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※以下は備忘録です
LINEの無料ノベルゲーム「コトロ」のレビューです。作品のジャンルはミステリー。LINE QUICK GAMEから遊べます。
日々の生活の中で一番良く使うアプリって何だかんだLINEだったりしますよね。そんないつも見ているトークリストからチャットではなくゲームをするというのは新感覚でした。
いつもやっているチャットの感覚でミステリー小説のような物語を楽しめるのが「コトロ」です。
いざプレイしてみると色んな戸惑いや発見があったのでまとめました。
作品そのものよりかは、LINEのトーク画面でゲームをするという感覚がどういうものかに焦点を当てています。
ゲームの基本情報について
* Information *
- 題名 : koToro_(コトロ)
- 種類 : アドベンチャー / ミステリー
- 記録 : オート
- 画面 : 縦横OK
- 料金 : 完全無料
* Status Lv *
- 時間忘れ度 :
- ★★☆☆☆
- シンプルさ :
- ★★★★☆
- 飽きにくさ :
- ★★★☆☆
- 頭使わなさ :
- ★★★★☆
- 気にしなさ :
- ★★★☆☆
普通のゲームとは感覚的に違う部分
コトロをプレイしてみての感想、実は一番伝えたいのは肌感覚の部分かもしれません。
どこでゲームをプレイするかというところで、LINEのトークリストから普段チャットをしているのと同じ感覚でゲームをする。
トークリストからゲームができるというのは今までにない感覚を味わえました。
こう書くと他のLINEゲームも同じでは?と思われるかもしれませんが、ちょっと違います。コトロと他のゲームとのジャンルの違いというかシステムの違いです。
例えば、同じLINE QUICK GAMEである「にゃんこ防衛軍」ジャンルはシューティングです。
入口は同じトークリストですが、トーク画面からPLAYを意識的に押して少しロードがあって、またSTARTのボタンを押したらゲーム開始です。
コトロの場合はノベルゲームなので、トーク画面が要はゲーム画面。開いたらもうゲームしてます。
LINEじゃなくても普通のゲームアプリでゲームする時って、意識的にも無意識にもどこかしら「さあ、ゲームするぞ!」って気持ちでゲームをやり始めます。
コトロの場合はどちらかというと”気づいたらゲームしていた(ゲームだった)”という感覚。この移り変わりがシームレスなんですよね、ってのが面白いなと思いました。
これはコトロがノベルゲームですけど会話を読んでいくスタイルなのも大きいです。グループチャットで人の会話を見ているだけみたいな。
その反面が欠点の部分に思います。コトロはある物語の中から会話だけを読んでいくので、ゲーム性という意味では弱いです。
ゲームとしてコトロでできる事
コトロは主に登場人物7人の物語に沿った会話を楽しみます。その中で主人公はところどころ、選択を迫られます。
ジャンルでいうとアドベンチャーゲームに該当します。選択といっても基本は2択です。
物語は章分けで全10章、プロローグから始まる第1章においては選択による分岐は無く、1本の物語を読んでいきます。
選択によって変わるのはちょっとした会話の変化程度。例えば主人公があるプロジェクトへの参加を応募するかしないかの2択。

応募しないを選択しても、その後の会話の流れで結局は応募することになります。どちらを選んでも結果は同じだったりします。

因みに2択のパターンとしては、画像を使った選択や、謎解きをしないといけないタイプのものもあります(謎解きが入るとアドベンチャーな感じが出ますね!)


また、ちょっとしたミニゲームもあります。ハンターから逃げる鬼ごっこのミニゲームです。
スマホのタッチ操作でキャラクターを動かし、制限時間内に指定された場所まで到達できればクリアというゲーム。
結構、操作し辛いので1回はゲームオーバーになるのではないかなと思います。

会話だけを読んでいく感覚とは
コトロはノベルゲームって事で、プレイする前はサウンドノベルを想像していました。あとはコミコノベルみたいな雰囲気なのかなとか。
実際は全然違いました(多分、ここが一番の評価が分かれるところではないかと。)
実はプレイしているとふと違和感があって、何に対しての違和感なのだろう・・というのを自分なりに分析してみました。
まず、音に関して。LINEのトーク画面だからさすがにBGMは流れないですよね(当然といえば当然。)
一応、間に挿し込まれる”動画”からはセリフ含め音が流れます。ただ動画は短いのが多いので、あくまで情景を補ってくれるもの。

あと動画だけではなくて適宜、”画像”も挿し込まれます。今どんな場所にいるのか、イメージの助けとなります。

画像と動画以外は、ほとんどがもう登場人物によるチャットのみです。まさにLINEのトーク画面という事で、一番厄介なのがこの”会話の中でしか情報がない”こと。
小説では必ずあるテキストによる状況等の描写は一切ありません。キャラクターの心情が描かれたりもないです。
一応シナリオ上、●RECという存在に常に監視されているので、●RECがその役目を果たしている部分もありますが何とも難しい。
↓例えばこれ。

機械的な感じ、淡々と進む感じなので抑揚が感じ取り難いです。
なのでとどのつまり。
音が無く会話だけを読んで物語をイメージするって、意識的に読まないと難しいというのが分かりました。
何も考えずに読んでると、気づいたら何も頭に入ってなくて読み返した事が何回かありましたので。

↑とか。情景を頭の中でイメージしていないと、気づいたら場面変わってる!?なんて事になります。
これは操作性の部分も関係してきます。コトロはLINEのチャット機能を使っているので、主人公の発言以外は一定間隔で自動的に流れてきます。
なので自分でスクロールして読む必要が無い、というのは楽です。だからついぼーっと読んでしまったり・・・笑。
メッセージのスピードは設定で変更できます。断然「速い」にした方が良いです。
速いでも3秒くらいの間隔で待たないといけないので、自分のペースで読めないのは難点です。

(ちょっと唐突ながら)以上です!
物語そのものは特段、斬新というわけではないのであえて触れませんでした。LINEの仕組みを使ったノベルゲームという取り組みが斬新だったので、そちらに焦点を当てたレビューになりました。
(あ、でも主演の今田美桜さんは最近、「世界で最も美しい顔100人 2018」にノミネートされたみたいです、というプチ情報を挟んでみます。笑)
シナリオのボリュームは結構ありそうです。第1章だけでも1時間30分はかかったので、全10章を考えるとそれなりな量になるのではないかと(実はまだ第2章までしかプレイしていません。)
まあほんと空き時間でちょいちょい進められるので、気楽に気軽にプレイできるのは良いです。
あ、通知オンにはしない方が良いです。凄いことになります。笑(デフォは通知オフ。)