ゲームアプリですがサウンドノベルの感覚で壮大な物語を楽しむ「7年後で待ってる」という作品。
タイムリープを軸に設定の難しさから物語を理解するのが大変だった人も多いと思います。
しかもこのゲームはクリア後に「サイドストーリー&エピローグ」という形で本編では語られなかった部分のエピソードを見る事ができます。
このクリア後のおまけ部分に本編の真相とか本編を補間するような内容が入っているので、より物語を理解するには見た方が良いです。
しかしサイドストーリーの一部は有料コンテンツであるため手が出せていない人も多いと思います。
そこでこの記事では有料部分のエピソードについて、話の粗筋をまとめてみました。
ある程度先に内容を知りたいという方向けの記事であり、完全にネタバレですのでご注意下さい(ただし粗筋レベルです。)
まだゲームをプレイされていない方のためのレビュー記事はこちらです。
サイドストーリー概要とあらすじについて注意点
7年後で待ってるのサイドストーリー&エピローグの画面は上段と下段、2つに分かれています。
下段部分がエピローグ、本筋に関する内容が中心です。上段には最後にカンナとアヤト、言わばアナザーエピソードな感じでもう一つのエンディングを迎えます。
段 | タイトル | 課金 |
---|---|---|
下段1 | その後の話(EP1) | 無料 |
下段2 | アオイの世界(EP2) | 無料 |
下段3 | その後の話Ⅱ(EP3) | 無料 |
下段4 | アオイの世界Ⅱ(EP4) | 無料 |
下段5 | 門真の話 | 有料 |
下段6 | 何度でも(EP5) | 無料 |
下段7 | 一木とアオイ | 有料 |
下段8 | アオイの世界Ⅲ(EP6) | 無料 |
下段9 | サキの話 | 有料 |
下段10 | アオイの世界Ⅳ(EP7) | 無料 |
下段11 | 一木父の話 | 有料 |
下段12 | はじまりの場所(EP8) | 無料 |
下段13 | だから今度こそ私が助けるんだ(EP9) | 無料 |
下段14 | 立石の話 | 有料 |
下段15 | アオイの世界Ⅴ(EP10) | 無料 |
下段16 | この世界で(EP11) | 無料 |
下段17 | あの日から(EP12) | 無料 |
下段18 | —(EP13) | 無料 |
上段1 | みんなの話 | 無料 |
上段2 | カケルの話 | 無料 |
上段3 | 空き地 | 有料 |
上段4 | 門真と石打 | 有料 |
上段5 | 一木父の話Ⅱ | 有料 |
上段6 | サキと看護師 | 有料 |
上段7 | 一木の話 | 無料 |
上段8 | みんなの話Ⅱ | 有料 |
上段9 | カンナとアヤト | 有料 |
上段10 | 流星群 | 有料 |
上段11 | 花の記憶(EP–) | 有料 |
この後に有料部分のみ内容のあらすじを載せていますが、解説ではなく内容そのままのあらすじであるという事、ご留意下さい。
下段5:門真の話

医院の待合室で暇を持て余している門真はつい昔もよく暇していたなと石打との回想シーンを懐かしむ。
アオイが登場し、門真はアオイが名前を知っている事に驚く。
会話の流れから門真の本当の出身地が実は千穂代村だと教えてくれる。
ここで右手首に火傷の傷がある人について聞き、門真が火事を起こした犯人であると知るアオイ。
その後、リクとの会話で新谷先生が門真と同じ出身である事が判明する。
門真を呼び出したアオイは問い詰め、自身の事を全て話すかわりに門真の事も全て話してほしいと交渉する。
門真は7年前に立石さんを殺した病院が許せない想いと、7年間病院の闇を暴こうと新谷にも協力してもらっていたが失敗した事を話す。
アオイは門真に協力してほしいと告げる。
下段7:一木とアオイ

医院 一室にて、アオイが7年前に戻る直前の2人の会話。
アオイは7年前に戻ってもずっと同じことの繰り返しにならないか不安に感じている。
一木はしっかりと考えられた実験で簡単なミスはあり得ないと答え、どちらが先でも確かめる方法はないため結局は同じ結果になると見解を伝える。
それよりもすぐにボタンを押し絶対に箱は開けずボタンを長押しし続ける手順が大事だと言う。
アオイはハルトの記憶を全部消してしまったら約束のことも忘れるため記憶を植え付ける方法について一木に問う。
出来るだけリアリティを持たせて上げること、一番はハルトになりきることだが自信のないアオイ。
一木は逆にアオイの体験であっても違和感はないため感じたことをリアルに言ってあげれば良いと。
やり方についてアオイは一木に教授してもらうことに。
下段9:サキの話

診療棟4階でサキはハルトとホノカの事で会話後に部長室へ。
石打と対面し、命に関わる薬を飲んでまでホノカのために石打に切にお願いする。
心を打たれた石打は、サキを応援すると近づいたところで急にサキは苦しみ出す。
シーンは変わって門真が部長室へと呼び出される。
石打の姿はなく代わりにスーツ姿の男がおり、石打は降ろされたと門真に言う。
驚く門真に男は、あの子の心臓移植の予定を早めるための今はその準備中であると言う。
まずは急ぎの仕事で資料を持ち出した疑いのある人間の家を燃やす、門真はサポート役であると。
それに対し門真は少し悩むも、実行役は自分にやらせてくれとお願いする。
部長室を出たところで門真は考える。家を燃やす件は電話するか、心臓移植は中止させるため何か騒ぎを起こせないか。
いっそ起こった出来事をそのままバラすかと門真は心に決める。
下段11:一木父の話

旧研究棟 一室にて、一木父と菊水父がお互いの考えを話し合っている。
一木父は実験を進めるほど危険が増していくため、どちらかが過去に戻ってあれをする必要があるのではと言う。
菊水父は2人がトップに立てる現状とまだ失敗の可能性が高い事と、一度してしまえば全てがなくなると一木父を抑止にかかる。
一木父は今度の手術でもう一つやりたい実験について語る。心臓の弱い従兄弟の子供は姉と一緒に走ることさえできないために手術を成功させたい想い。
一木父は菊水父があの約束を果たすのか信じられなくなってきたと2人の想いにズレが生じる。
そして実験は失敗し、一木父はタイムリープに望みをかける。
シーンが変わり旧研究棟 内部にて一木父は動揺した様子で菊水父に問う。
一度失敗した手術をタイムリープによって成功へと書き換えたのにどうして姉の方が死んでしまったのかと。
誰かを救えば近しい誰かが死ぬ、タイムリープも万能ではなかったと、事をこれからの課題と冷静に捉えその場を立ち去る菊水父。
一木父は薬を飲んでしまったために実験開始時に用意したあれを実行することは一人ではもう無理であると。
だからといって菊水を信用することはもう・・・疑惑の思いに心は揺れ動く。
下段14:立石の話

タイムリープ実験・・・そして本来死ぬはずだった人間というもの言い・・・一木父に憤りを感じる立石。
一木父は家族になるとは自分とは違う他人の人生に責任を負うということだと独自の理論を展開するが、臓器売買を止めるよう言った自分が監禁されている現状では立石は理解に苦しむ。
一木父はハルトについては本来産まれるはずのなかった子供であり病院に閉じこもってもらうのが一番だったと説明する。
死ぬまでハルトを病院から出さないつもりか?とより憤る立石に、最後の実験で犠牲になってもらう予定だったと言う一木父。
更に何かを成し遂げるには何かを切り捨てないといけないと言う一木父に、子供の幸せを奪ってでも成し遂げたいことなんて理解できないと言う立石。
一木父はハルトの実験は中止になりそうであることを伝え、立石に共鳴を起こす手伝いの提案について話す。
共鳴を起こすには強い意志と動機が必要であり、立石は心の底から病院や実験を憎んでいる強い動機をもっている。
しかし立石は提案を断る。すると一木父はプランBだと言い、立石の記憶を消したうえで一度自由にして3月には戻ってきてもらい、おそらく自分と一緒に死ぬことになるだろうと説明する。
一木父は立石に提案を断った理由を聞くが、立石はハルトが生まれない歴史に興味がないだけだと答える。
上段3:空き地

実家前道路でリクは入れない地下室の入り方について悩んでいる。
するとたまたま目の前にある空き地も入り方がわからない事に気づくが、気にせず通り過ぎる。
上段4:門真と石打

部長室にコーヒー豆の本を取りに立ち寄る門真。
石打は立石と違い自分が尊敬されていない事を指摘する。
暇そうな石打は一木医院の様子について門真に聞く。
明日、先生の知り合いの男の子が来るため菓子等用意した方が良いか悩む様子の門真を見て石打は最悪コーヒーを振る舞えと勧める。
新しいのを買ったことを当てられ驚く門真に石打は手のやけどを指摘する。
上段5:一木父の話Ⅱ

旧研究棟 一室で取引を交わす一木父と立石。
間違いなく来ると自信をみせる立石に対し、子供の頃招待状を貰った事や子供に送ったことも無い一木父にはピンとはこない。
立石の予想通り、旧研究棟 内部を立ち去るハルトとアオイ。
旧研究棟 一室で立石は上手くいった事を報告すると、原料をある場所に隠すよう一木父に依頼される。
その後は自由だが世間的には死んだことになっている不便さについて言及するが立石は特に反論はせず、共鳴については改めて拒否する。
一木父に明日この建物は爆発すると注意を受け、立石はユウコを救ってくれた借りは返したと言いその場を離れる。
シーンは変わって診療棟 裏で何かに巻き込まれた様子の立石に医師は実験棟に解毒剤があることを伝える。
上段6:サキと看護師

診療棟 1階で身だしなみを気にするサキに夜勤明けの看護師ナツが話しかける。
4階で待ち合わせしている事を話し、髪型を気にするサキにナツは大丈夫と安心させる。
サキが立ち去った後、疲れた様子を見せるナツ。頼れるお姉さんでいるため、夜勤明けでもサキのために頑張ろうとするナツであった。
上段8:みんなの話Ⅱ

ホノカの病室でリクは任せろとカメラを直そうとするが実はフィルムがないだけであった。
ホノカの前で慌てるリクだが丁度ハルトに呼ばれ病室を出る。
同じく病室で今度はカケルとアオイが写真を撮ろうとするが、やはりフィルムが無いため撮れない。
カケルは試したいと言い、やってきたサキにアオイが芝居を打つがサキには直ぐにバレてしまう。
その頃、第二病棟 4階でさっき何を話していたかハルトに聞かれ恥ずかしがるリク。
そしてまた病室でみんな集まっている中、今度はサキが同じ手口をリクにしかけるが、リクは悲鳴を上げて部屋を飛び出していった。
慌ててホノカはリクを追うが、事情を知らない4人の頭には?が浮かぶ。
上段9:カンナとアヤト

診療棟 1階で看護師に院長室へ届け物をお願いされると嫌な顔を見せるナツ。
看護師に採用のお礼を言う良い機会だと言われ、コネ採用じゃないからとつっこむがコネとは一言も言っていない。
渋々ナツは院長室へと入るが院長は寝ていた。
夢の中でカンナとアヤトは流星群を見る約束をし、何度かお互いボケとつっこみをかけあう2人。
最後は星を見学できる許可証を貰えた理由が申請者の父から特別の許可がおりたためと、完全にコネである事につっこみを入れるカンナ。
夢から覚めた院長は寝ぼけてコネとつぶやく。ナツは思わずコネなんですか?と聞き、院長は頭に?を浮かべる。
上段10:流星群

病室にてカンナとアヤトは流れ星を話題に仲睦まじく話す。
カンナは流れ星にお星様を見ようとした子ども達が幸せになりますようにと願うがアヤトはぼちぼちとぼやかす。
診療棟 1階で昔見た夢を思い出していたアヤト。子供の頃、誰かと流星群を見る夢。
カンナに何を願ったか聞かれたアヤトは・・・。
上段11:花の記憶(EP–)

以上です。
流星群の最後と、花の記憶についてはあらすじレベルでも自分の語彙力の無さから表現できなかったため、ぜひゲームにて確かめて頂けたらと思います。
まさかのエンディングを迎えます。