これまでまんぷくマルシェを1、そして2とレビューしてきまして、いよいよ最後の3となります。
やっぱり最後なだけありますね。
また一段とゲーム性が上がり、考えなしにはクリアできない難易度になっています。
3の目玉は敵とのバトルです。
バトルの何が良いかというと、例えレベルが低くても頭を使えば攻略できてしまうところ。そういった緊張感の要素は1にも2にもなかった点です。
しかも何気にちゃんと考えないと倒せないバランスに調整されていて。特に中盤以降は一気に敵が強くなります。
おかげでラスボス倒すまでに約 13日間もかかりました。放置ゲームなのでもちろんちまちまとやっていたわけですが、、
1と2がどちらも1週間あればクリアできたことからすると、3は倍かかるボリュームです。
そんなわけでこの記事では主に2と比較する形で、3のお話の目的からゲーム的におもしろい点について、コアな部分のみを書きだしています。
まだまんぷくマルシェを1も2もプレイしたことがない人に注意なのが、ストーリー的には1→2→3で繋がっています。順番にプレイしていくことをおすすめします。
1と2がどんなゲームなのかについては当ブログの過去の記事にて書いておりますので、ご参考までにリンクを貼っておきます。
ゲームの基本情報
- 題名:まんぷくマルシェ3
- 種類:経営シミュレーション
- 記録:オート
- 画面:縦向き固定
- 料金:アプリ内課金あり
ゲームのスケールは世界へと、そして3作目にてタイトル回収
まんぷくマルシェ3の目的は、世界中に出店してしまったゴーマンストアを独占させないために、対抗して世界中にキッチンカーのファンを増やしていくこと。
そのジャッジは一定期間内の売り上げを競う『ファン争奪バトル』で行います。
世界中にて。


思えば1は、世界樹にいる人たちという狭い範囲だったので『世界樹のマルシェ』
2は世界中の人たちを王都でおもてなしする一大プロジェクト、ということで『王都のマルシェ』
3はついに実際に世界をまわって、世界中の人たちの胃袋をまんぷくにしていく・・・平たく言えばファンを増やしていく『まんぷくマルシェ』
そんな感じに段階的にスケールアップした上での、最後はきっちり(?)タイトル回収です。
2ではまさかのゴーマン商事が味方してくれたために、ただただゲームの目的が売り上げを伸ばしていくだけでした。
これは時間をかければ誰でもクリアできちゃうということなんですよね。
3も時間をかければ最終的にはクリアできるとは思いますが、バトルが導入されたことでただ売り上げを伸ばすだけではクリアできない難易度に仕上がっています。
そういえば、何気に3で初めてサフランと王子さまの、ちゃんとしたグラフィックが作られていたのは嬉しく(2まではドット絵だけでしたので。)
ただし2であった6人のシェフたちの私服といった別衣装は3ではないです(こっちは残念。)

基本は2のシステムを踏襲しつつもきっちり拡張
まんぷくマルシェ3で新しくなったところのメインは『世界をまわれること』と『ファン争奪バトル』です。
当然、従来通りにマルシェを経営(売り上げを伸ばすを)していかないといけないですが、やり方の基本ベースは2が近いかなと。
なので2をプレイした後だと基本のところは問題なくすぐに慣れます。

それでいて、1→2でかなりお手軽さがアップしたのですが、3ではきっちり良い面を継承しつつも細かなところはしっかりと進化しているなといった印象でした。
以下は主だったポイントだけに絞って書いています。
放置感覚は2と同様でOK
食材の補充はタップだけでOK!というお手軽仕様は2と同様ですね。
2の時はゴーマン商事様様だったわけですが、3だとまた敵として相対するので、今度は王宮様様な感じになってます。

主人公の信頼は1→2と経てかなり厚いものになっているなといったところで、、
販売するキッチンカーが1台なのも2と同様ですので、放置する時間感覚も2のような感じで、最初のうちは1時間も放置したらすぐに全商品が売り切れです・・・。

レシピ開発のやり方は従来通りだが・・・
レシピ開発のやり方は1も2も3も同じ、というかこのレシピ開発があってのまんぷくマルシェといった感じに、非常に軸な部分に思います。
どんな食材の奇想天外な組み合わせで料理を作るのかが、まんぷくマルシェの醍醐味ですから。


そのためヒントがなければ作るのが難しいわけですが、3ではレシピ開発に必要な『食材』と『ヒント』をバトルにて入手します。
ここが2とは大きく変わっていて、2だとお金をどんどん貯めさえすれば良かったのですが、3はバトルに勝たなければずっと足踏み状態です。
フェアの存在が非常に大事に
売り上げを加速的に伸ばせる『フェア』
2で登場しましたが、3も同様にあって。特徴が似ている商品をいくつか同時に販売すると来客数にボーナスが付く機能です。

3の場合はバトルがあるので、2以上にどのフェアを出すか、商品の組み合わせを考える必要があります。
というのも中盤以降は何も考えずにバトルに挑んでも勝てなかったりするので・・・。
3では世界をまわれるというところで、街によって好まれるフェアというのが決まっていたりします。
なので、バトルに勝利するためには街ごとにフェアの組み合わせを考えないといけない、というのが3の難しくも面白い部分ではないかなと思います。

料理にレベルが付与されたことで、仲良し度を上げる必要性が増した
シェフたちとの仲良し度を上げていくと、ストーリー中に特別なイベントを見ることができたり、会話がどんどん増えていったり、というところは3も同じですが・・・
3では料理にレベルの概念が新しく追加されました。
これもフェア同様にバトルに勝つためには非常に重要でして、料理のレベルを上げないと売り上げ予想は中々上がっていきません。

で、この料理のレベルは最大値が初めは低く設定されていまして、シェフとの仲良し度が上がるとそのシェフが作れる料理のレベルの最大値が上がる仕組みなんです。
だから3はシェフとより積極的に仲良くなっていかないとバトルが辛いです。

営業・・・やはりこれもまたバトルに(以下略
営業も2で登場した機能ですね。
店番をしていないシェフにはそれぞれ営業活動を行わせることができて、一定時間の集客数がアップする仕組みですが、やはり3の場合はバトルの際には必須。
うまく放置中に熟練度を上げて、なんとか後半のバトルを乗り切っていく感じです。

ちなみに営業を行うことでシェフとの新しい会話が追加される、という2であった楽しみ方は健在♪

あとこれも2と同様なのですが、課金アイテムである『金のタマゴ』
この金のタマゴでないと買えない営業と、あと飾り付けというアイテムの入手にも一部は金のタマゴが必要になります。
無課金でもミッションなどにより段々と増えていきますが、それ以上に必要数の方が・・・体感的には2よりも多く必要になった感じです。
なので営業とか飾り付けといったアイテムをコンプしたい場合は課金でないと厳しいかなと。
でも普通にクリアだけなら無課金でも問題なくできますよ。

そんなわけで3のマルシェ経営におけるポイント、主だった点だけあげてみましたが、、
3ではバトルに勝つという目的のところに、各機能がうまく集約されているのがわかると思います。
一筋縄ではいかないバトル、ラスボス戦は胸アツな展開へ
繰り返しになりますが、まんぷくマルシェ3のメインは『世界をまわれること』と『ファン争奪バトル』
「誰とバトルか?」というと、1からずっとライバルな存在であるゴーマン商事です。
2ではマルシェ側のサポーターだったので、ある意味張り合いがなかったのですが、、3で「ようやっと決着をつける時が来た!」って感じですね。
6人のシェフにはそれぞれパートナーが追加
すでに世界中に出店しているゴーマン商事に対抗するためには、少しでも仲間は多い方が良い・・・
というわけで3では1からのメインキャラである6人のシェフにそれぞれパートナーキャラがつきます。
人数が倍増えるわけで、それだけでまんぷくマルシェの醍醐味であるほっこりな会話が一段と楽しくなります。
まあその分手間を考えると、パートナーとも個別に仲良し度が設定されているので、育成的にはキャラの選択も倍増しです。
増えたことによる面倒さはあるんですけどね、それでもパートナーは1や2をプレイした人にとっては「おっ!」って感じの人たちなので、こういった点もシリーズ3作目って感じがします。



バトルそのものはただのタップゲー
では肝心のバトルはどういった雰囲気なのか。
まず、3では世界中のファンを増やす、ということなのでワールドマップがあります。
バトルに勝利していけば、どんどん行ける街が増えていきます。

その行ける街とは?という主要な拠点は、6人のシェフの故郷をまわる感じです。
一番最初はユーカリの故郷である工房の街『オルナイ』から。

ゴーマン商事とのバトルは各街にて、画面左上のボタンからいつでも好きなタイミングで行えます。

バトルの進行自体は30秒間でどれだけお客さんを呼び込めるか?ということで、基本はバトル開始時点での(多分)売り上げ予想値に従って勝敗が決まる感じです。
ただ画面下に「いらっしゃいませ!」ボタンがついていて、一定回数をタップ連打するとお客さんを一気に呼び込めるので、バトル中はひたすらタップゲームと化します。

みごとバトルに勝利すれば、故郷であれば『食材』を、故郷以外の街だと『レシピのヒント』をゲットできます♪

しかしこのバトルシステムそのものは何てことなくて、言ってしまえば単調なのですが、とはいえ「敵が急に強くなる」というのがミソだったりです。
バトルに勝ち進むにはトータルの育成が必要
実は敵が強くなるよりも、ちょっとした変化で売り上げ予想の数値はひんぱんに変動する、といったゲーム性の方がポイントかもです。
これは2の時もそうでした。
ただ3は料理にレベルが新しく追加されていて、高いランクの料理でもレベル1だと販売価格はかなり低かったりします。
つまりは料理のレベル上げは必須。

しかも料理のレベル上限は仲良し度によって決まります。よって、仲良し度もがんばって上げる必要あり。
さらにフェアです。3は街によって特定のフェアのボーナス値が高いですので、街ごとに料理の組み合わせを変える必要があります。
なので料理のレベル上げも色んな料理でやらなきゃだし、必要なフェアは事前に見つけておかないといけません。

最後に営業です。営業を実行している間は集客数がはねあがるので、しかも熟練度がMAXになると集客数は1.5倍に増えます。
少なからず、バトルに挑む際には全員が営業を行っておくのはマストです。

そんなわけで『料理のレベル上げ』『仲良し度を上げる』『街によってフェアを変える』『営業の熟練度を上げる』
どれが欠けてもダメで満遍なく育成しないと勝てない、このあたりのバランスがよくできているんですよね3は。


でもここまでやっても最後の戦いはかなり厳しかったですけど・・・。「いや急に!?」って感じでほんと・・・。
ただラスボス戦は全く予想していなかったところで「まさかの熱い展開が!?」といった仕掛けが用意されていました。
ちょっとネタバレになるので具体的に言うのはやめますが、、展開自体は定番なんですけど、まさかそんなイベントが用意されているとは思っていなかったので、思わずテンションがあがりました。
その後のエンディングにて、ゴーマン商事のオニオン氏の台詞がまた・・・良いライバルだなといった感じで。
というところでこの記事は以上にしたいと思います。
しかしながら、この記事を見かえしてみると完全にバトル推しが甚だしく。
「まんぷくマルシェは女性向けかな?」と思っていましたが、ほのぼのだけではなかったりするところは男性がプレイしても十分に楽しめるゲームに思います。特に3は。

最後に、公式特設サイトへのリンクを貼っておきますね。
いくつかオリジナルのマンガが楽しめます♪
では本当に以上です!