非常に高評価でよくおすすめゲームアプリとしてタイトルがあがる『まんぷくマルシェ』って、レストラン経営系のシミュレーションゲームがあります。
既に1~3までシリーズ化されていて、3つとも大人気です(Nintendo Switch版まで出ています。)
レビューコメントが★4と5ばっかりなので、みんなの絶賛の声に読んでるこっちまで何だかにんまりしてくるアプリなんですよ。

期待感を胸にまずは1を最後までプレイしてみました。
納得ですね。世界観がすばらしいです。
大きくあげるとポイントは3つに思います。
- ・販売は放置して良いし、難しい操作なんてのも一切ない『気軽さ』
- ・個性豊かな6人のシェフとの会話にほっこり癒される『温かさ』
- ・独創的すぎるレシピの数々は見ていて楽しい、レシピ開発の『奇想天外さ』
逆にこのゲームが合わない人というのは、ポイントもそのまま表裏一体な感じです。
簡単な分ゲーム性としては弱いとか、レシピ開発にしても想像つかなすぎて自分で考えて生み出す楽しみ方はできないだとか、ストーリーについても終わり方が良いという声が多い中でクサいと感じる人もいる、などなど。
あとは全体的にほのぼのしていて可愛い、といった雰囲気なので(みんなの声も大半がそんな感想)、どちらかというと女性の方が楽しめる内容であるかなと感じました。
というのを踏まえまして、3つのポイントに絞ってレビューをしていきます。
ゲームの基本情報
- 題名:まんぷくマルシェ
- 種類:経営シミュレーション
- 記録:オート
- 画面:縦向き固定
- 料金:アプリ内課金あり
簡単でテンポの良いゲームシステム
まんぷくマルシェの主人公は料理アドバイザーとして働く女性です(名前を好きに決められます。)
なんと借金が 5,000,000G もあります。
『世界樹のマルシェ』この場所をゴーマン商事に取らせないために、6人のシェフと一緒に経営をがんばっていく物語です。

料理の販売は、仕入れのための移動もこなせるキッチンカーにて行います。

大きくやることは4つをまわすだけ
経営といえば決まったサイクルをまわしていくイメージがあるかと思いますが、まんぷくマルシェも同様で。
ただまんぷくマルシェの場合はやることは凄くシンプルです。
『材料の仕入れ』と『レシピ開発』と『料理の販売』そして『キャラクターとの会話』
細かいのを除けばこれだけです。
#材料の仕入れ
一番多く行う作業ですね。
キャラごとに仕入れられる食材が決まっているので、どのキャラと一緒に仕入れに行くかを選ぶ形です。

操作はタップで選ぶだけなので簡単なのですが、仕入れるにはスタミナを消費する、というのがあるので一度に何度も仕入れるわけではありません。

そんなスタミナは時間経過で回復するか、金のタマゴというアイテムを使うと回復します。
この金のタマゴが課金要素の部分ですね。ただミッションをこなしたり仕入れの最中にもたまにゲットできますので、無課金でも大丈夫です。

#レシピの開発
食材を組み合わせると新たな料理が生まれます。『新メニュー』が時間経過で『定番メニュー』になったり『復活メニュー』になったりで売れ行きが変わるのが面白いところで。

#料理の販売
ランダムにお客さんがやってきて、勝手にどんどん売れていきます。
料理は組み合わせの食材の数分しか販売できないので、なくなる前にどんどん仕入れていくって流れです。
特にたまに発生するフィーバーという状態になると、一定時間の間は高速で売れていくので一気になくなります。
それが爽快感だったりしますけどね、連続で発生する「チャリ―ン♪」という音が気持ち良いです。

#キャラクターとの会話
仕入れを行ったキャラクターとは会話が発生します。

#ランクアップ
売上が一定の金額に到達するとランクアップしてストーリーが展開していく流れです。
最初は6人のシェフが順番にマルシェにやってくるので、どんどんやることが増えていきます。

#仲良し度について
仕入れとレシピ開発と販売やキャラとの会話をこなしていくと、仲良し度があがっていきます。
仲良くなると新しく使えるベース料理が増えていくので、また新たなレシピが開発できるようになります。

ゲーム性は弱いが作業のストレスを削減する要素が満載
割とゲーム性で見たらまんぷくマルシェは弱いです。基本はただ作業をこなしていく感じですね。
リアルな経営シミュレーションを期待してプレイすると、きっと拍子抜けしてしまいます。
そうではなくて、できる限りシンプルに無駄のない作りで気軽にプレイできる、というのがこのゲームの良いところに思います。
#アプリ閉じても自動で販売、放置できる
販売の部分はアプリ閉じていても自動で行ってくれるので、非常に楽です。
ただし当然、ずっと放置し続けると食材がなくなって売り切れとなります。適度に立ちあげて仕入れはする感じですね。

#シェフにおまかせボタンが便利
料理は最大で6つまで並べられるんですけど、定番メニューになると売れる速度が落ちるので一旦、下げておいて・・・とやっていかないといけないんですけど、、
面倒なのでもっぱら『シェフにおまかせ』で、ボタンをポチっで一瞬で良い感じに料理を入れ替えてくれます。
これもほんと楽です。

#仕入れは数が少ない食材が優先される良心設定
やっぱり売れ行きによって減りが早い食材とか出てきます。
仕入れは一応ランダムではあるのですが、何気に数が少ない食材が多めにゲットするようにバランスが考えられていてすばらしいです。
#スタミナ回復が早い&最大値もどんどん上がる
仕入れに必要なスタミナは一番少なくて5~後半になって行ける場所が増えると1回で20とか必要になってきます。
ただスタミナの回復速度は他のゲームと比べて早めなので、さほど苦にはならないです。
しかも主人公が料理を食べて満腹状態になると回復速度があがる、といった仕様があって、
早くて30秒~1分でスタミナが1回復したりします。

大体、1~2時間を放置しておけばスタミナがMAXまで回復しているので、全員分を仕入れて会話とか諸々やって、また放置・・・
というサイクルで、隙間時間にささっとプレイできるからお気軽感がほんと高い。
何気にアプリの起動も速いんですよ(5~6秒で立ちあがる。)
あとスタミナの最大値もゲームを進めていけば結構なペースで増えていきます。
スタミナ制度ってどうしてもネガティブな印象が強かったりしますが、まんぷくマルシェにおいてはそんなに気にはならないです。
やっぱり放置できる仕様なのが効いてますね。

#仕入れする度に会話は頻繁に発生
キャラごとの会話の数はかなり多いのですが、発生の頻度が高いのでどんどん消化していけます。
最初の頃は仕入れを1回行う度に会話が発生するので、この点もテンポ良く進められる要因に思います。
#強制広告は×ボタンですぐに閉じれるタイプ
基本は無料のゲームなので広告は挿し込まれますが、常時表示の広告は画面一番上に帯で邪魔にならない位置ですし、
仕入れの際に何回か1回は強制的に広告が挿し込まれますが、すぐに×ボタンで閉じられる仕様なので(動画広告ではない)ほぼほぼ気にはなりません。

そんなわけで、まんぷくマルシェはかなりストレスフリーなゲームに感じました。
ストーリーと6人のシェフとのエピソードが楽しめるか勝負
まんぷくマルシェのメインは個性豊かな6人のシェフとの会話です。ここが楽しめるかどうかでこのゲームにハマるかが決まります。
逆に楽しめなければただの作業ゲーと化すのでハマりません。
であれば6人がどんな個性なのかが重要なので、簡単にまとめました。
多分、実際の会話内容を見るのが一番イメージしやすいと思いますので、ネタバレしない程度に少し画像多めでいきます。
ユーカリ:食べること大好きおっとりお姉さん【パン屋】

一番最初に世界樹のマルシェに参加してくれるシェフです。チュートリアルの役割もしてくれます。
語尾を伸ばした口調でおっとりしていて天然も入っていてゆるい性格で、とにかく食べることが大好きなエピソードが多いです。

じ、尋常じゃない量を食べまくっていてなぜその体型が維持できているのか・・・実は彼女には秘密が・・・?

フェンネル:段々と心を開いていくイケメン【洋菓子屋】

女性のことを子猫ちゃんと呼ぶ絵に描いたようなイケメンで、絵に描いたようなナルシストな性格。

最初は割と主人公に対して鋭い洞察力で牽制するもの言いをしてきたり、上からな態度を取るものの、実は裏あり訳ありで、、
段々と心を開いていく様子がわかりやすく描かれているのが面白いキャラクターです。

マジョラム:オシャレ大好き魔法使いギャル【肉料理屋】

お店の名前を今風(というかD○I語風)な略語にしてしまう魔法使いで空を飛ぶのが得意です。何だかんだ面倒見が良い性格。
しかしながら怒ると怖い、というのは違う意味でも(秘密があります。)

オシャレ大好きなのでそんなエピソードが多く、主人公のカタい格好は何とかしたいご様子。

ブーケガルニ:魔王になりたいムードメーカー【魚料理屋】

漁師兼シェフで頭は弱いかもだけど真っ直ぐな性格をしていて、なぜか魔王を目指しています(なぜか歌が上手いという才能も。)
そんな彼はなぜ魔王を目指すようになって、そして彼のイメージする魔王とはどんな存在なのか。なんか目が離せないキャラクターです。

時にはカッコイイ一面を見せるのがブーケガルニという漢なんです。

ミツバ:男の人はダメ!でも大人の恋愛に憧れる乙女【米料理屋】

気弱な性格でかつ男の人が大の苦手で客層にまで影響してしまいますが、運命的な出会いとか大人の恋愛には興味津津です。
実は一番かもな二面性あり。ギャップキャラですね。

実は家がとんでもないお金持ちでお嬢様な一面をエピソードで垣間見れます。

リンドウ:真面目キャラを突きぬけてユーモラスな青年【和菓子屋】

真面目な性格ゆえにとにかく自己評価が低く、入り込むと周りが見えなくなってぶっ飛んだアクションをしてしまったり。落ちついた見た目から実年齢より高く見られてしまったり。
でも実は一番ユーモラスなキャラクターだったりします(本人は自覚していない。)


↑このみんなとの会話めっちゃウケました。笑(実際はもっとやり取りは長いです。)

後半になるにつれ増えていくキャラ同士の会話
キャラクターの会話は最初は主人公と一対一が多いのですが、段々と他のキャラが会話に参加してくることが増えていきます。
この6人が仲良くなっていく感じもまんぷくマルシェの見どころの部分ですね。
これもいくつか画像にて。


そうそう、6人は男女が半々なんですよ。ということは恋愛についてはどうなのかというところですが、そういった要素ももちろんあります。
意外にも「あのキャラとあのキャラが!?」みたいな、見どころあります。
ヒントなしでは開発不能な斬新レシピ
とにかく予想の斜め上をいく料理を生み出していくのが、まんぷくマルシェのレシピの特徴です。
普通の感覚の人には全く思いつけません。見たことも聞いたこともない料理ばかりです。
名前からして『ネオ料理』ですから・・・。
大半が「いやそれ組み合わせちゃダメなやつ・・・」なんですけど、たまに美味しそうな料理も出てきます。
ただ味は美味しいはずがない組み合わせの料理でも、見た目は可愛らしかったりするので、レシピ開発は目で見て楽しいです。
食材を2つか3つ選ぶだけの単純ゲームですけど。
そんな感じなので、レシピ開発にはノーヒントで食材の組み合わせを探し出す『自由開発』というやり方があるのですが、まあ失敗します。

まともなレシピがいくつかあった方がゲーム的には良い気もしますが、この突き抜けている世界観がまんぷくマルシェなんだと思います。


この料理の見た目に惹かれるかどうかも、ハマり具合に影響するかなといったところですね。
まとめ:まんぷくマルシェは7人のハートフルな物語にみんながおすすめするゲーム
最後にまとめとして。
一応、経営シミュレーションなのでとにかく売上を伸ばしていくことが目的のゲームですが、それ以上にキャラクターの個性が面白いゲームです。
ゲーム性としては作業的で、単調な感じが強いですし・・・。
それでも放置系のゲームが嫌いな人でも楽しめるという声があるのは、このストーリー性と気軽さの部分だと思います。
今回、レビューするにあたって一番凄いと思ったのが、色んなところでオススメゲームとしてこのタイトルがあがっている印象が強かった点です。
例えば、Yahoo知恵袋でまんぷくマルシェで検索すると、ほぼほぼがおすすめゲームとしてのアンサーだったりします。
特にやはり女性の方におすすめしている傾向が強いですね。
これだけおすすめゲーム一色な検索結果はめずらしい、凄く評価の高いゲームであると改めて認識させられました。
ちなみに、クリアまでどのくらいかかるかというと、放置ゲームなのでプレイ時間としては計上しにくいです。
日数として数えると、私の場合は割と密にプレイして(隙間時間をかなり有効活用して)7日間といった感じでした。
そんなわけでとりあえず、まんぷくマルシェ1のレビューとしては以上です!
