「マンガUP!」はスマホでマンガが読める無料アプリで、運営会社は株式会社スクウェア・エニックスです。
スクエニで漫画というと、ガンガン系。という事でガンガン好きは入れておいて間違いのないアプリですが、ガンガンを知らない人はどんな漫画が読めるのかイメージがわかないと思います。
今回、マンガUP!で読める全部で180の漫画を調べてみたら、かなりはっきりとした特徴が見られました。
まとめると、マンガUP!は圧倒的に男子が好きな作風でファンタジーな漫画が多く。またライトノベルをコミカライズした漫画も多数連載しています。
更にマンガアプリとしても仕組みが分かりやすいので、迷うことなくスクエニの漫画ライフを満喫できます。
そのあたりを詳しく紹介したいと思います。
マンガUP!で漫画を読む方法
マンガUP!は漫画を読むシステムが非常に分かりやすく感じます。
見るのは3つの数字だけです。「MP(マンガポイント)」「MP+(マンガポイントプラス)」「C(マンガコイン)」と言います。
え、3つもあるの?と思うかもしれませんが、他のマンガアプリも3つ使うのが多い中で一番シンプルに作られています。
漫画を読むためのポイントの仕組み
- MP:上限80。8時と20時に全回復
- MP+:上限なし。クエスト等で入手
- C:上限なし。アプリ内課金で購入
漫画は1話(チャプターと呼んでますが)読むのに一律「20」を消費します。3つのうちどれでも同じです。
3つの使う順番は徹底的に「MP」⇒「MP+」⇒「C」です。自分で選ぶことはできません。
というように、入手方法の違いで3つに分かれているだけです。どの漫画のどの話を読もうが「20」使うのは変わらないので、仕組みを意識する必要がないのは楽ですね。

↑はマンガUP!内のヘルプですが、この1枚だけで説明は十分なほどに思います。
ただし、画像の下に小さく書いてますが、「20」を消費して漫画がずっと読めるわけでは無くて24時間という期限があります。
そしてこの24時間はマンガコインも同じです。折角有料で購入したけど他と同じで24時間しか読み返せない、は要注意。(それでもマンガボックスとは違って間の話数が掲載終了で読めないというのもなく、マンガワンみたいに既読話は無料ポイントが使えないとかもないので、非常に分かりやすいです。)
普段は無料で入手できる「MP」「MP+」の範囲でやり繰りするのが良いです。
先読みでは「MP」は使用不可
漫画によっては「先読み」という、更新話よりも先の話を読むことができます。この先読みだけは特殊で、「MP+」と「C」しか使用できません。
どの程度先読みできるかは漫画によって様々で、1話だけもあれば最終話まで先読みできてしまう漫画もあります。

↑何もマークが付いていない通常のチャプターは「MP」から使用します。

↑先読みについては「MP」は使用できません。

↑「MP+」で足りないポイントは「C」でカバーします。

↑以降は「C」のみの消費です。

↑どの方法でも読み返し時間は一律24時間です。
マンガUP!で読める漫画の傾向分析
ここからはマンガUP!でどんな漫画が読めるのかについてです。
例えばアプリ名がマンガ○○繋がりで「マンガボックス」というアプリがあります。オリジナル漫画は多いですが、他社(他誌で連載)の漫画も多く連載しています。
では、運営会社がスクエニであるマンガUP!はどうなのか。
調べると、他社作品は一切ありませんでした。
スクエニの漫画に持つイメージ
マンガUP!で読める漫画の内、読み切りの作品と12月で掲載終了となる作品、そして途中で更新が終了となった作品は除いて。
全部で”180の漫画”がありました(2018年12月16日の時点。)
全て、漫画においては出版はスクウェア・エニックスでした。という事はガンガン系です(浮気せず硬派に一点突破。)
なのでガンガンを知っている人にとっては分かり易いのですが、ガンガンを知らない人にはどうイメージしてもらうのが良いかなと考えまして。
ガンガンというか、スクウェア・エニックスと聞いて何を連想するか。ゲーム会社・・・FF?ドラクエ?
・・・RPGを真っ先にイメージするかなとか。そんなゲーム会社から出ている漫画作品なので、やっぱりブランドとしての世界観が漫画にも踏襲されます。
アプリで作品リストを眺めただけでも、他のマンガアプリとは雰囲気が違うなって感じします。
何か、奇抜な作品タイトルが目立つ・・・? とか。笑
データで見るスクエニ漫画のジャンル傾向
実際にマンガUP!内で取れるデータを分析するとはっきりとした傾向が見られました。
マンガUP!では各漫画に対して「男子向け」「女子向け」「大人向け」と、作風に応じて3つに振り分けられています。

180の漫画の統計を取ってみたのでグラフにすると↓の結果になりました。

圧倒的に”男子向け中心”です。
次にジャンルで見た場合はどうなのか。マンガUP!ではジャンルもきっちり設定がされていて、1つの作品に対して2つジャンルがタグ付けされています。
「ファンタジー」と「バトル・アクション」。「ファンタジー」と「コメディー・ギャグ」みたいに。

↑ジャンルの統計を見ても男子向け感はありますよね。comicoみたいにほとんど恋愛マンガって感じではないです。
ファンタジー!そしてバトル!そしてギャグ!みたいな。はっきりしています。
ただ、一つだけジャンルとして毛色が違うのがありますね。2番目に多い「コミカライズ」とは? 少し説明します。
ラノベをコミカライズした作品が多いです
「コミカライズ」ってジャンルというよりかは、ライトノベルに原作があってそれを漫画化した作品を指します。
特徴的なのが作品タイトルの文字数です。
それもう文章じゃん!ってほど長いのが多い。ちょっと興味本位に各タイトルの文字数を計ってみたら、30文字以上が17作品もありました。
そんな栄光の第一位は。

「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル episode リュー」
48文字。副題込みで空白も入っちゃってるので言うほどでも無い感しかないですが・・・汗。

「冒険者ライセンスを剥奪されたおっさんだけど、愛娘ができたのでのんびり人生を謳歌する」
↑は素晴らしく文章ですよね。41文字。

「織田信長という謎の職業が魔法剣士よりチートだったので、王国を作ることにしました」
39文字。第1話の粗筋なんじゃないかと思えてしまうこの感じ。第2話以降は果たしてどうなってしまうのか・・・。
ファンタジーな言葉が目立つ作品タイトル
作品タイトルに使われている言葉にも特徴が見受けられます。
調べていて、何か「異世界」が目に付くなと思って数えると、8作品あったり。

あと魔の文字が使われているのも多いです。魔王とか魔女とか。魔は15作品ありました。

以上です!
マンガUP!の作品の特徴、それはまさにRPGの世界観の中でもいわゆる剣と魔法の中世ファンタジー。そんな作風が多い印象でした。
中二病に入り込むには打って付けのマンガアプリです。あなたも幻想世界の中で全てを忘れて現実逃避しましょう。笑