- 口が悪くも世話焼きなおばあちゃんが好きだ
- 急かされずまったり気分でゲームがしたい
- 人と人とのホスピタリティに飢えている
そして↓の画像のようなほんわかテイストの雰囲気に惹かれるかどうかも非常に重要です。自分はゲームコンセプトと同時にこの第一印象でプレイしてみたいと思いました。

「思い出の食堂物語 ~心にしみる昭和シリーズ~」というタイトルの飲食店を育成していくゲーム。
最初はスピードを求められる配膳ゲームかと思いきや実は全く逆で、自分のペースでゆっくりプレイできる放置ゲームでした。
何でも、Google Playのベストオブ2017のゲームインディー部門に入賞した作品みたいです。
ゲームの基本情報
- 題名 : 思い出の食堂物語 ~心にしみる昭和シリーズ~
- 種類 : シミュレーション
- 記録 : オート
- 画面 : 縦向き固定
- 料金 : アプリ内課金あり
おばあちゃんと客との会話を楽しむゲーム
名物おばあちゃんと言われている人ってどんな印象でしょうか。
優しい人とか笑顔が可愛らしい人とか色々いますが、中には口は悪いけども皆から好かれているおばあちゃんとかいますよね。
名物おばあちゃんって心に正直な人が多い気がします。たとえ口が悪くても心から思った事をズバッと言ってくれるので言われた側は余り悪い気はしない、みたいな。
心理学でも実は口が悪い人の方が人への配慮に長けているらしいです。

一人で食堂を切り盛りしているおばあちゃん。中にはクレームを言ってくる客も出てきます。

でもおばあちゃんは決して動じることなく、最終的にはクレーマーの方がしょうがないなって納得してしまう。

傍から見たらお節介すぎるかもしれないけども、人の事を放っておけない性格なので。そんなおばあちゃんだから、つい悩みを打ち明けたくなってしまうものです。


お客さんの中には小さな子供もやってきますが、子供ながらのドキッとするような難しい?質問が飛び出してくる事もあります。

こうやって色んな常連さんとの関係を深めていきながら度々発生する会話にほっこりするのがこのゲームの醍醐味です。
リアルタイムだけどゆっくりプレイOK
一見すると時間がリアルタイムに進行していくので「焦る系か?」と思いがちなところ、実は放置して良いゲームです。


画面の左上に「今の曜日」と「次の曜日までの時間」が書かれていますが、この時間はリアルタイムです。1時間で次の曜日に変わります。
例えば↓の画像では、今は月曜日で次の火曜日まで凡そ41分です。そして4人のお客さんがおにぎりの注文を待っています。

ここでアプリを完全に閉じてから45分程度待ってみました。

アプリを起動してみると、時間はリアルタイムに経過していますが状態は変わっていません。1日経ってもおにぎりを待ち続けている、どんだけ忍耐力のある客なんでしょうか。笑
画面下5つのメニューを開いている時も時間は経過していますが客の動きは止まっています。なので体力を回復するまでの時間とか全然考慮しなくて良いです。

しかしフィーバータイムに突入した時は一気にお客さんが入ってわちゃわちゃしますし、料理もバンバン提供できます。このゆったりした感じからのギャップがちょっと楽しいです。

ちなみに↓の画像のようにたまに左右に帯が入ったらこれは多分、バグだと思います。少し画面が見づらくなるのでアプリを再起動した方が良いです。

常連さんを満足させるには計画的に料理を作っていく必要あり
食堂で一番大切などうやって常連さんとの関係を構築していくか、どうやったら常連さんは満足するのか。
客の好みに合わせて提供する料理を変えていくというプロセスがこのゲームのゲーム性の部分になります。
少しわかりにくいのですが、このゲームはおばあちゃんが作った料理(作り置きした料理)に合わせてお客さんが注文します。
なので作り置きコーナーに何の料理を並べておくか、がこのゲームの肝となるところです。
徳の高いお坊さんがおっしゃるには、バランスを考えて作る料理を選ぶ必要があるとの事。ただし、新しい料理を覚えるために満遍なく作っていく必要もあります。


作れる料理の種類はかなり豊富で、2時間程度プレイして見えるようになっただけでも数えたら45ありました(料理を覚えていく度にどんどん新しい料理が増えていくシステム。)

なぜ色んな料理を覚えておく必要があるかというと、お客さんには好みが設定されているからです。そして、会話を得る条件にも特定の料理を提供するというのがあります。
例えば、まー坊はオレンヂジュースが気になっています。

そこでむぎ茶のレベルを上げてオレンヂジュースを覚えます。


すると次にまー坊が来店した時にオレンヂジュースを作っておいたら注文してくれるので提供します。

提供後に会話が追加されて満足度が上がる、という仕組みです。


といったように、色んな常連さんの好みを把握しておいて上手く好きな料理を提供してあげる、そのためにどういった順番で料理を覚えていくかを考える。
大切なのはホスピタリティの精神、というわけです。
常連さんは大体が週に2日ほど「来そうな日」が設定されているので、1時間=1日の概念が常連さんの来店頻度に影響してきます。
うまくやるなら来そうな日に向けて、「会話に必要な料理」を覚えるための料理のレベルを上げるように計画していくという感じです。

とはいっても気軽にやれるほっこり系のゲームなので、何も考えずにぼーっとプレイしてみても良いと思います。