この記事はビジネス書の要約サービスであるflier(フライヤー)について、100冊を超えて利用した時点での熟考した内容を書いています。
巷ではflierの要約は微妙なのではないか、という声が多数あるようですが、結局はどこに目的を置くかで変わってくると思います。
私の場合は下記でした。
- ・flierは自分に必要な本を「見つける」のに有効
- ・さらに、必要な本を実際に読む際に、読みこむ時間を少なくするために有効
残念ながら、要約を読むだけで事足りるかというと、そうではないというのが私の結論です。
理由としては・・・
・1冊10分という読書時間だと、内容が頭に定着しない
・flierの要約は、読んでいると書籍が気になってくる
・flierの要約を使わないで本を開拓したい場合、時間がかかる
・flierで気になって購入した書籍は、いつもより速く読める
一つ一つ見ていきます。
flierの1冊10分という読書時間はそれだけでは内容が定着しない
まず、私の場合は要約を読んだだけではあまり内容が頭に入ってこないことが多かった、というのが大きいです。
思うに、ただ読むだけなら10分という読書量はあまりにも少ないですよね。1つの教科を10分だけ勉強してどこまで頭に入るんだという話で…。
しかも10分というスキマ時間で読めるということは、別の何かをしている合間だったりします。
私の場合は勤務中の10分休憩時間で、大体1冊の要約を読んでいっていました。
(全部が全部をじっくり読んでいるわけではなく、あまり興味がわかない内容の本は5分程度で流し読んだりもしています。)
ということは別の作業(仕事)からの頭を切り替えての、はい、10分スタート。これでいきなり集中して読める人は中々凄いように思います。
#ただ、改めて10分で読める長さは丁度良いなとは思いつつ…。
もし、flierの要約だけで情報を知識に変えたければ、メモを取ったり反復する習慣は必須ですね。
そのためアプリ内にはメモを取れる機能が備わっていて。しかも、このメモは公開することも可能です。
しかしそれよりも、flierの最大のメリットは、やはり興味を惹く本を見つけることにあると思いました。
#学びメモについて
flierには要約を読んで学んだことをメモしておける機能があります(メモした内容はマイページからいつでも参照可能。)
個人的にこの学びメモの機能が1番面白いのは他人のメモが見られる点。実は他人が本のどこに注目したか、その考えを見ることこそ1番の学びにも思います。
なんというか、本を読むのが上手い人っているじゃないですか。
flierのユーザーってやっぱり本が好きな人が多いわけで、読書に慣れている人が多い。flierではTwitterのようにフォローフォロワー機能があるので、この人は本を読むのが得意そうだという人が見つかればフォローしておくのもflierの便利な使い方なんです。
フォローしておけば、フォローした相手の学びメモを簡単に見ることができます。読書が得意な人がこの要約のどこに注目したか、どんな学びを得たのか。
これが結構楽しい機能だなと、使っていて思いました。

flierの要約は自然と書籍が気になる構成だがノット書評に注意
ニクイことに、さすがプロの方が要約されているだけあって、自然と書籍への興味は惹かれます。
一応、プロのライターさんは複数人いますので、要約の仕方にも多少は人による個性を感じます。
とはいっても、flierは有料のサービスですので、管理する人もライターの人も素人ではありません。
当然、要約の質を担保するために、ある程度の基準を設けているはずで。
実際に私はゴールドプランで色んな要約を読んだ感じ、文字量含めたバランスというか、非常に統一感は感じています。

基準という意味では、文章の構成によるところも大きいです。
flierは要約に入る前の最初にレビューという形で、「どういった本なのか」や「要約者自身が惹かれた点」など、また本書の要点という形で、読む上でのポイントがまとめられています。
そして要約が終わった最後には「一読のすすめ」です。いわゆるまとめの文章。
ここで要約に書き切れなかった部分や、書籍では他にどんな情報が得られるかが簡単に書かれています。
この「一読のすすめ」が結構、どの本を買うかを選ぶ際の迷いを解消してくれたというか、後押ししてくれた感がありました。
流れとしては、要約部分で書籍に興味を持つと、さらに一読のすすめで書籍の中身が益々気になり、書籍を購入して読んでみたいと思うことが私の場合は度々あった次第です。
※ただし、1点だけ注意があります。要約は書評ではないという点です。
基本的には「この本のどういったところがおすすめする点か」しか書かれていません。悪い部分は書かれていない、ということです。
あくまで本を選ぶ判断をするのは「あなた」だと、ある意味偏った内容であることを意識しないといけません。
flierを使わずに本の新規開拓は時間がかかる点
もし、flierを使わずに新しい本を開拓しようと思った場合、一番確実なのは本屋に行って立ち読みをすることです。
その場合、きっとまず背表紙のタイトルから入り、次に目次を見て、気になるところを少し読んでみると思います。
この本は違うなとなったら、また次の本へと…。
意外と時間がかかる作業ですよね。
しかも目次から気になるところを読むだけでは、内容の全体をとらえることは中々難しいと思います。
それを10分の量にまとめてくれているflierの要約は、本の新規開拓に非常に便利です!
スマホだから自宅で横になりながらも、買いたい本を見つけることができるわけです。
flierの予習により、本の読了スピードが上がる理由
実際にflierの要約を読んで、気になった書籍の方を何度も買いました。すると、いつも以上にスルスル読めていけたというか、いつも以上に深く読了することができた相乗効果がありました。
事前にflierの要約により、予備知識が多少なりともできていた効果なのかもしれません。
要約は全体像をとらえやすいです。
何かを説明してもらう時に、最初に全体を説明してもらい、そこから細かいところを説明したもらった方がわかりやすいのと、同じ効果なのかもですね。
もう1つ、先に要約を読んでおく効果がありました。
前提として、本を読む時に一字一句全部読みこむ必要があるかというと、その必要はないと考えます。
人によって必要な情報は異なるので、自分が必要な箇所(欲しい情報)だけ読めればそれで良いはずです。
それをflierの要約によって、事前に本の中で重点的に読むべき内容が見えてきます。
プロの方が要約をしているので、要約された箇所は、わりと本の中でも中身の重要度が高いところです。
つまり、flierの要約を読み続けていくと、重点的に読むべきところと、流し読んで良いところが、段々と学習できるようになっていきます。
数百ページある本を速く読む技術が上がっていくということです。

>> flier 公式サイト(ゴールドプランのキャンペーンページへ)
余談:ビジネス書の効能は知識よりもマインドを変えることにあるのかもしれない
※ここからは、本記事のテーマとは少しズレていますので、興味のある方だけお読みください
最後に、ビジネス書をなぜ読むのかについてを考えてみました。
ビジネス書を読むことの一番の効果は、知識よりもモチベーションだと思います。
私はこれまで、自己啓発の類にはずっと懐疑的でした。直接的なスキルにならないものにどんな意味があるのかと…。
しかし最近はずっとビジネス書漬けの毎日を送っていて、だいぶ見方が変わってきたように思います。
そもそも書籍になるような人物って、世の中にある程度以上の実績を残している、要は成功者が多いわけですよね。
実際にどの本も著者のプロフィールを調べてみると、自分なんかとは比べ物にならないほど、凄い人たちばかりです。
そんな凄い人たちが頭の中で考えていること。良い刺激にならないわけがないです。この時間(体験)そのものが大切なんだという理解に今は変わりました。
世の中の凄い人たちの考えを目の当たりにした時に、自分を惨めと思うか「負けたくない!」と思うか。
やっぱり自分は後者でありたいと思ってしまうから、逆にテンションがあがってくるのかもしれないです。
そしてテンションだけではなくて、焦りも大きい。
最近は本を読めば読むほど、知識が広がれば広がるほど、どんどん焦ってきます。
これからの10年で益々経済格差は広がるでしょうし、役割はより細分化され、自分のプロフェッショナルを見いだせないと厳しくなっていきます。
体感的にはここ2年くらいでかなりのブロガーの数が増えてきたと思いますし、今後も益々競争は激化していって、そこで戦えない人は淘汰される時代がやってくる気がします。
なので自分はマジで勉強していくと決めたわけですが、実際にやってみると新しい知識を得るのは中々面白いです。
とはいえ多分、これがやらなくて良いとなったら、きっとやらなくなると思います。
だってビジネス書を読む以上に面白いことがあるから。私の場合はゲームとかですね。
だから、そんな誘惑がせまった時にふんばれるかどうか勝負なところはあって。忍耐力は必要ですね。
ただ、無理やりにでも続けてみると、段々と慣れてくるのは感じます。
何より面白いのが、中には自分にとって非常に興味が惹かれる本があらわれる瞬間です。
私はとりあえずこの時間まで読むと、読む時間を区切っていたりしますが、たまに時間を忘れて読み続けたいと思う本がありました。
まるで好きなことをやる時のように…。これは新しい発見でした。
必要に迫られてやり始めたことも、意外と苦痛に感じるのは最初だけなんだと。また意外とマインドセットを変えるのは結構簡単なことなんだというのもわかったことです。
もし、社会人になってからあまり勉強していないなとか、将来が不安な人は、flierの要約から本を読むことに慣れていくのはおすすめです。
最近読んだ本で、人は無意識のうちに毎日の行動をパターン化(ルーティーン化)していると書いてありました。
その行動を変えるというのは、せっかく作り上げた自分の規則性を壊すことになるので、心理的にすごく抵抗を感じるそうです。
だから新しい行動をできるようにするためには、小さなことから変えていくのが一番良いと。
flierの場合は、本屋に行くことなくスマホでできてしまうので、まさに該当すると思います。
少しでも興味のある方は、下記のページでは初回7日間が無料となるキャンペーンをやっていますので、ぜひ試してみて下さい。
キャンペーンで登録すると、無料期間後の料金も通常より10%安くなりお得です。
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ここからは本当に余談ですが…。
flierは買いたい本を見つけるのに有効と書きましたが、私の例で恐縮ですがflierの要約からどの程度書籍に興味を持てたか。
↓の画像はflierでの読了数が111冊になった時、お気に入り登録した数は31冊ありました。
お気に入り登録した本は後から実際に買っているわけですが、つまりは購入する本をflierから3割弱に絞れているという感じですね。

この記事が少しでも参考になれば幸いです。
ここまでお読み頂き、ありがとうございます!
>> flier 公式サイト(ゴールドプランのキャンペーンページへ)