ヤングアニマルやLaLaといった白泉社を中心に多くのマンガが読めるマンガPark。そのラインナップには実写化された有名作も多いので人気のマンガアプリです。
無料で毎日10話以上読めるのでとりあえずアプリインストールされた方も多いと思います。
でも作品数が300以上あってとにかく漫画の数が多いので、どれが面白いのか迷いますよね。
沢山面白い漫画はあるのですが、この記事では気軽に読めて笑える面白い漫画、というところでコメディ系のジャンルから。
しかもシュールな笑いを提供してくれる漫画を7つピックアップしました。
どれもストーリー重視ではないのでギャグ漫画に近いかもしれません。
ただし、割と下ネタ系が多いので苦手な方は参考にならないと思います(ドストレートなのもいくつかあります故。)
シュールで面白いおすすめ7作品
実写化された漫画とは?と思った方は以前に書いた記事を参照下さい。ざっと20タイトルをピックアップしました(漫画の内容は紹介していません。)
とにかく作品数が多いマンガParkの特徴とは【作品リストを解剖】
7作品とも全てマンガPark内のジャンルの中では「ギャグ・コメディ」に該当します。
行き方はアプリを立ち上げたホーム画面右上の”検索アイコン”から、下の方にギャグ・コメディのリンクがあります。
ギャグ・コメディだけでも100以上あるので、スクロールで見つけるのが面倒な方は直接作品名にて検索してみて下さい。

作品1:うたかたダイアログ

ドラッグストアでアルバイトをしている高校生男女2人がただただ日常会話を繰り広げる。と言ってしまえばそれだけですが、随所に盛り込まれるシュールなやり取りが面白いです。
特に女子の方。表情からは喜怒哀楽が余り読みとれない不思議なオーラを放ってますが、一々言葉のチョイス、例えのチョイスが秀逸すぎます。
ボケつっこみどちらもこなせる、というのは男子の方も同じで、ただ男子は逆に感情表現豊かで分かりやすい感じ。そんな夫婦漫才的やり取りが永遠繰り広げられます。
ラブコメ的には男子が女子に一方的に想いを寄せているけど全く女子は気づいていない、けど傍から見たら男子の想いはバレバレという王道の関係性です。
#個人的には7作品の中でも一押しのマンガ
女子(宇多川さん)から飛び出す予想外なボケがシュールすぎて面白い
男子(片野さん)の発想(妄想?)が飛躍しすぎてて面白い
3話目の冒頭で、片野さん「俺」って10回言ってみて~からの今日のゴミ捨て当番は?に対し”宇多川”と見事にかわします。
が、3話目の最後にもう一度、今度は今日のゴミ捨て当番じゃないのは?と変えられたら”宇多川 ・・・あ”って。
そんな高校生らしくほんわかなやり取りが実に微笑ましい、というのも大事なポイントです。良い意味で非常にゆるいマンガ。
作品2:おもいがおもいおもいさん

ずっと遠くから見ているだけだった憧れの存在の面井みとんさん。女子高に行かれる前に・・思い切って主人公は卒業式の日に告白します。
するとあっさりOKの返事をもらえて付き合える事に。でも高校に入ったら会えなくなるね、という事で「だから私軽井沢くんの学校に転校するね」・・・あれ?っていう。
そこからはもう面井さんのターンです。
”結婚する気もないのに告白してきたの?”
”私といる時に他の女の子見ないでね”
”連絡先とかも全部消してね”
・・・重(おんも)い・・・・・・
ですが最後は飛び切りの表情で「告白してくれてありがとう!大好き!!」と言われてしまったらもう重さなどどうでもよくなる軽井沢くんでした。
とにかく奇想天外に振り切った想いの重さからくる言動の破壊力がヤバい
彼女に翻弄されながらも割と冷静なつっこみを(主に心の中で)見せる軽井沢くん
突き抜けによるシュールさです。笑えます。
入学前に転校するとか、そこまで重いと普通は直ぐ嫌になりそうなものですが、何だかんだ彼女が可愛いので最後は好き!ってなるパターンが多いです。
この親にしてこの子あり、実はお母さんも大分ぶっ飛んだ思考の持ち主です。というか危ない、ちょっとサイコパスを感じます。苦笑
一話一話が短いのでさくっと読めます♪
作品3:デトロイト・メタル・シティ

実写化されてますし有名なマンガなので読んだことある方も多いと思います。
悪魔的パフォーマンスでいつもファンを魅了するクラウザーⅡ世。インディーズで圧倒的人気を誇るデスメタルバンドのギターボーカルです。
しかし悪魔的メイクを取ってしまうとただの冴えない男・根岸崇一へと変貌してしまう。本当はポップでお洒落な曲を描きたいのにそっちは全く才能がありません。
本当の自分を偽ってしかたなくクラウザーⅡ世を演じ続けるしかない、根岸崇一はどこへ行き着いてしまうのか。
普通はバレそうな状況でもファンが都合よく解釈してくれるシュールさ
本当にやりたい事は全く才能がないのにまさかのデスメタルに才能を見出した主人公の悲劇がシュールに描かれる
デスメタルバンドという事で歌詞とか発言とか毒めいたものが多く決して万人抜けはしないマンガです。
ですが素のおどおどした主人公とのギャップ、何より周りのファンがとても都合の良いように勝手に納得しちゃう様がシュールに描かれています。
名言もファンによる発言が多いです。有名なのが”1秒間に10回レ○プ発言”
ファンのリアクションなくしてこの漫画のギャグは成立しません。
作品4:変女~変な女子高生 甘栗千子~

ある日に男2人で公園のトイレに入ると清掃員がまさかの可愛いJKだった、というところから始まります。
そしてJKは男の股間に全く動じないどころか(本人はフォローのつもりが)堂々とディスるJK、しかも無表情で。
一ヶ月後、2人は就職先の「便利屋 甘栗」にたどり着くとまさかのJKと再会します。実はトイレの清掃は便利屋としての仕事でした。
住み込みのため同じ屋根の下に住むことになった3人。特に主人公のJK「甘栗千子」に恋心を抱いてしまう「高村亮」にとっては色んな意味でドキドキな生活が始まります。
恥じらいも躊躇もなく、男性のメンタルにピンポイントで大ダメージをくらわすJKの不思議キャラ
2人に段々と恋愛感情が芽生えてきてイチャラブ方向にシフトしていく点
変女もドストレートな下ネタ発言が飛び交う漫画なので嫌いな方は注意です。
何といっても主人公のJKがとても変わったキャラクターで、男性の勃起の気配を感じ取ることができるという特殊能力をもっています(しかも度合いまで具体的に指摘する始末。)
高村亮はそんな彼女を好きになるけどそんな彼女なので、毎度振り回されるヘタレっぷりを発揮します。
見どころとしては徐々に2人の距離が縮まっていくところ、明らかに主人公の言動が変わってきます(特に表情の部分。)
なんですけど個人的には最初の頃の無慈悲な下発言で男性陣をバッサリと一蹴するぶっ飛んだ感じがシュールで良かったです。
作品5:毒贄クッキング

村のそばに住みついた凶悪な魔物から村を守るために生贄として生娘を差し出す、なんてのはこの世界ではよくある話で。
村唯一の生娘であるペポパは今まさに魔物に食べられようとしています。
そしてバクンと喰われ、たと思ったらペッと吐き出されてしまうペポパ。どうして・・・?と理由を聞くと、涙目の魔物はカンペの如く看板で訴えます。
「お前、マズすぎ。」「お前の足。臭すぎ!!!」
実はエルフであるペポパは生計を立てるためにお酒を醸造、その方法が腐臭を発する毒銀杏に自分の足を漬け込むことでした。
借金をチャラにするために何としても生贄にならなければならないペポパはあの手この手で自分自身を料理していきます。
望んで喰われようとするエルフと全力で拒否する魔物とのやり取りがくだらなくて面白い
言葉は発せずに全てカンペ的看板でやり取りする魔物から滲み出る人間味
まず、自分自身を美味しく料理して喰わせるという設定がぶっ飛んでますけど、それが「村娘のおでん」とか「村娘のフライ」とか料理名つきでレシピに「足が臭いエルフ…一体」と表現も凄いです。
魔物の見た目がまた球体に一つ目でちょっとデフォルメに可愛く描かれているのと、料理は心とか料理酒の入れるタイミングについて思わずアドバイスしてしまう魔物との関係性が実にシュールです。
そしてエルフの頑張りも空しく「今ダイエット中なので揚げ物はちょっと…」というように毎回魔物に上手くかわされてしまう、段々とエルフが可哀想に思えてきます。笑
あと絵的な部分でお色気要素もあるマンガです。
作品6:Spotted Flower

描かれしは夫婦のほのぼのとした日常、ですが旦那さんはオタクで奥さんは非オタクな妊婦さん。
とはいえ奥さんの元カレもオタクなため扱い方は熟知しています。
そんな奥さんからのクリスマスプレゼントは旦那さんがはまっているアニメの18禁同人誌10点セット。
完全に手綱引かれちゃっているヘタレな旦那さんですが、安定期に入っているのに夫婦の営みがない事に不満な奥さんは何とか旦那さんをその気にさせようと奮闘します。
げんしけんのifストーリーっぽいけど未読の方でも読めはします。ただしエロネタが多い
第4話のおばあちゃん
作者がげんしけんを描いた人なので共通項が多く見られます。げんしけんの方がタイトルは聞いたことがある人も多いのではと思いました。
個人的に第4話のおばあちゃん(妻方の祖母)がツボです。
孫の赤ん坊のために考えてくれた名前の候補を数多くあげます。それが全てアニメとかのキャラクターで旦那さんが思わず心の中で「いやいやいやおばあちゃーん!!」ってつっこみます。
まだまだあるよと、今度は「エロゲキターーしかも歴史的名作」かと思えば「最新アニメーーー」という幅広さ。
実は旦那さんが奥さんに遠慮して本当はつけたい名前が言えないのでは?とおばあちゃんの優しさからなのですが、それにしてもどういう風に調べてきたのかが気になります。笑
作品7:勇者は使命を忘れてる

女勇者は遂に魔王のところに辿り着きこれから死闘が繰り広げられるのか、と思いきや魔王から発せられた台詞は予想外の「話し合おう」
しかし女勇者は「魔の者は問答無用で屠る(ほふる)べしッ!!」と容赦なく斬りかかります。
「余は人間に危害を加えたことなど断じてない!!」
魔王とは思えない発言で訴えますが、女勇者は悪魔の表情で「鍛えた剣技をずっと誰かに試したかったのよ…」と、とても勇者とは思えない発言をします。
#第4話では「魔王ちょっと世界破滅寸前まで暴れてよ」なんてとんでも発言まで
そこからは押し問答という名の茶番。なぜか隙あらば乙女思考を見せる女勇者!?
植物を愛で平穏な暮らしたい魔王と問答無用に屠る女勇者という設定のギャップ
なぜか一々乙女心を見せてくる女勇者に対する魔王の苦悩リアクション(つっこみ)が面白い
ネタも素晴らしいですが、それ以上に漫画の構成が素晴らしいです。
基本は4コマ漫画のように1ページでオチをつけてくれます。そのため非常にテンポよく読んでいくことができます。
それでいて内容はちゃんと物語として連続していて繋がっていくので読みやすいです。すーっと入ってきます。
あと4コマ漫画的構成なのに1話のページ数が15ページ前後もあるので、ボリュームとしても濃いという。
とはいえやはり設定が素晴らしいです。勇者が魔王に対して乙女思考でボケるって斬新に思いました。
無料で毎日13話を読む方法
裏技というほどではないですが、意外と気づきにくかったりします。
マンガParkはフリーコインが1日に8話分、ボーナスコインが動画CMを見ることで1日に2話分もらえます。基本はこの10話分が無料で読める回数です。
しかし、フリーコインもボーナスコインも尽きている状態で漫画を読もうとすると、あと3話分だけチャンスをくれます。ただし動画CMは見る必要があります。

それが↑の「CMを見て無料で読む」です。0時にリセットされるので、毎日3回分を追加で読むことができます。なので13話分です。
ボーナスコインも0の状態じゃないと出てこないので気づきにくいです。ボーナスコインはアプリインストール時に1000枚ももらえるために、意外と無くならなかったりしますので。
動画CMを5回見る手間はありますが、無料で毎日13話読める、というのは似たような仕組みのマンガアプリの中ではトップクラスの話数です。かなり速いペースで読んでいけます。
よってマンガParkにおいてはボーナスコインは貯めずにどんどん使っていく、というのが基本スタイルになります。