自分の行動の再現を使って謎を解く珍しいタイプのパズルゲームをレビューします。イメージ力を駆使するので割と脳トレになります。
海外製で日本語には対応していませんが、そこはストーリーの無いパズルゲーム。更に基本的なルールはシンプルなので一発で理解できると思います。
なのでこの記事では簡単な2問を実例で紹介。たった2問だけでもこのゲームの面白さが伝わるには十分なほどです。
だからといって問題が簡単すぎるわけではなく、ルールがわかりやすいという意味ですので。
全部で27問。無料で気軽に脳トレができる良アプリに思います。
ゲームの基本情報
- 題名:Time Turner
- 種類:3Dパズル
- 記録:オート
- 画面:横向き固定
- 料金:完全無料
Time Turnerの基本ルール
Time Turnerは基本的なルールだけを見たら非常にシンプルです。実際にプレイしてみたら一発でどんなゲームかわかると思います。
ただしステージが上になるにつれて段々と応用的に問題は難しくなっていきます。
それでは実際のゲーム画面にて、2番目のステージを例に見ていきます。
↓はゲーム開始時の画面です。まず、青い人っぽいキューブがプレイヤー自身で、スワイプすると上下左右に移動できます。

上にある小さな黒いキューブがゴール。無事に辿り着けたらステージクリアとなります。
開始地点から一歩でも動くと、画面右上の数字がカウントを開始し始めます。実はこの時間表示が一番重要かも、くらいに重要です。

次にいかにもあやしい黒い■の床を踏んでみます。5秒の時に踏みました。この『5秒の時に』というタイミングが後々響いてきます。
↓すると見るからに最初の状態ではゴールまで辿り着けなさそうだったところ、仕掛けが作動し茶色の床が移動しました。

ただこの状態ではどうあがいてもゴールまで辿り着けないです。そこで、画面左下の青く輝くキューブに触れてみます。
↓急に画面が歪みだし・・・

気づくとスタート時の状態まで画面が戻っています。右上の時間カウントも0に。ですが、開始地点にいるのは青いプレイヤーではなくて黒いプレイヤーに変わっています。

ここからが行動の再現です。
青いプレイヤーは一歩でも動くとまた同様に時間カウントが始まり、そして重要なのが再現の黒いプレイヤーも同時に動き始めます。
動き方は青いプレイヤーが巻き戻るまでに行っていた動きを 全くそのまま トレースしてくれます。
なので仕掛けが作動する床を踏むのもきっちり5秒のタイミング。ということは青いプレイヤーは5秒以内に茶色の床に乗っていれば良い、というわけです。

無事にゴール地点まで移動できて、ステージクリアとなります。

Time Turnerのコツ、ポイントは2つ
行動の再現を使って謎を解くのがTime Turnerのゲーム性です。青いキューブに触れて巻き戻るまでにどのような行動をしたか、によってクリアできるかが決まってしまいます。
1ステージが短いのが幸いですが、それでも20~30秒の行動をイメージする力が求められるので結構、頭使います。
ポイントは2つに思います。
いかにゴールから逆算でイメージできるか
行動の時間をイメージすることができるか
コツとしてはまず、最初にやり直す前提で全ての仕掛けを動作させて、そこでどう変化するのかを全て把握してから頭の中で行動をスケジューリングしていった方がやりやすいです。
というか仕掛けの動きまで全部想像して組み立てるのはかなり無理ゲーな気が。
そしてポイントの2番目にあげた『時間をイメージする』って予想以上に難しいのですが、でも必須です。
わかりやすい例として、ステージ5をあげてみます。
↓がまた開始時点の画面です。

今度は黒い■床を踏むと茶色の床が下がって逆に通れなくなってしまうパターン。

これを直ぐに作動させてしまうと、再現時にどうがんばっても間に合わずにクリア不可能になってしまいます。

つまりは、青いプレイヤーキューブが茶色い床を越える時間を想定しておかないといけないわけです。

これ、ただ単にクリアするだけなら長い時間待てば良いのですが、もしタイムトライアルでやろうものなら正確に行動の時間をイメージする力が求められます。
そうでなくともこのステージ5は簡単な例でして、もっと複雑な問題になると数秒刻みでイメージしていかないといけない、頭の中が大変になります。
「ここまで5秒で行って、次に3秒であそこまで行って・・・」みたいな。
特に仕掛けを作動させるのが過去の自分なのか今の自分なのかを考えるのが難しく、結構やり応えありますよ。
因みに過去の自分にぶつかると崩れ落ちてしまってゲームオーバーです。狭い道が多いので、どうかわすかまで考える必要があって。気を抜くと何度もぶつかります。

まとめ:簡単に理解できるけど難しいパズル
そんなわけでTime Turner、全部で27問で1問1問はそんなに長いわけではないので、早ければ1時間とかでクリアできてしまうかもしれません。
ただどんどん問題は難しくなりますが・・・。

時間単位で行動をイメージするって普段、余りしないと思いますので、これがやってみると楽しいですけど疲れます。
でも脳にとっては良いことなのではないかという感じも。
一応、立体パズルなので空間認識能力あたりも刺激されるのではないか、という期待ができますし。
まあ脳トレはさておき、再現を使う着眼点は素晴らしく良く考えられているパズルゲームなので、パズル好きはやっておいて損は無いと思います。