとがきにて作品のテーマについて触れられています。タイトルになっている「ハピネス(幸せ)」とは何なのか・・・。
そんな答えのない深いテーマ性をもとに構築されているお話なので、全体を通して切ないです。(他の作品もそうですが)やっぱり読み終わると呆然としてしまいます。