もしあなたがRPGにおいて、『キャラクターのレベル上げ』を自力で行うことに喜びを得るタイプの人であれば放置少女は難しいかもしれません。
加えて、放置少女はストーリーがないので「RPGでストーリーがないのはありえない!」って人は無理だと思います。
逆にレベル上げという単調作業を面倒に思う人向けなのが『放置少女』です。
つまりはキャラクターの育成(カスタマイズ)に専念させて、オンラインにて他のプレイヤーキャラと対戦するところに特化しているゲーム性なんですよね。
変な話、慣れてきて育成部分を自分なりのルーティン化できたら、1日5分のプレイだけでも十分にキャラクターの成長ができてしまいます。
しかしそれだけだと淡々としすぎているので、キャラクターは全て三国志キャラが美少女化されている、という要素が非常に助けてくれます。笑
ゲームの基本情報
- 題名:放置少女 ~百花繚乱の萌姫たち
- 種類:ロールプレイング
- 記録:オート
- 画面:縦向き固定
- 料金:アプリ内課金あり
放置少女がRPGの主な要素の中で何を端折っているか
RPGを構成する主な要素としては以下があると思います。
- ストーリー
- 探索
- バトル
- キャラクターの成長
- アイテム集め
放置少女の場合は↓こうです。
ストーリーない探索ないバトルオート- キャラクターの成長
- アイテム集め
ストーリーと探索が弱いのはスマホアプリの性質みたいなところもありますが、バトルを100%オートにしてしまったのが放置少女の大胆なシステムです。
100%オート。なのでバトルをしていない時間というのは基本ないです。
ゲーム開始すると軽くチュートリアルが入りますが、既に裏でバトルしていたのには笑ってしまいました。


RPGの中でも物語やダンジョン探索のパートを取っ払って、ついでにバトルの操作を全部自動化。キャラクターやアイテムの育成部分に特化させたのが放置少女となります。
プラスして、オンラインの特性であるコミュニティの部分。
- イベント
- フレンド
- チャット
- 同盟
- PvP(プレイヤーvsプレイヤー)
等々の要素があるので、単調になりがちなところ良い意味で変化となってくれます。

悪い意味があるとすれば時間指定のイベント(競技と言います)ですかね。時間がなくても放置できるゲームって本質からは反している気がするので、ここだけは。

あと「バトルがただ見るだけなゲームって面白いの?」という疑問は常につきまといます。
この答えは正直難しいです。できる事が段々と増えていくゲームなので割とスロースターターな性質があり。
最初はうーんと思っても気づいたらハマっているタイプのゲームだと思います。PvPがかなりの助けになってますね。ついライバルたちに勝ちたくなって装備のカスタマイズに時間をかけて・・・といつのまにか熱くなっているようなゲームです。
なので育成好きならハマります。キャラクターが全て美少女ばかりなのも大きいです。
キャラクターは全て美少女なハーレムゲーム
放置少女というくらいですのでキャラクターは敵キャラ以外全て、ギャルゲーの如く美少女ばかりです。
一応、三国志のキャラクターがベースになっています。でもストーリーが無いので余り意味がない気が・・・。三国志キャラの名前ですけど見た目は全て美少女な感じです。
これ意外と朝の通勤時にプレイすると良い感じに目が覚めます(多分、男性限定。)
「格闘家が試合前にセクシーな人を見るのは良い、脳が活性化されていつもよりパワーが出る」←脳科学的にそうらしいですけど、近い要因かと。笑
ゲームの最初にプレイヤーキャラである主将を3タイプから選びますが、いきなり「おーっ」てなりますね。

まあ電車内でプレイするのはメリットデメリット両天秤なところがあります。誰かに見られるとちょっとどころではなく恥ずかしいです。満員電車ではおすすめしません。

主将以外のキャラクターは副将としてパーティメンバーに入ります。何人かを出陣させてバトルにも参加します。もちろん、副将も育成できます。
しかしながら明らかに美少女ゲーがウリなはずのこのゲーム、実はそんな簡単には副将は増えていきません。

キャラクター集めは無課金では厳しい
副将が全部で何人いるかは副将図鑑で確認できます。見てみると分母が185人と、かなりの数います。

人数もそうですが、各副将には分母が80や120と分数表記されているのが見えます。普通にガチャでゲットできる、わけではないのが放置少女の特殊なところで。
主にガチャで集めるのは他のゲームと変わりないですが、一発で手に入るわけではないです。
狙った副将を得るためにはその副将の絆というアイテムを必要数集めないといけません。その必要数が80とか120とかです。
ガチャを引くとたまに○○の絆×1とか5とか得られます。要は1回では手に入らない、のでコレクトするにはかなり道のりは長いです。
また副将と同様に武器や防具の装備品にもレアリティ(先ほどの副将図鑑でRやSRの表記)があって同様の仕組みだったりします。
というように放置ゲームとはいえ、やり込み要素は十分にあります。

時間の無いプレイヤーを救うシステムは素晴らしい
やり込み要素はあるけど手間は省いているバランスが素晴らしいと思うわけですが、省かれた部分に魅力を感じる人にとってはただただつまらないゲームになってしまいます。
なのでゲームの流れ(やること)を簡単に説明すると。
1.オートバトルによって勝手にキャラクターは成長し、戦利品のお金(銅貨)とアイテムが増えていく
2.主将と副将の装備品を整えたり強化したり、育成
3.頃合いを見計らってボス挑戦、倒すとクエストは次のステージへ
4.装備品が貯まってきたら鋳造(ちゅうぞう)を使ってランク上の装備品を入手したり
というのが基本の流れになります。チュートリアルがあっさり目なので最初は訳が分からなかったです。慣れるまでが早かったのは基本の流れがシンプルなお陰かと。
ただやれる事は多いです。ホーム画面のアイコンがまず多いので最初はどれが何だか迷います。特にアイテムを獲得する場所が至るところに散らばっているのが最初理解に苦しみました。


そして多い繋がりで、とにかく装備品が多いです。主将が装備できる部位も全部で10箇所もあって、それぞれ強化できます。
RPGなので装備品には攻撃力とかいくつかパラメータがあって装備品によって上下しますし。装備品を整えるのをまともにやろうとするとそれなりに時間がかかります。
時間をかけたくない人はアイテムが評価値の高い順に並ぶので、とりあえず一番上のを装備しておけば問題ないです。
更に部位ごとに今装備している物より強い物が手に入った場合は●印で分かるようになっているのも非常に楽で良いです。

もう一つ、鋳造という不要な装備品いくつかを合成するイメージで新しいランク上の装備品が手に入ったりする機能があります。
放置バトルによって気づいたら装備品で倉庫が一杯になっていることが多く。
鋳造を使えば装備品減らしつつ新しいのが手に入るので便利です。これも操作の簡略化が考慮されていて、鋳造を開いた瞬間に予め候補アイテムがセレクトされているので、『鋳造』ボタンを押しまくればOK。

そんな風にオートバトル含めた時間の無い人がプレイし易い テンポの良さ は魅力的に思います。
オートバトルにおいても、1日の回数制限はありますが『高速戦闘』という2時間分の戦闘収益を直ぐに得られる機能があります。直ぐにレベルアップできて重宝します。

総評:放置でRPGができるのは画期的
社会人になってからゲームする時間がなくなった人って多いと思います。
私も大学生までは毎日ゲーム漬けしてましたが社会人になった途端にめっきり減りました。特にRPGは大好きなジャンルなのにやれないのが最初は辛かったです。
なので、こういう忙しい人向けな放置ゲーム、しかもRPG(と言い切って良いかはまだ疑問を持っていますが)はありがたいですね。
もちろんRPG独特の頑張って時間をかけて攻略できた瞬間の感動を得ることは放置少女では難しいでしょう。
ただ別の意味では感動がありました、私の場合。アプリ閉じて放置しておいて、次に起動した時に出てくるこの画面です。

勝手にレベルアップしてくれてるという感動。これは昔(大昔?)、スーファミとかでコントローラーを固定にする自動レベルアップの裏技があったのですが、普通に自動化を実現してくれるのはちょっと画期的です。
キャラクターとアイテム集めには時間がかかるものの、オートバトル+テンポの良さによってストレスはかなり少ないゲーム性に思います。
ちょっと・・・名前からしてキャラクターの方に焦点がいきがちかなと思ったので、総評としてはゲーム性の部分を推させて頂きました。