『ジョーカー~ギャングロード~』ですがジャンルが斬新です。『マンガRPG』という、マンガとゲームを組み合わせた演出でプレイヤーを楽しませてくれます。
実は私は先にマンガの方をマンガアプリで読んでいました。ドストライクな王道不良マンガで面白かったので、ゲームの方はどうなのかと気にはなっていて。
いざプレイしてみると、マンガによる演出部分が面白いと思いつつも。ただちょっと「ゲームバランスおかしくないか?」という印象が前面に出過ぎてしまったので、おすすめは難しいかなという結論ではあります。
でもマンガは面白いので、不良マンガやバトル漫画が好きな人はマンガを読むためにアプリを入れるのはありです。
ゲームの基本情報
- 題名:ジョーカー~ギャングロード~
- 種類:マンガRPG
- 記録:オート
- 画面:縦向き固定
- 料金:アプリ内課金あり
簡単にバトルシステムの説明
ジョーカーのジャンルはマンガ RPG ですので、RPGというからには、バトルシステムが大事です。
漫画とゲームのバトルがリンクするバトル開始まで
バトルまでの大まかな流れについては・・・
1.マップ画面で章を選択
2.ステージを選択
3.デッキの選択
4.マンガパート
5.バトル開始
一番の特徴として、バトル前に10数ページの漫画が入ります。
そして漫画が上手いことバトルに入る展開になったところで、実際にゲーム上でバトルになる。しかも、漫画と同じ敵が登場してくる。
言わばRPGのイベントパートが全部漫画になったイメージです。



リアルタイムコマンド方式なバトルシステム
ジョーカーのバトルはリアルタイムに進みます。なので、何もしないでいるとどんどん敵に攻撃されてやられます。
プレイヤーの攻撃は大きく4つ、『攻撃』『特殊攻撃』『奥義』『精神』からタップして選択するコマンド方式です。
どの攻撃も必ず『BP』を消費します。そのため『BP回復』というのがあって、一度使うと一定時間経過しないと連続では使えません。

もう一つ、プレイヤーキャラには前衛や後衛といったポジションが存在していて、戦闘中にいつでも交代する事ができます。
前衛は主にダメージを与える、後衛はサポートする、というようにポジションによって役割が異なります。状況に応じて交代しながら戦っていく必要があるわけです。

更にもう一つ、4種類の攻撃方法にはそれぞれ技(アビリティと言う)が使えますが、どんな技が使えるかは持っている『カード』で決まります。
カードの入手方法は戦利品だったり、ガチャで手に入ります。
デッキの編成(どのカードを使うか)によって技以外にも戦闘力が変わってきたり。バトルに多大に影響するのでいかにレアなカードを手に入れるか・・・要はガチャゲームですね・・・。

- コマンド選択式だがリアルタイムに敵は攻撃
- 攻撃は全てBPを消費する
- BPが無くなったらBP回復を使う
- 時には後衛と交代してサポート系を使ったり
- デッキにより使える技が決まり
- デッキ編成次第で能力値は変動する
バトルシステムの基本部分はこんな雰囲気です。ポジションやデッキ編成とか、まだ他にもスキルとかカード自体も強化できたりします。
育成要素が盛り沢山なので割と戦略の幅は広いはずなのですが・・・。
戦略なんてどうでも良くなるほど「なんだそれ!?」な出来事がいきなり発生しました。
最大のネックはゲームバランス
一言でいうと『ダメージインフレ』が酷いです。

ゲーム開始からものの数十分後にもう桁違いなダメージ数を打ち出せました。「えっ・・敵のHP、7500なんだけど・・・」という。笑
何かもういきなりここまで桁が凄い事になると戦略とかどうでも良くなってきます。逆にストーリーだけ楽しみたい人にとっては良いかもですね。
ただこれはチュートリアル時のガチャで最高ランクの『KR』カードを2枚もらえた影響があるのかもしれないですがわかりません。
Google Playのレビューコメントでは逆に、「ガチャで物凄い課金をしないとインフレにやられてしまう」と言う人が多数います。
どちらに転ぶにしてもやっぱりバランスがおかしい事は間違いないのかなと思います。
インフレ含めてガチャについては酷いみたいで、漫画を読むためだけのアプリという感想もあり、辛辣なコメントが多いですね。
むしろ高評価を付けている人はどちらかというと、キャラクターやストーリーにハマっているようです。
まあこの辺りのバランス調整はいくらでも運営側次第で変えられる部分なので、今後良くなっていく可能性は十分にあります。一応、4周年以上続いているわけですし・・・。
因みにもう一つネックな点をあげると、最初に1GB以上のダウンロードが発生するので Wifi環境 必須です。
マンガ×RPGによる演出はカッコイイ
マンガパートで出てきた敵とバトルする。マンガ表現をゲームに融合した 見せ方 はカッコイイです。

絵が綺麗ですし(絵柄の好みはあると思いますが。)
バトルに入る時のカットイン等の演出も良い感じにカッコイイです。

何より物語部分の大前提にあるマンガについては純粋に面白い。何が面白いかというと、とにかく王道の不良マンガである点です。
マンガの魅力については『漢気』の一言につきます。
とはいってもアプリ内でマンガは5つ?ある中で、「ZERO」と「ジョーカー(師倉編)」しかまだ読んでませんが、特に師倉編のジョーカーが当てはまります。
拳と拳を交わすことで、敵だった者がどんどん仲間になっていく非常にスカッとするお話でした。
またむさくるしい中にもヒロインは可愛かったりと、不良マンガのあるある要素をきっちり押さえています。

もしマンガだけを読みたい場合は、マンガアプリの「GANMA!」で「ZERO」と「ジョーカー(師倉編)」の2つを読むことができます。
以前はマンガボックスで全話読めたのですが今はもう読むことができません。GANMA!では2つとも読めますが、どちらも完結しているため課金マンガになっているのは注意です。
GANMA!の検索から、ジョーカーで検索すると出てきます。


マンガアプリだと漫画だけなので読むのに 軽い メリットがありますね。
もちろんジョーカーのゲームアプリ内でしか読めない漫画の方が多いので、全部の漫画を読みたい場合はゲームアプリで読んだ方が良いです。
そんなわけでいつもより簡単なレビューは以上です!
ゲームバランス崩壊な点は大きいですが、不良マンガ好きならプレイしてみる価値はあります。
マンガRPGという表現の仕方はジョーカーでしか体感できませんので。